「怖い」「恥ずかしい」は本当?自己破産についてのイメージを一緒に整える話
いつも、いいねやコメントありがとうございます。
本日は自己破産についてのお話です。
自己破産、あなたは聞いたことありますか?
多分、聞いたことある方は多いと思います。
ただ、実際に仕事をしてても、プライベートでも色々な人と話していると、
かなり多くの方が、自己破産について、誤解をしている印象
を感じます。
そんな私も、債務整理の部署に行くまでは、
正確に理解していませんでした。
本来、状況や収入的にも、自己破産をされた方が良い方が、
自己破産について、誤った認識を持ち、破産をためらってしまうのは
却って、その方にとって、不利益だと感じます。
そこで本日は、自己破産について、イメージを整えるために
一緒に学んでいきましょう。
①自己破産とは
まず、最初に自己破産を一言で言うと、
借金が返せなくなった方が裁判所に申し出て、
借金をなくしてもらう手続きです。
かなり前に、一度noteに書きましたが、こちらは手続き的なことしか、
あまり言及できていませんでした。
自己破産をすると、お金を返せない状態でも、
法律によって免責され、借金の支払い義務が免除されます。
そのため、
生活を再建するには、一番適している制度
だと考えます。
もちろん、その代わりに、
自分が持っている高価な財産は、原則として処分されることがあります。
また、手続きをするには裁判所に申し込む必要があり、
借金の理由や生活状況を詳しく調べられます。
上記で語った、信用情報にも影響がありますし、
手続き中は新しい借金を作ることは禁止され、
クレジットカードも使ってはいけません。
自己破産すると一定期間、社会的な制限がありますが、
生活に必要な最低限のものはそのまま持てます。
自己破産は、借金で生活が苦しくなった人を救うための制度で、
再スタートを切る手助けをするものと言えます。
※ちなみに、住宅ローンを組んでいて、住宅ローンだけは
そのまま払いたい方には、個人再生という方法もあります。
➁自己破産に対するよくある誤解
次に、自己破産に対するよくある誤解について、
よく色々な方に聞かれることを踏まえて、箇条書きに書きます。
正直、私も法律の仕事に携わる前には、
誤解していた部分もたくさんありました。
戸籍や住民票に載るか?
載りません。
選挙権が停止されるか?
停止されません。
財産すべて取られてしまうのか?
全てではありません。
破産法34条では、破産者が破産開始決定【時】に持っている財産は
破産財団₍破産管財人が管理する財産の集合体₎とする。
と書いてありますが、一方で、破産法34条3項には、
次に掲げるものは破産財団には属しないと書いてあります。
①差し押さえが禁止されている財産(家電や衣類など)
➁99万円以下の現金【民事執行法131条3号に2分の3を規定する金額】
➂破産手続開始【後】に入った給料や購入した財産
④自由財産₍手元に残す財産₎として拡張された財産
➄破産管財人が破産財団から放棄した財産₍換価困難な財産₎
は手元に残しておくことができます。
ドラマなどで、差し押さえ!というテープを貼られるシーンが
どうしても印象に残ってしまいますが、上記の通り、生活の必需品は
手元に残されます。
職場や近所に知られるのか?
考えにくいと思います。後述する通り、
官報に記載されますが、官報を見ている方はかなり少数派です。
➂じゃあ自己破産のデメリットになるのは?
最後に、じゃあ自己破産のデメリットとは何か?
書いていきますが、
ざっくりと、次の4つだと考えられます。
①信用情報への影響
まず1つ目は信用情報への影響です。自己破産をすると、
信用情報機関に5年から10年影響があるとされています。
カードを使えなかったり、ローンを組めないというのは不便ですが、
逆に収支を整えるための、ドクターストップとも考えられます。
➁一定の資格の制限
自己破産をすると復権するまでは、他人の財産を管理するような、
警備員や生命保険募集員、弁護士や司法書士等の士業につくことが
一定期間制限されます。
ただ、破産を担当したことある弁護士の先生に聞いたところ、
手続きが順調にいけば、半年くらいで復権する
とおっしゃっていました。
➂官報に載る
政府が発行する官報に破産したことが載ります。官報に載ると、人に知られてしまうリスクがあります。
④破産財団に属するものは処分しないといけない
いわゆる、先に紹介した通り、原則は破産すると、
破産者が持っていた財産は、
破産財団₍破産管財人が管理する財産の集合体₎
に属することになり、
破産財団は、残された債権者の配当の元になります。
話をまとめていくと、
原則は、破産すると、その時に持っている財産は、債権者のために
換価、処分しないといけないが、生活の必需品は残して置ける。
ということになります。
いかがでしたでしょうか?
お金のことで悩む方は、今多いと思います。
悩んだ時に大切なことは、冷静に1つ1つ調べた上で、
信頼できる専門家に相談することです。
小学生でも、自己破産という言葉を知っている子はいますが、
自己破産=人生の終わり。と捉えてしまうのは、
早計だと考えます。
いかがでしたでしょうか?
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