見出し画像

【海狸図書館】境界-世界を変える日本の空間操作術-

No.005 #おすすめ書籍 #読書 #日本建築
#空間論_bn #日本建築_bn


▶著書-基本情報

書影:淡交社Webページより

【 書籍情報 】 境界 - 世界を変える日本の空間操作術 -

監修: 隈 研吾 
写真: 高井 潔
出版: 淡交社(2010年)

著者略歴
(クリックで拡大)
BEAVERにてまとめ(2024)

【 書籍概要 】- 出版社発信内容

―日本には、世界中の建築家が刮目するデザインソースがある―

重文級の伝統建築を収めた写真を基に、縁側・のれんなど、「日本の間仕切りの美」を紹介。

日本を代表する建築家、隈研吾・藤本壮介・石上純也の三氏の作品と、各々の「境界論=空間論」を掲載。

縁側やのれんなど、空間を完全に区切らず、「あいだ」を尊重する文化を育んできた日本。その技法と考え方には、新しく豊かな空間構成法を常に探している、世界中の建築界から熱い視線が集まっています。未来の建築界のグローバルスタンダードにもなりうる、「日本的なもの」の可能性を示唆する一冊。監修には隈研吾氏を招へい。写真は長年古民家を撮り続けてきた高井潔氏。英文対訳付。

淡交社Webページより



▶読書メモ

【 メモ 】

日本の建築空間は非常に特殊です。それゆえに、1933年、「極東」の日本を訪れたブルーノ・タウトは桂離宮の空間構成に大変に驚くことになります。

彼の来日以降、極東の空間は注目を浴び、フランク・ロイド・ライトをはじめとして数多くの建築家や美術家に影響を与えてきたのが日本の文化です。
ヨーロッパを中心とする当時の社会からすれば極東に位置する小さな島国であり、「謎の国」である日本は、まさにガラパゴス的な文化を継承してきた国なのです。

日本の空間は大陸文化に影響を受けながらも、輸入した文化をリミックスしながら自国の文化と混ぜ合わせ、独特な進化を遂げてきました。
四季や湿度などの環境的な要件を背景として、様々な「境界線」を形作る工夫が存在してきたこと、その境界の操作に目を向けたのが本書、名前そのままに「境界」です。

高井潔さん撮影による美しい写真と共に、「縁側」「門」「垣根」「坪庭」など、41例の「境界」要素と、藤本壮介さん、石上純也さん寄稿の文章と建築実例を3件含めた、計44例が紹介されています。

日本の建築空間の奥深さを、それを構成する1つ1つの要素から学ぶことができる良書です。

wrote.ののの

▶関連記事

みんな大好き、日本の原風景の1つ「縁側」。えんがわ。
縁側は「中間領域」の一種として知られています。果たして中間領域とは?


▶関連タグ

#日本建築_bn #空間論_bn



いいなと思ったら応援しよう!