学生最後に欧州サッカーを見るひとり旅 #1:いざドイツへ
学生最後の冬休み。
「社会人になったらなかなか長期の休みがとれなくなるよな…」
「それなら今のうちに長めの海外旅行とかしてみたいよな…」
そう考えた私は、ふと思いつく。
そうだ、ヨーロッパに行ってサッカーを観たい!
ここ数年はすっかりJリーグ・浦和レッズの虜になり、海外サッカーとは距離を置いていた私。しかし小学生の頃は、BSで放送していたプレミアリーグを録画したり、毎年サッカーダイジェストの選手名鑑を買ったりと、欧州サッカーが好きな少年でした。
あの日憧れた欧州サッカーに、今触れてみたい。そして2025年1月、2週間のヨーロッパ旅行を決行することになったのでした。
※本記事に出てくる情報は2025年1月現在のものです。
※情報の正確性には万全を期しておりますが、その内容について保証するものではありません。
旅の始まり
朝6時、羽田空港。
ヨーロッパへの旅はここから始まります。
今回私が利用するのは、中国国際航空(エア・チャイナ)です。
東京・フランクフルト間の往復が12万円という安さもさることながら、経由地での乗り継ぎが3時間前後とつながりもよく、フランクフルトまでの時間が16時間とそれほど長くないというのも決め手になりました(これに関しては後述する事情があります。)

というわけで自動チェックイン。
ボタンの枠から文章がはみ出している怪しげなUIに苦戦しつつ、チェックインを進めていくのですが…
なぜか最後のところでエラーで弾かれる。
2,3度試してもチェックインできず…
結局普通に有人窓口で手続きすることにしました。幸先悪いぜ…

これが最後の日本になるかもしれない…と思いながら吉野家の牛丼で腹ごしらえをし(海外行くたびにやってる)、出発手続き。
7時前という朝早い時間にもかかわらず、すでに長蛇の列ができあがっていました。
保安検査、出国審査を終え、出発ロビーへ。

搭乗まで時間があったので、コンビニで大好きなグミを購入。向こうで日本の味が恋しくなるかもしれないからね。
7時45分、定刻通りに搭乗開始。
ヨーロッパ旅行、スタート!

エア・チャイナでの空旅
羽田空港を発ったCA184便は、4時間かけて中国・北京の首都国際空港へと向かいます。
機体はエアバスA320で座席は3列ー3列。座席にはタッチパネルはついておらず、映画などのサービスはスマートフォンを機内Wi-fiにつないで利用する形(機外との通信は不可)。足元のスペースはそれなりという感じでした。

離陸後1時間半ほどで機内食がやってきました。
パンと牛丼(本日二回目)、春雨サラダに……ハーゲンダッツ!
別にハーゲンダッツを普段からよく食べているわけではないのですが、安心する味で早くもホームシックになりそうな感じでした(注・ハーゲンダッツはアメリカのブランドです)。


機内wifiで使えるサービスをいじっていると、「SUSHI SENSEI」という謎ゲームが。バカゲーの匂いを感じ取り、せっかくなのでプレイしてみることに。
このゲームは、いかにも中国風な建物を背景に、画面下から寿司が飛んでくるので、それをフリックして斬ることでスコアを稼ぐゲーム。一度のフリックでたくさんの寿司を斬ることができれば高得点だけど、たまに飛んでくる爆弾を斬ると減点だよ☆彡(スクショしたけど行方不明になった)
寿司である必要性が皆無すぎる…
国際線という非日常空間にそわそわしながら時間を潰しつつ(ゲームは5分で飽きた)、現地時間の11時半に北京に到着しました。
北京乗り継ぎ、フランクフルトへ
北京首都国際空港で3時間の待ち時間。
初めての中国ということで若干緊張しつつも、思ったよりすんなりと手荷物検査を通過し、出発ロビーへ。


看板などは当然漢字ばかり。自分が普段使っている文字なのに、理解できない言語であるというのは、全く別の言語である以上に不思議で落ち着かない感じがするものなのだなと思いました。
出発ロビーにはケンタッキーやピザハット、スターバックスのような馴染みの飲食チェーン店が並んでおり、食事に困るということはなさそう。中には北海道十勝の名を冠した豚丼の店舗もあり、びっくりしました。他にも、屋内なのに中国風の庭園?があったりして面白かったです。ただ、意外とこじんまりしているので、何時間も過ごすとなるとちょっと退屈になるかも。


特にお腹が空いていなかった私はベンチでダラダラと過ごすことに。
あっという間に搭乗の時刻となり、私はフランクフルト行きの飛行機に乗り込むのでした。
北京を発ったCA931便は、10時間ほどかけてドイツ・フランクフルトへと向かいます。離陸して30分もしないうちに、窓の外は一面の雪景色が広がってきました。

