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50代。義母の通院付き添いを、スシローでチャラにした

義母の通院付き添いが終わったあと、私はスシローへ向かいました。

今日のご褒美は、大好きなモッツァレラチーズの天ぷら。

お寿司じゃないやん(笑)

病院での待ち時間は、約2時間。

施設と病院、自宅の移動だけで、合計1時間半。

それでも、これを食べたら、私の中では今日の付き添いはチャラ。

……安すぎるかな。

でも以前の私は、こんなふうに自分にご褒美を用意することすらしていませんでした。

義母のために動く。

私ができるから動く。

そして気づけば、

「私がやらなきゃ」

が、どんどん増えていました。


義母が施設内で転倒し、骨折したのは一年前のことです。

「どうも骨折したようです」

施設から夫に連絡が入り、夫から私に電話がありました。

その日は夫には仕事の予定があり、私はたまたま仕事が休みでした。

救急搬送された病院へ向かい、そのままレントゲン。

本当にボキッと折れていました。

入院、手術。

バタバタと術前の説明を聞き、術後どうするのかも考えなければなりませんでした。

リハビリ病院へ行くのか。

それとも、施設に戻るのか。

そのやり取りも、私が担いました。

以前、義母が圧迫骨折で入院した時もそうでした。

あの時の私は、毎日のように病院へ行っていました。

誰かに頼まれたわけではありません。

精神的に参っている義母を放っておけなかった。

「私が行かなければ」

今思えば、謎の責任感がありました。

でも、だんだんしんどくなってきました。

けれど周りの家族から、

「負担はない?」

「しんどくない?」

と聞かれることはありませんでした。

その一方で私は、誰かに頼まれたわけでもないのに、

「どうなっているか報告しないと」

「状況を伝えておかないと」

と思っていました。

そして、しばらくして気づきました。

もしかしたら私は、誰かに認めてほしくて面会に行っているのかもしれない。

「ありがとう」

「助かってるよ」

そんな言葉を、どこかで待っている自分がいました。

そこで初めて、自分に聞いてみました。

行くことで、自分は納得しているのか?

誰かに「ありがとう」と言われなくても、本当に平気なのか?

誰からも聞かれない中で、私は本当に逐一報告する必要があるのか?

そもそも、それは私の義務なのか?


私は、境界線を引くのが苦手でした。

嫁だから。

私ができるから。

そうやって、自分ができるところを超えてまで、引き受けようとしていました。

けれど介護をしていく中で、

「私はここまで」

と境界線を引くことは、冷たいことではなく、自分を守ることなんだと少しずつわかってきました。

そしてもう一つ、わかったことがあります。

私は、自分に余裕がないと、周りの人に優しくすることもしんどくなる。

だから最近は、

「これをすることで、私は納得できる?」

「今、無理してない?」

と、自分に聞くようにしています。

もちろん介護には、そんなことを考える余裕もなく動かなければならない時もあります。

でも余裕がある時くらいは、自分のことも考えてあげる。

コーヒーを一杯入れる。

大好きなスイーツを買う。

疲れたら、

「今日は疲れたな」

と認める。

この日の通院も、付き添うと決めたのは私です。

でも以前のように、

「嫁だから」

「私が行かなければ」

と背負うのではなく、

「今日は私が行こう。その代わり、帰りには好きなものを食べよう」

と決めました。

そして通院が終わったあと、スシローへ。

今日のご褒美。お寿司より先に、モッツァレラチーズの天ぷら(笑)

大好きなモッツァレラチーズの天ぷらを食べて、

「ああ、幸せ」

となる。

これで今日の付き添いは、私の中ではチャラ。

……やっぱり、安すぎるかな。

でも今の私はこれが幸せ。


介護をしていると、どうしても相手のことを先に考えます。

だからこそ、ときどき自分にも聞いてみる。

「どう感じてる?」

「無理してない?」

誰かを大事にする中に、自分を大事にすることも入れていい。

介護をしながら、私は少しずつそのことを覚えています。

誰かのために頑張った日、あなたなら何でチャラにしますか?


メンバーシップ「自分と話そう。」では、介護や夫婦、50代の日々の中で、自分でも見ないふりをしてきた気持ちと、もう少しゆっくり話しています。

自分の気持ちを後回しにしてきた方に、そっとのぞいていただけたらうれしいです。

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