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学生最後に欧州サッカーを見るひとり旅 #2:ドイツでプロレス観戦

~あらすじ~
16時間かけてドイツに到着!
東横インに泊まって、いよいよ今日から観光!
サッカー観戦……の前にまずはプロレス観戦だ!


本記事はシリーズになっていますが、この記事だけでもお楽しみいただけます。

前回(#1)→

※本記事に出てくる情報は2025年1月現在のものです。
※情報の正確性には万全を期しておりますが、その内容について保証するものではありません。




ドイツ鉄道に揺られて

ヨーロッパ旅行2日目。
時差ボケなどもなく、朝すんなりと起きることができました。

朝食はホテルのバイキングで。東横インの店舗ということで、白米や味噌汁も選ぶことができました。

米ともしばしの別れ
明るくなっても東横インは東横イン

8時半ころにチェックアウト。フロントはドイツ人の方だったのですが、日本語もある程度わかるようで、手続きはスムーズに進みました。

ホテルを出発し、歩いてフランクフルト中央駅へ。昨夜は掴みづらかった全体像が分かってきました。改めて見ると駅は非常に大きく、またいかにもヨーロッパらしい、荘厳な駅舎という感じでしたね。

正面から見たフランクフルト中央駅
アーチ状の構造がわかりやすい
駅構内なのにハトがビュンビュン飛んでた

まずはフランクフルトからケルンへと向かいます。距離にしておよそ200km弱。鉄道でおよそ1時間ほどの旅路です。

ドイツ鉄道の予約方法は非常に簡単で、スマートフォンさえあれば完結します。ドイツ鉄道公式アプリ「DB navigator」は、乗換案内と予約を行えるアプリです。会員登録を済ませておけば、あとは出発駅と到着駅、出発時刻(あるいは到着時刻)を入力するだけで、ルートの検索、さらには予約まで行うことができるのです。

ちなみに、乗車券の価格は変動制で、朝夕のピーク時間帯が高くなったり、直前の予約だと高くなったりします。事前に旅程が決まっているのであれば、前日までに購入しておくのがベターです。

私はというと、移動の疲れで事前の予約を忘れていたので、直前に予約することになりました。ケルンまで36ユーロ(約6000円)。前日予約なら半分以下の価格で購入できたりもするので、ちょっと痛い出費。

9時42分にフランクフルト中央駅を出発。昨日も利用したフランクフルト空港駅での乗り換えを経て、11時5分、定刻通りにケルン中央駅(Köln Hauptbahnhof)に到着しました。

乗り換えに使ったフランクフルト空港駅
FCケルンサポーターのものと思われる車内の落書き
フランクフルトとは違い近代的な感じのケルン中央駅

ケルン大聖堂半端ないって

ケルンはドイツ西部の都市で、人口は大台を超える109万人(2023年時点)。ベルリン、ハンブルク、ミュンヘンに次ぐドイツ第4の都市です。重工業をはじめとした産業が盛んであり、近代ドイツの発展を支えた都市といっても過言ではありません。

そんなケルンで最も有名なものといえば、ケルン大聖堂でしょう。あまりヨーロッパの観光地について詳しくなかった私でも知っていたほどです。多分世界史の授業で聞いた気がします。私が今回ケルンに行こうと思ったのも、その理由の多くはケルン大聖堂を見たいというものでした。

話は変わりますが、日本の観光地ってだいたい駅から遠いイメージがありませんか? 清水寺だって、伊勢神宮だって、だいたい駅から歩いたりバスに乗ったりしますよね。

それがケルンの場合、こう。

本当に目の前ですよ。

ワクワクする気持ちを持つ暇さえも与えないほどの距離。時間にして徒歩0秒。本当の「駅前」っていうのはこういうことを指すんですね。

というわけで改めて、ケルン大聖堂にやってきました。でかい、でかすぎる。

鶴瓶と比べてもこの大きさ

世界文化遺産に登録されているケルン大聖堂。高さはなんと157mもあります。ビルにしておよそ40階くらいの高さです。非常に大きい建物である一方で、その部分部分は精巧に、細かく作られています。それこそ目をこらさなければ見えないような上の方まで。いきないヨーロッパの本気を目の当たりにした感じがします。

