シェア型書店の棚主、はじめました。

本や読書を通して、もっと人とつながりたい。
その思いで、シェア型書店の棚をひとつ借りることに決めました。
本はずっと好きだったのですが、就職してからは読書量が減っていました。
一昨年退職したことでライフスタイルが変わり、再びたくさん読むようになりました。
その中で、読書会などにも参加するようになり、自分と同じように本が好きな人とかかわることに前向きになっていきました。
そんなとき、シェア型書店 HONBAKO京都宇治さんが、ちょうど箱主(棚主)を募集していることを知りました。
シェア型書店というのは、最近広がりを見せている新しい書店のかたちで、棚のひとつを借りて、誰でも「小さな本屋さん」を始められる場所のことです。
棚主と呼ばれる、それぞれの棚のオーナーが好きに本を並べるのです。
HONBAKOでは、棚主ではなく「箱主」と呼ばれるので、これ以降は「箱主」と表現します。
本箱をひとつ借りるのに、月額3,000~4,000円かかるので、そのお金で本買えるよな~と思ったりもしたのですが、代表(店主さん)のお人柄にも惹かれ、「やってみたい」と思っている自分に正直に、挑戦してみることにしました。
決めてからは、どんどんアイデアが浮かび、準備を進めていきました。
まず、自分の本箱の名前を決めました。
夫も一緒に考えてくれて、『TREASURED BOOKS~ときめきの本棚~』としました。
treasuredは「大切な」という意味です。
手放したくないほど大切な、こころがときめく本たちだけを並べたい、という思いで付けました。
つぎに名刺を作りました。
Canvaのテンプレートを使って、ちょいちょいっと……


そのままCanvaで印刷注文もしました。
2~3営業日で発送してくれるので、金曜日の夜に注文して、水曜日には手元に届きました。
とても丁寧に梱包もされているので、配送中に折れたりはしなさそうです。

一番安い上質紙&マット仕上げにしましたが、紙もかなりしっかりしていたので十分でした。

大満足です。
デザインを変更したくなる可能性も考えて、最低枚数の50枚で注文したのですが、100枚にしておけばよかった……と思っています。
読書会に参加したときに渡したり、同じ箱主さんにも渡したりするので、最初はわりと捌けていきます。
しかも、50枚と100枚で、200円しか変わらないんですよ……
(わたしが注文した時点の話なので、注文前に確認してくださいね!)
ということで、これからなにかしらで名刺を作る方には、100枚発注することをおすすめします。
でも、他の名刺印刷できるところは、最低枚数100枚からが多かったので、「そんなに枚数いらないんだよな」という方にも、50枚から注文できるCanva、おすすめです。
そして、箱に並べる本とその価格設定について。
箱名の説明でも書きましたが、わたしは「手放したくない」ぐらい、自分が本当に良いと思った本だけを置きたいと考えました。
ということで、最初は自分の手持ちの本を並べるけれど、その本が売れたら本屋さんでまた買って並べることにしました。
サイン本とか初版本とか、本当に手放せない本もあるので、それらは最初から紹介・布教用を本屋さんで買うことにしました。
HONBAKOでは、販売手数料が一冊ごとに100円引かれるので、定価で売ったとしても100円マイナス。
どれだけ状態が良くても、定価以上の値段がついていたら手に取りにくいと思うので、定価よりは安く売るとなると、必ずマイナス。
個人事業主になって、新品を出版社や取次店から仕入れればいいとは思うのですが、今はどれだけ続けられるかもわからないので、しばらくは手持ちの本や書店で改めて購入した本を並べることにしました。
中古本を仕入れるのにも、古物商許可が必要なのでね……
となると、月々の箱レンタル料と、売れれば売れるほど販売手数料でマイナスになっていくということで、それは持続可能なのか?と不安になりました。
そこで、箱に並べる本の紹介を書いた自作の小冊子(ZINE)を作成し、それを売ることで、少しでもマイナスを減らしたいと考えました。
書店のグランドオープンが五月末で、残り一か月半。
業者に印刷を頼むとなると二週間ほどかかる。
ということは4月末には入稿しないといけないぞ……となり、箱主になると決めた翌週から急ピッチでZINEの作成に取り組み始めました。
10冊選び、二週間で、再読もしながら一冊ずつ文章を書いていきました。
書いているうちに、これは書評や本の紹介というよりもエッセイ寄りだなと思ったので、勝手に「読書エッセイZINE」と呼ぶことにしました。
最初はマイナスを減らすための苦肉の策、みたいな感じでしたが、作るうちにどんどん楽しくなってきました。
文学フリマにもいずれ出店したいな……とまで考えるようになりました!
先日、無事に入稿できて、予定通りにいけば5月中旬に、箱に並べる予定です。
一冊につき1,500字以上書いていて、全体では約二万字あります。
ちなみにこんな感じ……