私たちが見慣れているメルカトル図法の世界地図上では、フランクフルトへは北京から西に飛べばいいように思えます。しかし地球は球体であるので、本来の最短航路は北京から北西方面、つまりモンゴルを抜けてロシアを通過するルートになります。
そう、ロシア上空を通過するルートです。
現在ウクライナ侵攻の影響によって、多くの国の航空会社はロシア上空を飛ばないルートを選択しています。JALやANAも例外ではありません。しかし中国はロシアとそれほど関係が悪いわけではないので、普通にロシア上空を飛んでいます。そのため、所要時間が他ルートと比べて短くなるのです。
事情が事情なので手放しにこのルートを勧めることはできないのですが、中国の航空会社を利用することで比較的短時間でヨーロッパへ行くという選択肢がある、ということになります。
CA931便の機体はエアバスA350。3列ー3列ー3列の座席配置でした。座席にはタッチパネルがついており、映画などを見ることができます(知ってる映画はほとんどなかった)。しかし、私の座席についていたタッチパネル、使っている時にフリーズして画面が真っ暗になり、さらにめちゃくちゃボタンが熱くなるというアクシデントも発生しました。どういうこと…?
機内食は離陸して1時間半後と7時間後の2回提供されました。基本的にCAには中国語で話しかけられるので、その度にノーチャイニーズ、ノーチャイニーズと言ってました。まあ中国人と日本人の区別なんて一目じゃわからないもんね。
隣の子供の頭グリグリ攻撃に耐えつつ、飛行機に乗ること10時間、CA931便はほぼ定刻通り、フランクフルト空港へと到着しました。


グーテンターク!
現地時間17時、ドイツ・フランクフルト空港(Flughafen Frankfurt am Main)に到着しました。日本の標準時からは8時間遅れているので、日本時間であれば深夜1時ということになります。どうにか飛行機で睡眠が取れたので眠くはありませんでした。

到着していきなりの試練、市街地までの鉄道のチケット購入。え、全然日本と勝手が違うんだけど? どのチケット買えばいいの? 移動の疲れもあって全然頭が回っておらず、軽くパニック状態でした。先人の旅行ブログなどを参考にしつつ苦戦すること15分ほど。どうにかフランクフルト中央駅までの乗車券を購入することができました。
ホームに降りたタイミングで滑り込んできた列車。日本では見たことない車両にいきなりテンション爆上がりの私。

着席競争に敗北して立つこと15分、列車はフランクフルト最大の駅、フランクフルト中央駅(Frankfurt am Main Hauptbahnhof)に到着。第一印象は……暗!!でした。
フランクフルト中央駅はドイツ屈指のターミナル駅ということで、ホームが20ほど横に並んでいて広いです。さらに天井がアーチ状になっていて高くなっています。空間的には非常に広く感じるのですが、それに対して照明が少なく、暗い印象を受けました。これは普段東京のターミナル駅を見慣れてしまっているからかもしれません。

改札という概念がないので、別のホームにも入りたい放題。止まっていた見慣れない列車の写真をパシャパシャ撮りつつ、満足したところでホテルへと向かいます。


東横インフランクフルト中央駅前
移動でどうせ疲れるだろうという事前の予想もあり、あまりホテルでストレスを感じたくないということで、この日は勝手知ったる日本のビジネスホテル、東横インに泊まることにしました。
初めて知ったのですが、東横インってドイツにもあるんですね。どうやら海外では、韓国、モンゴル、フィリピン、ドイツ、フランスにホテルがあるそうです。


日本とほぼ変わらないチェックイン手続きを終えていよいよお部屋へ。
うん、見慣れたビジネスホテルの景色!
まあこれを狙ってこのホテルを選んだわけですが、やっぱり安心感がすごいですね。移動中はかなり神経を尖らせていたので、久しぶりにホッとできたという感じでした。

部屋にはバスタブがついており、お湯に浸かって身体を休めることができます。ただ、風呂にお湯を使う時には絶対に浴室のドアを開けてはいけないというのをフロントで念押しされました。どうやら昔、風呂の蒸気によって部屋の火災報知器が反応してしまい、消防車が来るということがあったらしいです。
夕食は駅の中にあったバーガーキングをテイクアウト。バーガーセットで13.69ユーロ(およそ2,300円)。いきなりヨーロッパの物価の高さを実感しました。

そんなこんなで長かった1日が終了。これから何が待っているのか、ワクワクするな……。そう思いながら、私は東横インのベッドで眠りにつくのでした。
#2に続く
