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ピアフに憧れた私は まだ、💝愛を理解できない(シャンソン)5~8章「余韻」


「Édith Piaf ― 悲劇を抱いて歌ったスズメ」余韻💝シャンソン


ピアフの命が静かに燃え尽きたあとも
その声は夜のどこかに残りつづけます
拍手の消えた劇場の闇に
モンマルトルの月の青さに
赤い薔薇の香りに
彼女が生きた愛と痛みは なお息づいているのです
第五章から第八章では
ひとりの歌手の最期を越えて
伝説となり 誰かの涙に寄り添いながら
永遠の歌へと変わっていくピアフの面影を描きます
小さなスズメは空へ帰っても
その歌声は 今夜も誰かの孤独をそっと抱きしめています

第五章 💔「拍手の残響」

拍手の波が 消えたあとも
椅子のぬくもり そこにある
誰もいないはずの舞台に
まだ面影が 立っている

グラスの底に 沈む夜を
何人の恋が 見つめただろう
泣きたい人の 胸の奥で
あのしゃがれ声が 灯をともす

The curtain fell, but not the sound
Her broken song still walks around
In empty halls and midnight air
A trembling soul is everywhere

古いレコード 針が落ちて
時代はそっと 巻き戻る
いないはずの彼女なのに
この夜いちばん 近くにいる

第六章 🌙「モンマルトルの月」

坂道の上 月は青く
石畳には 影が揺れる
あのころと同じ 風の匂い
恋も痛みも 眠らせない

名もない娘が 歌う店で
ふいに誰かが 息をのむ
それは技術じゃ 届かぬ場所
傷が言葉を 越える瞬間

Moon over Paris, pale and slow
Watching the hearts that break below
A little sparrow, long since flown
Still teaches strangers how to moan

愛されたくて 傷ついた
傷ついたから 愛を知った
彼女の歌は 教えている
人は涙で 光ることを

第七章 🕯️「赤い薔薇の記憶」

楽屋の隅の 赤い薔薇は
誰のためにと 問わず咲く
失くした恋の 数だけ深く
香りは胸を 締めつける

幸福なんて 短いもの
だからこそなお まぶしいもの
指のすきまを すり抜けながら
心にだけは 棘を残す

She kissed the dark, she held the fire
She turned her wounds into desire
And every rose the night can keep
Still blooms for those who cannot sleep

泣き顔だけが 真実じゃない
笑った日々も 確かにあった
その一瞬が あまりに強く
人生全部を 照らしてしまう

第八章 ✨「永遠のスズメ」

夜明けの前の いちばん暗い
その時刻こそ 歌は生まれる
失うたびに 深くなって
祈るたびに 空へ昇る

貧しい路地も 華やぐ街も
愛した人も 去った人も
すべて抱いて 声に変えた
小さな鳥の 大きな奇跡

No grave can hold a voice like this
No time can steal a haunted kiss
She lives whenever sorrow starts
A tiny bird in human hearts

バラ色じゃない 明日でいい
涙の跡が 星になるなら
エディット・ピアフ
あなたの歌は まだ終わらない

永遠なんて 見えないけれど
響きつづけるものはある
小さなスズメは 今夜もどこかで
誰かの孤独を 抱きしめている


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