見開き1ページでひとつの作品を紹介
こちら、箱に並べるのと同時に、noteでもデジタル版として有料公開します!
興味を持っていただけましたら、フォローして、5月中旬の公開をお待ちいただけるとうれしいです。公開しました!
このように、今はまだ試行錯誤をしながらですが、本の魅力を伝える場として、ゆるやかに続けていけたらと考えています。
並べる本が決まったところで、一冊ずつ、自作の帯をつけることにしました。
こんな感じです。

背表紙部分にはキャッチコピーのようなもの、表面にはわたしの紹介文、裏面には、わたしが個人的に決めたテーマ(人生を変えた本など)が書いてあります。
さらに、テーマごとに帯の色も変えています。
ピンク系→人生を変えた本
ブルー系→何度も読み返してきた本
イエロー系→最近読んで面白かった本
(人生を変えた本と何度も読み返してきた本はZINEと連動しています)
かなり久しぶりの工作で楽しかったですし、だんだん手際が良くなっていくのも、おもしろかったです。
そして5月1日。
箱開きをしてまいりました!

大事にしたいとおっしゃっていたので
わたしもなるべく木の小物を使いました。
早く並べれば並べるほど、まず同じ箱主さんに見てもらえると思ったので、初日に並べに行きました。
スタートダッシュは大事。
家でシミュレーションもしていたのですが、実際に並べてみると気づくこともあり……また明日、微調整に行こうと思っています。
でも、初日にしてはなかなかの完成度ではないでしょうか!(自画自賛)
はじめましての箱主さんと名刺交換したり、お話したり……
お客様も何名か来られました。
あるお客様は、わたしが並べる準備をしていた本を見て、複数読んだことのある本があったみたいで「好みが似ているかもですね」と盛り上がりました。
なんか本の話を皆さんとできることがうれしすぎて楽しすぎて、この時点ですでにめちゃくちゃしあわせな気分でした。
初日ということで、まだあまり本が並んでいなかったこともあり、わたしの箱をじっくり見てくださるお客様もいらっしゃって……
とてもドキドキしました。
自分の本棚を隅から隅まで見られているみたいな、うれしいような恥ずかしいような気持ちでした。
そ、し、て!!!なんと!!!
そのお客様が、わたしの箱から一冊、買ってくださったのです!
まさか置いてすぐに、しかもわたしの目の前で売れるなんて……
想像もしていませんでした。
うれしさと驚きでいっぱいでした。
幸先いいです。良すぎます。
記念すべき一冊目を買ってくださったお客様のことは、たぶん一生忘れないと思います。
ということで、箱主活動スタートです!
これからnoteでも、「箱主記録」として残していこうと思っています。
ZINEの作成についても紹介できたらと思っていますし、今後文学フリマに出店する際は、その記録も書こうと思っています。
シェア型書店に興味のある方や、同じ棚主・箱主さん、ZINEを作成している方の参考になればうれしいです。
Xやインスタでは、リアルタイムで箱の様子などを紹介していますので、そちらもよろしければのぞきに来てください!
HONBAKO京都宇治の箱主活動スタート💐✨
— あやさん / アイコン変えました (@momosummer9) May 1, 2025
箱開きをしてまいりました〜📚
バッチリ並べてきましたよ!😏
そして、なんとわたしがまだいる間に、一冊売れました😭😭😭うれしすぎました……
ZINEのお試し版も並べましたので、お近くにお越しの際はぜひ🌷JR宇治駅すぐです! pic.twitter.com/2C9VRS6kUb
そして、こちらがHONBAKO京都宇治さんの公式HPです。
JR宇治駅すぐなので、お近くにお越しの際はぜひ寄ってください〜!
ではまた、ZINEが完成したら報告させていただきますね。