外観を楽しんだところで中に入っていきます。大聖堂内は無料で見学することができます(塔に登る場合は有料になるらしい)。

大聖堂の入口
中は厳かな雰囲気。
AIで生成したかと思うようなフィクション感

中は薄暗く、それが厳かな雰囲気をより演出しているようでした。高い天井に向かって柱がまっすぐ伸びている様子はとても綺麗。また、彫刻一つ一つが細かく作られているのもすごいと感じました。この雰囲気は日本の神社仏閣のものとは全く違っていて、とても興味深かったです。

もともとケルン大聖堂は楽しみにしていた場所ではあったのですが、その期待を超えてきました。本当に良かった。

ケルン大聖堂の外で見かけたパレード


飯と橋

昼食は、ケルン大聖堂から歩いて5分くらいのところにある「Peters Brauhaus」でいただきました。美味しいドイツ料理とビールが頂けるお店です。ネットの情報によれば満席のことも多いらしいのですが、この日は並ばずに入店することができました。

ケルンのレストラン「Peters Brauhaus」
見ただけで濃厚だとわかるやつ

今回私が頂いたのは、"Rheinische Soorbrode“……。ラインのゾアーブローデ?です。伝統的なケルンの料理で、牛肉を煮込んだものらしい。それにポテトの団子(Kartoffelklößen)とリンゴのコンポート(Apfelkompott)などがセットになっていました。

真っ黒なソースがかかっており、とても濃厚そうな見た目ですが、食べてみるとそこまで濃くはない。どちらかというと酸味が強かったですね。

そしてドイツで忘れてはいけないのがビール。ドイツは街ごとに違ったビールが楽しめるらしく、ケルンでは「ケルシュ(Kölsch)ビール」が有名です。まあといってもどういう特徴のビールなのかはわかりないのですが。

本場のビールだし結構クセがあるのかな…と思っていましたが、予想とは反してとても飲みやすかったです。それほど度数も高くはなさそう。すっきりした味わいで何杯でも飲めちゃいそうでした。

やっぱこれだね

ドイツの伝統料理とビールを楽しんでお会計は27.5ユーロ(約4600円)。まあ安くはありませんが、お値段以上の満足感を得ることができました。

ご飯を食べて向かったのは、これまた有名な観光地、ホーエンツォレルン橋(Hohenzollernbrücke)です。ケルン大聖堂から歩いてすぐにある、ライン川にかかっている橋です。

ホーエンツォレルン橋

この橋は、カップルが歩道沿いの柵に南京錠をつなぐやつで有名です。日本の観光地でもそういった場所はたくさんありますよね。しかしここは規模がすごいです。1000個、2000個というレベルではありません。

集合体恐怖症涙目
もはやそういうデザイン

約400mの橋にびっしりとつながれた南京錠の数々。もはやモザイク状のそういうデザインの橋みたいになっています。ドイツのコンサル会社、面接のときにこの橋にかかっている南京錠の数を推定させてそうって思いました。

一つひとつ見ていくと、一番古い南京錠で大体10年前くらいだったので、それより前のものは撤去されているのかもしれません。それでももうすでに一杯で、新たに繋ごうと思ったら場所に困るくらい。すでにある南京錠の輪っかに繋げられている南京錠も多くて、もうそれ他のカップルに依存しちゃってるじゃんと言いたくなりました。

ともかく、初めて行くとマジでびっくりするので、是非皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。


プロレスの聖地・オーバーハウゼン

ケルンを一通り観光したところで、続いてはオーバーハウゼン(Oberhausen)という街へと向かいます。

今回なぜオーバーハウゼンに行くのかというと、ドイツのプロレス団体wXw(Westside Xtreme Wrestling)の興行が開催されるからです。ここ数年私はプロレス観戦にハマっているのですが、一度海外のプロレスを現地観戦してみたいという思いがあり、今回日程に組み込みました。

