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極私的旅日記

遠い。まだ着かないのかという位な山の中。
ダムの側を通り抜けて、ようやく到着。


大内宿

甘くみていた。
とんでもない車と人。
おまけに、こんな山の中にまで外人。インバウンド熱、恐るべし。
下野街道の宿場だったが、かなりな山の中だからこそ、都市化の波にさらされることもなく江戸時代のままかと思われる風景が残ったということか。
通りに並ぶ家屋の殆どは現在、土産物を売っていたり食堂になっていたり、民宿もあった。
宿場に入ってすぐの店は江戸時代から営業しているようで、かなり有名なのか待ち時間が1時間以上。
諦めた。
ここでなくてはという拘りもない。
別の店を探した。


ここにした。

江戸時代から存在しているという座敷にて、目当ての物を頂くことにした。
この辺りの風習で、祝言つまり結婚の席ではかなり特殊な食べ方で蕎麦を頂く。


祝言蕎麦

山菜が入った蕎麦にぶっ刺さっている葱を箸の代わりにして頂く。
葱は食器であると同時に薬味。齧りながら蕎麦を掻き込む。
これを試してみたくて、大内宿にやって來た。
正直な所、食べ辛い。
葱をそのまま齧ったら辛い。
でも、蕎麦の味自体はいい。一度は試してみる価値あり。
いい加減、食べ辛くなったら箸も使える。
真ん中の椀に入っているのは水蕎麦。
水の中に蕎麦が浸かっている。つゆを使わずに蕎麦本來の味わいと香を楽しむため。
素晴らしい。
聞いてみたら、此処で作っている蕎麦。
此処は福島県なので國産。納得の風味。
塩を付けて頂く山菜の天婦羅もサクサク。
栃餅は黄粉と黒胡麻の二種類。
蕎麦湯も付いて、納得の美味しさ。


江戸時代から変わっていないような風景。

古き良き日本を見ることを求めて、外國人もやって來るのだろうか。
彼方此方の土産をぶらぶらと物色。


この猫は健在。17歳という高齢。

発見した絵葉書。
ポスクロで猫好きな人の住所が出て來たら使おう。

さて、現実逃避のぶらぶら旅から、そろそろ日常に戻ろうかとも、黑王を走らせながら考える。


#蕎麦食推進クラブさざれ石

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