絵描き、半年ぶりぶりの投稿は、軟禁状態の疲れと不安の中から
何か自分の事をしないと自分を見失う
2025年6月26日、深夜である。
思えば……思わなくても、今年初めての記事投稿なのである。
書きたかった、けれど精神的にも物理的にも書けなかった。
それは今も続行中である。
2月頭に、突然の介護要請があった。
要介護5である。
いずれは回復のため、協力するつもりではいたものの、3月後半に退院するにあたって、一人暮らしであるため、介護者の同居がないと、自宅に戻れないという話であった。
そこで、信頼出来る知人ということで、このわたしに打診があり、わたしは大先輩の魔女をただただ純粋に助けたい一心でそれを受けた。
2ヶ月もない中での、同居に向けた準備。
もう一人の大先輩の魔王から、引越して来いと簡単に言われても、仕事しながらの、たった2ヶ月弱で片付けが間に合うはずもなく、突然のことで費用もままならない二重生活を覚悟することになった。
県を二つ越えるので、通うには到底不可能な距離である。
3月半ば、そこそこ長く勤めた病院を辞した。
ドクターを始め、リハビリの先生やナース達に、どれだけ止められたことか。
辞められるのも心底困るけれど、たった一人で要介護5の患者を看るのは無謀過ぎると。
大袈裟ではなく、二十人近くの友人や知人から猛反対され、市の職員にまで激しく反対された。
要介護5の患者が自宅に帰りたいため、親族ではないのに、仕事を辞めてまで同居する義務はないし、ヘルパーも入れずに介護など無理だ。それにまして、まさかの無償というのが信じられないと。加えて、わたしは線維筋痛症や血小板減少症という病があるため、わたし自身の体がもたないと。
これだけ多くの人に反対されたにも関わらず、一度行くと言ってしまった以上、裏切るわけにはいかないと、わたしは強行突破した。
行かないで後悔するより、行ってみてから後悔する方がいいと思ったからだ。
……甘かった。
わたしも気付いてはいたのだ。わたしがあり得ない無謀な事に足を、いや、全身を浸かってしまった事を……それを魔女が回復して行く喜びに置き換えて、自分自身の行く末を考えるのを無理矢理止めてしまったのだ。
みんなは正しかった。
終わりのない24時間の拘束と、恐ろしいまでの睡眠不足。
あっという間にわたしの体は蝕まれた。
要介護者の魔女よりも遥かに不健康なのだから。
大袈裟でなく、微々たる休みもない。
頑張り過ぎ? かもしれない。
一日中とことん家事と介護だけではなく、本人がやりたい事の代行までしなければならない。たとえば、3キロのらっきょうを漬ける……とか……うそでしょ! でもやらざるを得ない。
度重なる癇癪や譫妄。
これが後遺症だとわかっていても、24時間一緒にいるわたしの前でしか表さないので、わたしの精神的ダメージは想像以上に大きく、ストレスで線維筋痛症の痛みが強くなる。
ただただ魔女の復活を願って、3ヶ月あらゆる事を厭わずやってきた。
当初、医師から回復不能とまで言われたのが、奇跡的な回復の進行中で、魔女が只者ではない事を改めて再認識しているところだ。
驚くほどに、わたしよりも筋力や体力、食欲があり、ただ、子供返りして別人のようになってしまった。
わたしは家から一歩も出られない軟禁状態、出るのはゴミ捨てに行く数分だけだ。
当然外で歩かない分、筋力は衰えてゆく。
食材は魔王から買い与えられたものを使い切るまで、その中で毎食のメニューを考える。
主食は米のみ。
つまり、書く時間など皆無なのが事実なのだ。今までは時間は作るもの、と思って過ごしてきたが、自分のための時間が取れない人生が本当にあることがわかった。
歯磨きやシャワーでさえ、中断しなければならないほど。
今までの人生で、一番自分の人格を殺している時間だと思う。
魔女が眠ったことを確認して、台所で片付けと翌朝の下拵えを済ませ、ようやく休めると思ったら、書くどころかあっという間にダウンしてしまう……と思いきや、すぐにトイレで起こされる。眠っていられない。
ベランダで洗濯を干しながら、地元の自宅のベランダで空をじっくり眺めて写真を撮っていたことなど、遠い昔のようだ。涙が出る。
毎日欠かさなかった大好きなアイスクリームもヨーグルトもパンも、一切食べられない。繰り返すが、主食は米のみ。麺もパンも拒否。禁断症状が出そうだ。
そして、今日はついにストレスと疲れと無収入での毎月の出費への不安で、我慢していた複数の口内炎と歯茎の腫れが極限まで来て、激痛と高熱が出てしまった。
血小板減少症のため、口内の出血も止まりにくい。
結局、近くの歯医者に行かせてもらい、散財した。
親族ではないのに、自分の創作や仕事……人生捨てて来てるのに、貯金がみるみる減っていく。うそでしょ、この二重生活。
回復して欲しいし、回復するのはうれしい。けれど、わたしの生活はどうなってしまうのだろう……来年個展もあるのに……気が狂いそうだ。
誰もが同じことを忠告してくれた。何人かの友人は「弘生は大馬鹿者だ!」と言ってくれた。「自分ファーストで考えないでどうするの!」と叱ってくれる。「死ぬよ!」と。
わたしは、友達は少ないと思っていたけれど、心配してくれる友達が実はたくさんいたのだということに、心から感謝したいのだ。
毎日誰かしらが心配してLINEをくれる。その返信さえままならず、レスポンスが激しく悪く、感謝と申し訳ない気持ちが溢れている。
わかっているけれど、手を引けないわたしは、いつか友人達に呆れられてしまうのだろうかと、連日不安になる。
そして、ついに息子が怒ってしまった。
「母さん、何で自分の人生を大切にしないの? 息子の立場から、僕が意見してもいいかな?」と心強いことを言ってくれる。
「このままだと僕はお母さんが死ぬと思う。何で24時間ひとりで看てるの?」と。
わたしの勝手な行動で、息子にも迷惑をかけている。
なぜこんなにも、拘束されているのか、詳しく書くことは時間的にも精神的にも今はつらい。けれど、書けるようになったら、いつか小説もどきにして書こうと思う。
「魔女の館へようこそ」
なんてタイトルにしようかしら。
創作大賞に応募したい(泣)
ずっとずっと書きたくて、今年も創作大賞が開催されたら、応募したいと思っていた小説も、今回の同居騒ぎで失速して、今は続きを書く隙間もないし気力もない。
でも、何かしないと完全に自分を見失ってしまうので、noteでは発表していない、過去作品を、間に合えば投稿しようかと思った。
以前、アルファポリスに寄せた作品なので、読んで下さっている方も居られるかもしれない。
悲しいことに、現在アルファポリスも全く投稿していない。
今夜ここに書けたのは、要介護者の魔女が、22時過ぎに癇癪起こして不貞寝したから時間が少し、出来たのだ。
わたしの歯は腫れてるし、熱もあるけれど、千載一遇のチャンスを逃してはいけない。
頑張って、過去作品の小説を投稿しきりたい。
「逢いに来ました、真野先生」
なんてタイトルのソフトホラー。
いつ投稿出来るかわからないけれど、締め切りギリギリまでやってみようと思う。
半年ぶり投稿の弘生でした。
これが弘生の上半期でした。
noteのお友達、ご無沙汰してしまってごめんなさい。です。
スキスキありがとうඉ́ ̫ ඉ̀
読んでくれてうれしい