ケルンからオーバーハウゼンまでは鉄道で向かいます。ちょうど1本で行くことができる列車を見つけたので、それに乗ることにします。

16時31分発のオーバーハウゼン行に乗り込む

このオーバーハウゼン行きの列車、観光客がほとんどいなかったからなのか、「地元の雰囲気」を味わうことができましたね。車内で4,5人の集団が瓶ビール片手にどんちゃん騒ぎ。常磐線ですらなかなかお目にかかれない光景でした(瓶ビール自体日本ではあまり見ないし)。

地元のおっちゃんたちの飲み会を眺めつつ列車に揺られること50分、オーバーハウゼン中央駅(Oberhausen Hauptbahnhof)に到着しました。

オーバーハウゼン中央駅。

そのままホテルにチェックイン。時間がなかったので、荷物だけ部屋に置いて会場へと向かいます。

駅から約2km歩いてようやく到着しました。今回プロレスの試合が行われるタービネンホール(Turbinenhalle)です。

奥に見えるのがTurbinenhalle
こじんまりとした入口

入口はホールの裏手のような場所で、こじんまりとしています。アングラ感を感じさせますね。事前にネット上で購入しておいたチケットを入口で見せて建物に入ります。

階段を上っていくと、扉の前でドリンクチケットを販売しているコーナーがあります。ライブハウスということで、入場時にはここで必ずドリンクチケットを買わなければなりません。

建物の中へ
ドリンクと交換できるチケット

ドリンクチケットを購入していざ入場。すでにダークマッチ(第0試合)が始まっていました。

入っていきなりびっくり。熱気がすごい!

キャパ300~400人ほどの小さい会場ということで、最前列からリングまでは2mほどの距離しかありません。そしてステージ上にはモニター、照明、入場ゲートなどが設置されており、迫力があります。新宿FACEをより豪華にした感じでしょうか。

私は最も安いチケットを買っていたので、最後列のさらに後ろにある、立見席での観戦となりました。

300人規模とは思えない熱気
300人規模とは思えない豪華さ(試合後撮影)

このタービネンホール、wXwが頻繁に興行を行っている会場であり、ドイツ版の「プロレスの聖地」とも言える場所です。wXw自体が日本のプロレスとも関係が深い団体であるということで、日本人レスラーが上がったことも数多くあります。それこそ有名なあの選手も、あの選手も……。

ちなみにこの日も日本のレスラーが出場していました。第3試合のwXw世界タッグ選手権試合に登場したのは、新日本プロレスから海外遠征中の中島佑斗選手とオスカー・ロイベ選手のタッグ、YOUNG BLOOD。チャンピオンチームとしての防衛戦でした。挑戦者チームに攻め込まれる時間もありつつも、最後は合体技で堂々の勝利。見事ベルトを守っていました。

セミファイナル(第7試合)に登場したのは、2025年4月での引退を発表している里村明衣子選手。おそらくドイツでの最後の試合ということで、選手コール時には赤い紙テープが舞っていました。パワーあふれるファイトで常に会場は大熱狂。雰囲気含めて素晴らしい試合でした。

ほかにもハードコアマッチがあったり、金網マッチがあったりと、内容が盛りだくさん。「Fight Forever」や「This is Awesome!」など、いわゆるチャントのような観客の応援というのも、日本のプロレス会場ではなかなか味わえないものなので、とても新鮮で楽しかったです。

ちなみに試合後は選手のグッズ販売がありました。直接声をかけることもできたので、応援の気持ちを伝えようとしたのですが、あまりの緊張で頭が回らず、会話しているようでしていない、ほぼ不審者みたいになってました。慣れてないんだもん、こういうの……。ちなみに現金しか使えないので、お越しになる方は注意してください。

謎のYokai選手
第1試合からハードコアマッチだった
めっちゃ中指立てるじゃん
メインイベントは金網マッチ
会場大爆発
とてもいい会場でした

初の海外でのプロレス観戦、最高でした! いつかイギリスやアメリカ、メキシコでもプロレス観戦してみたいな~~~

というわけでこの日はオーバーハウゼンに泊まって終了です。
明日はいよいよブンデスリーガ観戦!


#3につづく→


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