【建築のタネ】屏風(びょうぶ)
屏風
─変幻自在の調度品─
No.098
日本の伝統的な住空間には、「仕舞うことができる」家具や道具が多く存在します。ちゃぶ台、布団、座布団、そして屏風などがその代表例です。それはなぜでしょうか?

■屏風とは何か?
屏風は、風や視線を遮るための折りたたみ式の衝立として、中国から7世紀頃に日本に伝わりました。その名は「風を屏(ふせ)ぐ」ことに由来し、必要に応じて展開・収納できる柔軟性が特徴です。
また、屏風には美しい絵画や装飾が施され、空間を彩る役割も果たしてきました。折りたたみ式の構造により、使用しないときはコンパクトに収納できるため、限られた住空間を有効に活用する日本人の生活様式と深く結びついています。

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■仕舞う文化と日本の空間
つまり、これらの道具は、使用しないときには片付けることで、限られた空間を多様な用途で活用する知恵から生まれたものなのです。日本の空間は「6畳間」「8畳間」など、特定の用途名がついていないことが慣例としてありますが、そこにはそういった背景もあるのではないでしょうか。
同じ空間で食事、就寝、さらには豪華な屏風を背景に冠婚葬祭など多様な活動を行うという、これだけでもかなり異質ですが、その背景には、「仕舞う」文化がありました。

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「仕舞う文化」はまさに、日本の住まいにおける空間の柔軟な使い方を可能にする暮らしの知恵です。「屏風」はその象徴的な存在と言えるでしょう。
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▼参考(金屏風について)
添付写真に注目ですが、近代的な建物を背景にしても瞬時に和風のハレの場になる。
▼参考(屏風の専門店)
