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女一人旅 × 梨泰院の坂道 ― わくわくする孤独に出会う夕暮れ ―

女一人旅  #ソウル梨泰院編


夕暮れの坂道に、ひとりでいることのあたたかさを見つけた。

坂の上から見下ろす梨泰院(イテウォン)の路地は、夕暮れにしかない特別な景色を見せてくれる。

紺色に沈んでいく空の端に、まだ淡く残るピンクの光。

完全に夜になる前のわずかな時間は、なぜだか永遠に続くように思えて、歩く足取りまで少し軽くなる。

街灯の下では、グレーのコンクリートや赤茶色のレンガの壁がやわらかく浮かび上がり、すれ違う人々の声が坂の下へと流れていく。

ひとりで歩いているのに、心細さよりも「この街に溶け込んでいる」ようなわくわく感が勝っていた。

梨泰院には、各国の大使館が集まり、外国人が自然に行き交う。

ネオンが賑やかに光る通りもあれば、ふっと静けさを取り戻す路地もある。

その対照的な景色の間に漂うのは、不思議なゆとりだ。

どんな人でも受け入れてくれるような、街そのものの包容力を感じる。




ーーー そういえば、初めて梨泰院を歩いたのは、2024年の11月末、初雪の日だった。

友人を連れて、私が行きたかったお店に付き合ってもらって、買い物を済ませて出ると、すでに辺りは暗くなっていた。

タクシーが全く捕まらず、かなりの焦りを感じていた。

冷たく雪が舞う風の中をタクシーを諦めて歩いていたとき、

偶然目に入ったのがMondrian Seoul Itaewonの灯り。



ふと「バーに入って一杯飲んで、ついでにタクシーを呼んでもらおう」と思いついた。

グラスの中で氷が静かに音を立て、窓の外では雪がゆっくりと降っていた。

そのとき、外の寒さも、街の喧騒も、時間の流れも遠くなって、
まるで世界が静まったように感じた。

体だけでなく、張りつめていた心まで温まっていくようだった。

あの日から、このホテルは私にとって、“偶然の優しさ”を思い出させてくれる場所になった。



そして、もうひとつ。

梨泰院駅の目の前にあるHamilton Hotelの地下にあるサウナも、
私の好きな場所だ。


ホテルの中にあるのに、地元の銭湯のようなあたたかさがあって、肩の力がすっと抜ける。



一日中動き回ったあと、湯気の向こうにぼんやりと人の気配を感じながら、
自分もこの街の一部になれたような錯覚を覚える。

旅の途中で見つけた小さな安らぎが、いつの間にか自分を支えてくれているのかもしれない。

旅先で居心地の良さを覚えるのは、決して豪華さだけが理由ではない。

夕暮れの梨泰院で味わったのは、少し切なくて、同時に心地よい孤独。

そして、偶然の優しさと、街の懐に抱かれているような安心感だった。

この街を歩いていると、
“ひとりでいること”が少し特別なものに思えてくる。


誰かといる時間も大切だけど、
ひとりで街を歩く夜にしか見えない景色がある。




女一人旅シリーズ #LA✖️stray kids編
も是非お読み頂けたら嬉しいです✨

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