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随想好日『アトランタと私』

日本時間15日9:00からのホームラン競争を皮切りに、MLBのASGがジョージア州の州都・アトランタで開催される。

大谷翔平選手、山本由伸選手、菊池雄星選手と日本人選手が選ばれているのも日本人にとっては見どころに華を添えた格好だろう。日本時間、15日の9:00からはオールスター戦の前夜祭、ホームランダービーが行われることとなっている。
 日本時間明日、16日午前3時からはレッドカーペットの中継も「SPOTV NOW」で、無料視聴出来るようだ。
去年は夫人を伴いレッドカーペットを歩いた大谷翔平選手だが、今年のパートナーにも注目が集まるところだろう。
ベイビーを抱いてのお披露目登場となるのか、ここはファンとしては見逃せない所であるのであるのであ~る(笑)
 案外、ご婦人とベイビーはロスでお留守番、レッドカーペットは山本由伸選手と……なんてこともありそうなのが翔平スタイルか。

さて、アメリカのアトランタで思い出されるのが1996年の「アトランタ オリンピック」でもある。これは、わたし個人の思い入れということであるからして、みんなが皆、オリンピックを想い出すとは限らないのであるからして、「フ~ン」という程度に読み流しておいて欲しい。まして外部から来た時事ネタ・国際ネタと距離置く人々にとっては全くお呼びではない原稿であるからして時間の無駄となる、早々に右上「X」マークからご退場頂ければ宜しい。

また、オリンピックと同時に思いおこされるのが「キング牧師」こと、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師である。ここの原稿でも大谷翔平選手とキング牧師を絡めた原稿を書いているが、これも偶然、シンクロの為せる業でもあり、「こう繋がったか」と驚く始末。
キング牧師の詳細については、今更私のような浅学なる者が図々しく書くまでも無いであろうからして、興味があればご自分で調べてみて欲しい。

 さて、ジョージア州のアトランタと云えば、イスラム教徒~所謂、ムスリムコミュニティーが発展してきた街という側面も見逃せない。
アメリカ全体の人口に対し、イスラム教徒・ムスリムの占める割合は1.1%程度、大凡400万人程度なのだが、アトランタの人口に占める割合は1.3%であり、75000人という大きなコミュニティーを形成している。
(2050年にはアメリカ全体で現在の倍増、即ち、800万人程度まで成長すると見られている)

この成長契機となったのが「アトランタオリンピック」でもある。

1996年のアトランタオリンピック。
このオリンピックで初めて『O I C(イスラム協力機構)』当時の加盟国57の国と地域のうち、その大半である「56」の国と地域がこのアトランタオリンピックに参加し、文字通りの「地球上のイベント」となった瞬間だったのである。
この時の56の国と地域全体での参加人数は、822人だった。正に契機だった。この年を境に、イスラム社会が国際イベントとの距離を詰め、次第に女性選手の参加も増え始めている。
2012年のロンドンオリンピックの際も、56の国と地域が参加しており、参加選手は1094名を数えている。


最も大切であり意義深いことは、このアトランタオリンピックが国連の国際部会の一つである、CODEX「国際食品規格会議」を動かしたことである。

1996年、アトランタオリンピックの閉幕後の翌年、1997年にCODEX「国際食品規格会議」の部会において、イスラム教に由来する「ハラール(Halal)」の存在とその汎用上のロジックが公式に採択されるに至り、加盟180カ国の国と地域を数える国際団体の指針として発表された。これはある意味、国際社会においてハラールが「市民権」を得た瞬間であったと言えるだろう。
 同時に、ユダヤ教における「コーシャ」も公式に採択されている。

まぁ、この辺りはオリンピック選手村での食事提供に「宗教上のルールが守れなかった、守られていなかった」という側面が強く働き、是正への働きかけが強く影響を見せた結果なのだが。

採択には日本も参加していたが、日本がこれについてのロジックを手にしたのは採択から20年近く経ってからである。東京オリンピックが決まり、国際社会が持つルールにリスペクトを見せる。
その為に必要なプラットフォームの一つが 『TPP』という枠組みだったのですがね。日本は「ハラールロジック」については最後発でしたからね。


さて、凡てはジョージア州アトランタからはじまったのです。
公民権運動に尽力し、非暴力での抵抗を掲げ、穏健を頼りとする。そんなキング牧師が生まれた地。アトランタ。
大谷翔平選手が当地を訪れるのは当然と言えば当然なのかもしれませんネ。

宗教を持つ人々がスポーツに参加し、互いの汗を交わす。その為の食のルールすら国際社会のテーブルで協議する。当然、非暴力でだ。

やれば出来るじゃん♬

さて、アトランタでのMLB、ASG。
どんな楔を歴史に穿って見せてくれるのか。楽しみに見ようではありませんか。そして「ベースボール求道者」大谷翔平選手の活躍を見守ろうではありませんか。

日本の"今の姿"をキング牧師が見たらなんというでしょう。
「外国人問題 ? 外国人問題ってなに ? 公平なルールは機能してるの ?」というのだろうか……。

まぁ、首を横に振ることしかできないわたしなども、大差ないのですけどね。何にも変えられないものね♬


文責 飛鳥世一こと「国際観光政策研究所 所長 鳥井信宏」
※アメリカのイスラーム社会、OIC、オリンピックポピュレーションデーター、CODEX、関連項目の数的データーの凡ては、飛鳥世一こと「国際観光政策研究所 所長 鳥井信宏」の2011年~2015年の研究調査により、日本で最も早くまとめた資料からの一部抽出による。


それにしても、なんと澄んだ目をしているのだろう。
キング牧師である。
高圧的ではなく、威圧的でもなく_________ただ一重に、人間に対する夢を持ち続け、必ず出来る。必ず叶うと信じた目。
 こういう目を見ると、ガッカリしてしまうのだわ⤵⤵ 自分に。


マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師
目を見ているだけで、わたしは泣けてしまうのだが……

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