娘の誕生日と実習生達からのプレゼント
このネタしつこくてすみません。
なんか連日私の周りの若者界隈が熱くて、日々変わる状況をどうしても伝えたくてすみません。
ちなみに一応ワールドカップはニワカとして見てました。ブラジル戦のジリジリした試合、とても面白かったです。ちなみに私は髭の無い前田大然推しです。脳内で髭を消してます。
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娘の誕生日
実習生Aから娘にプレゼントを渡したいと連絡が入る。直接のメッセージは禁止しているので私に来た。娘はまだ帰宅前だったので、私が寮まで取りに行くと、Rも一緒に降りてきてプレゼントを手渡された。2人共、それぞれインドネシア産のお菓子をくれた(多分大久保で買ったっぽい)。娘もとても喜ぶだろう。
突然RとAが私に頭を下げてきた。
「今回はすみませんでした」
はっきり言って、2人はとばっちりを受けた身で、むしろこちらが謝らなければならない。私はゆっくりとした口調で、出来るだけわかりやすい日本語でRとAに話した。
「Cが悪いわけではないけど、私はリリーの母親だから、そこは厳しくしなければならない。日本では、言葉の暴力は犯罪、絶対にダメなこと」
2人はうなずいていた。私は2人に、今回の件をどう思うのかを聞いてみた。するとAが言った。
「私は2人より年上です。だから年上として、Cが悪いと話しました。絶対にダメなことだと話しました」
Rが言った。
「私は、、、心の中は、、、Cに言いたいです。おまえは1人でインドネシアに帰れと、言いたいです。でも、がまんしてます」
穏やかなRにこんな事を言わせてしまった。ただ、そこまで怒りを我慢しなければならないほど、心をザワつかせてしまったのは事実だ。Rは続ける。
「私はCに言いました。なんで、その時に、私とかAに言わなかった、なんで言わなかったのか、Cに言いました。でも、Cは、何も言いませんでした」
Rの悔しさが目に見えてわかった。Cに対して、一緒に海を渡ってきた仲間ではなかったのか、なんでトラブルが起きていたことを相談してくれなかったのか、なんで一言も言ってくれなかったのか、これまで積み重ねてきた信頼関係を一気に壊しやがって、ふざけるんじゃないよと、Rの言葉にできない心の声が聞こえてきた。
私は2人に伝えた。
「私の3人に対する思いは変わらない。3人は私の息子だと思ってる。だから、これからもお母さんだと思って、なんでも相談して。お願いだから、必ず伝えてね。ナマク アヤ イブー、インドネシア語でアヤーはお父さんだけど、私はお母さんだから」(私の本名はアヤ)
するとAが、自分の手をおでこに持ってきて
「エイコさん、サリウムいいですか?」
と聞いてきたので、私はAに右手を差し出して、Aは私の手を取り自分のおでこに軽く当てた。
これはサリウムと呼ばれる、インドネシアで目上の人に敬意を表す伝統的な挨拶で、前にRが私にしてくれた時に、横で娘が説明してくれた。
続けてRともサリウムを交わした。
私は彼らのお母さんになれたのだろうか。
帰宅して娘にプレゼントを渡すととても喜んでいた。私は「AとRにメッセージ送っておいて」と言うと「え、2人?Cは無いの?」と言ってきた。
え?何?
アンタCの事気にしてないの?
と聞きたかったけど言わないでおいた。
娘が2人にそれぞれメッセージを送ると、娘のスマホがブンブンと震えた。バレンタインの時と同じだ。娘が手作りのお菓子を渡して、その際にインスタを教え合った後に、娘のインスタに彼らからDMが送られてきたんだった。そういえば、今思うとその時のCの反応がものすごく薄かったのを覚えている。
「AとRはガンガン写真載せてるねー。やっぱり海外勢ってインスタ熱いよね。あっ、お母さんの写真も載ってるよ」
見ると、Rのインスタに昨年のジャカルタでの面接の写真が載っていた。娘がそれらをチェックしながら、
「Cはつまんないね。全然写真も載せてないし、私のストーリーにイイネもしてくれない」
もしかしたら、Cはこの時から既に面倒臭い彼女対策をしていたのかもしれない。それは考え過ぎかと思っていたら、私のスマホにCからLINEが入った。
「エイコさんお疲れ様です。夜分にすみません。私もリリーさんのお誕生日プレゼントを用意してますが、インドネシアでバティックの服を取り寄せているため時間がかかります。すみません」
ああ、Cは覚えてたんだ…
4月の終わりにRの誕生日を皆でお祝いした際に、娘が春休みにインドネシアでボランティアした話になって、その時に民族衣装を買いたかったと言っていた。Cはそれを覚えていた。
ああ、やっぱりCは危険人物だわ
わざわざインドネシアから取り寄せなくても、プレゼントなんてお菓子でいいんだよ。こんな扱いされてしまったら、母として心配になってしまう。お願いだから、娘のことは妹として見ておくれ、頼むよ。
そもそも、元彼女の事をメンヘラメンヘラと言ってしまったけど、女の勘というものはバカにできなくて、元彼女だって無鉄砲に当たり散らした訳では無かったと思う。重点を絞って当たりをつけて打ったのだとしたら、単なる嫉妬と怨念だけが引き金ではなかったのかもしれない。
ああ、ヤベェ
妄想が膨らみ過ぎてヤベェことになってる。
どうか妄想で終わりますようにと願いながら、今は別の心配をした方が良さそうだ。
第一回技能実習生試験
学科と実技の試験で、落ちたらそこで強制帰国となる。ああ心配、誰が一番心配って、
A、アンタだよ
その話はまた後にする。
ひとまず、娘と実習生のすったもんだ事件はこれにて終了です。長々とお付き合いくださりありがとうございました。
