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読書感想文: 『エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術』 by 中野信子

実は4月頃から毎月友だちとオンラインでキャッチアップしてて、その中で、毎月なんか本読もうってブッククラブ的なこともすることに。

日本のAmazonをKindleに入れることができてからはもうめちゃくちゃ本追加してて、そんなとき今回、note公式の投稿を見て、この課題本たちも読んでみようじゃないか、と誰にも課されてない挑戦を受けてたつことに。

Netflixで何観るかスクロールしてるときと同じで、こんなけいっぱいあると逆に選べへん。一つだけ気になる本が。

エレガントな毒の吐き方 脳科学と京都人に学ぶ「言いにくいことを賢く伝える」技術

京都生まれ京都育ちとしては、昔から他府県の人にいろいろ言われてきて思うことがあり、これを読むことに。

まず最初におもしろいなと思ったのが、著者の中野さんは京都出身ではなくて、京都のステレオタイプでもある遠回しにいうものの言い方を、どちらかというと、一つのコミュニケーション技術として、リスペクトを持った解説をされてた。

わたしは今までこの言い方に対して、あまりポジティブではなくてネガティブにしか言われたことがなかったから、そう言う見方もあるんや、って新しい視点。読了したあとも、なぜか自分が京都出身なのを少し誇らしく思える本やった。

京都生まれが、他府県のみんなからちょっとした箔のある感じに思われてること、大学に行くまで気づかへんかった。中学も高校も京都の学校やったから、周りも京都出身の人が多くて、大学に入って初めて他府県から来た友だちに、京都出身なんいいなーって言われて初めて、ブランド感に気づく。お金持ちの家の子どもとかもこんな感じなんかなー。外の環境に出て、初めて、あ、うちの家裕福なんやなーって思う。わたしは裕福な家に生まれてへんからわからへんけど😂

わたしは伏見出身で、本の中で語られた洛中からかなり離れた洛外やけど、それでもやんわり伝える方法ってのはあって、どこでどう身についたんかは、はっきり覚えてない。

東京出身の友だちと話してたときに、関西と関東の違いってのは結構話題にあって、たとえば距離感が関西は近い。東京の友だちからは、かなり間合いを詰めてこられるって聞いて、同じ日本でも"普通"ってこんなに地方で違うんやなって思った。友だちのお母さんのことは、○○のおばちゃんって呼ぶけど、東京やと、○○のお母さんって呼ぶらしい。あと、ほんまにぶちぎれたわあれって話してたとき、東京の友だちは、わたしがほんまに怒り狂ってたの想像してたみたいやけど、わたしたちにとっては、"ぶちぎれ"もちょっと腹たったわ、くらいの感覚で。いつか違いをまとめて本出そうかって話してたから、東京と京都の違いについて書かれてたのはすごい読んでておもしろかった。

ていうのも、今のわたしって、THE京都っていうよりも東京寄りのコミュニケーションな気がするねんな。

アメリカで2年働いたときに、そこで英語も身につけたんやけど、アメリカは基本直接的なものいうから、遠回しにいうよりも、はっきりものを言うことが多い。少なくともわたしの住んでたところはみんなそうやって、そんなところで2年暮らしたもんやから、帰国後にコミュニケーション難民になった。

日本語で話してるねんけど、友だちに直接的に言うことがたぶん知らんうちに多くて、昔から一緒に育った仲のいい友だちに、わたしのものの言い方がきつい、そんなこと言う人ちゃうかった、って言われた。でもその頃のわたしは、そんなオブラートに包んだところで効率悪いやんって。人はみんな変わるもんやしって全然わかってなかったけど、たぶんこの京都らしい話し方を忘れてしまったんやと思う。

最近またそれを実感することがあってん。
今イギリスで働いてて、イギリスはアメリカと同じように英語を話す国やねんけど、日本のように間接的なものの言い方をする国。これはアメリカと全然違う。どっちかと京都のような言葉の使い方。元気?て挨拶するだけでも、結構多くの人が、"Not too bad" (そんな悪くない) って答える。そんな悪くないんやったら、元気やで!でよくない?

わたしの部下がかなり大きなミスをして、チームにも影響出てたから、これ直してこうしてって言ったら、言い方がきついって人事まで巻き込んでの大騒ぎに。いやこれができてないから、なおしてもらえたらそれで良くて、部下の性格や人となりを責めてる訳じゃないって話したんやけど、上司からは、もっとオブラートに包んで言わなあかんってアドバイスをもらった。

そんなときにこの本に出会ったもんやから、読むの止まらへんくって、お昼休みとお休みで詰めて、3日で読了。

なんも言わへんくって終わらせるんやなくって、ほんのり、わからんくらいに会話に含ませて、わかってもらえたらラッキーやし、わかってもらえへんかったらそのときはそのときで対応するっていうのが大切。もっと京都らしさを思いださなあかんなぁと身に沁みた。

本の半分を超えたあたりにあるクイズはほぼ全部当たってた!わたしやったらこう言うなーって。

以前に、その東京の友だちと普通に会話してたときに、それまた京都流でこう言うふうに言ってるんでしょーって言われて、そんなことないよって言うたけど、そんなふうに言うつもりはなかったけど、自然とそう言うふうに気づいてもらえるような言い方に持っていってたなって気づいて、そのときはっとなった。あまりに自然すぎて。こう言われへんかったら気づいてなかったこととかもあったから、わたしのどこかに京都風のやんわり伝え方は残ってるはず!

自分を振り返るいい機会でした☺️中野さん、こんなに京都の話し方について深く考察してくださって、ほんとにありがとうございます🥹

最近朝井リョウにはまってるから、最近よんだ本の読書感想文もそのうち書きます!

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