【建築のタネ】アイディアの価値
アイディアの価値
─未来を育てる勇気─
No.059
かの有名なシドニー・オペラハウスの裏には、知られざる逆転劇がありました。 一度は却下されたヨーン・ウツソンのスケッチが、エーロ・サーリネンの一声で蘇り、やがて世界遺産にまで昇華されたのです。 技術や状況が追いついたことで、埋もれかけたアイディアが花開いた、そんなフィクションのような実例が現実にはあります。


Utzon's initial sketch for the Sydney Opera House, published in the Red Book.
From The Utzon Archives, Aalborg University Library, Denmark.
■時代に愛された「未完の女王」
未来を先取りしすぎた建築家、ザハ・ハディッド。 彼女のアイディアはあまりにも斬新で、長らく「建てられない」とされてきました。そのため、かつては「アンビルドの女王」と揶揄されることも…。 しかし、時間とともに技術が追いつき、彼女のビジョンは現実のものとなっていきます。中国「広州オペラハウス(広州大劇院)」、イタリア「マキシ美術館」など、世界各地に咲いたその作品群は、かつての「無理」を鮮やかに覆していったのです。

写真:Wikipediaより

Author of the underlyingwork: Architect Zaha Hadid (d. 2016).
写真:Wikipedia(Mr a)
■まとめ - 未来を創る「アイディアの種」
アイディアの価値は、今すぐには測れないもの。建築の世界でも、先進的な発想は「非現実的」と切り捨てられることがありますが、それでも大切に温め続けることで、いつか時代が追いつくことがあるのです。 目先の実現性だけで判断せず、長い目で育てる。そんな柔らかい感性を持ち続けたいですね!
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アイディアが先行している場合もありますので
寝かせて様子見をするのも1つの手です!
