【建築のタネ】家型(いえがた)
【家型(いえがた)】
─家の形の共通言語─
「家型」は建築界の最強アイコンかもしれません。どんな規模でも、どんな用途でも、この記号さえあればそれは「家」になるのです。

■スケールも用途も超える万能アイコン
建築設計において「家型」という記号は、非常に不思議な力を持っています。普通であれば「家」とは認識されにくい規模や用途であっても、このシンプルな形状が使われていると瞬時に人々は「家」として理解してしまいます。この汎用性から、家型は建築コンペなどでも人気が高く、多様なアイデアや解釈を引き出すきっかけとして頻繁に用いられています。
■家型の具体例
スイスのヴィトラ・ハウス(設計:ヘルツォーク&ド・ムーロン)では、この記号を重ねて複雑な構成を実現し、スケール感を自由に操りながらも一貫した「家」というイメージを保っています。また、日本国内でも藤本壮介氏の「House NA」のように、この記号を活用し斬新な空間表現を成功させた例もあります。
メモ:巻末で解説します!
■まとめ
「家型」の強みは、直感的に理解されやすい形状がもつ普遍性にあります。設計者のアイデアを自由に羽ばたかせる起点として、この記号の力を味方につけてはいかがでしょうか。
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▽解説動画

▽実例紹介1 - ヴィトラ・ハウス
※動画内と内容同じ

VitraHaus(2010)
所在:ドイツ連邦共和国バーデン=ビュルテンベルク州ヴァイル・アム・ライン
設計:ヘルツォーク&ド・ムーロン
「ヴィトラハウス」はヴィトラの旗艦店(重要な店舗)であり、インスピレーションを刺激するディスプレイとともにヴィトラホームコレクションの家具を体感することができるショールームです。
この建築はジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロンの二人の建築家が、典型的な「家」の形にインスピレーションを得て建てられました。
ヴィトラハウスは、両サイドが大きなガラス張りの三角屋根の建物が積み重なってできていて、自分の部屋に家具を配置したインテリアをイメージしやすい空間です。

上記ページ内より引用
✒️一言メモ
「家具を家に置いたイメージをしやすいように家型を採用した」という、意外にも機能的なアプローチをとっているようです。
重なり合った内部は必ずしも外観と一致していないのがポイント!ただし、床の割付を家型のボリュームごとに切り替えているのが見てとれます。
・他の方のnote
海外事例の写真はなかなか貴重でして…
現地で建物を見た方の素敵なnoteを見つけましたので紹介させてください。
建物下の空間がすごくいいですね…。
・参考:ヴィトラ(日本法人) - Web サイト

▽実例紹介2 - 東京アパートメント
※動画内と内容同じ

Tokyo Apartment(2010)
所在:東京都板橋区
設計:藤本壮介kk円地区事務所
施工:株式会社 ルーヴィス
写真:ルーヴィス WebSiteより(中村晃 氏撮影)
✒️一言メモ
「家というモチーフ」を使った、文字通りの「集合住宅」!!
7社から施工の見積をとったが1社しか見積を出せなかったらしい。
「そもそも施工できない」との回答が多かったとか…。
▽実例紹介3 - 関連作品リンク集
▽「家型」に関する記事
TOTO通信 特集: なぜ家型なのか?
(鼎談: 島田陽 藤村龍至 吉村靖孝)
※今はここまで!
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最終更新:2025.0311
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