【雑文】第1回.初心者による初心者のための西洋美術史講義
先日、名古屋旅行へ行ったとき、印象派の展覧会を見た。
「モネ イマーシブ・ジャーニー 僕が見た光」というタイトルで、名前の通りその絵画の世界に没入する感覚を味わうアートである。その時に私が持った感想は以下の通りだった。
没入感はあるし、きれいだし、良いモンみた感はある。あるんだけど、個人的にはきれいなモンみた、で絵画を終わらせたくない気持ちが強くて、呻ってしまう。この点については、語り出すと長いのでまたの機会に別記事で書くことにします。
正直今となっては、あれはあれでアリだと95%くらい肯定しているのだけど、折角なので書こうと思います。はい、これが別記事です。別記事というか全10回くらい(何回かかるんだろう……)にわたるシリーズです。
当時思わず呻っちゃったのは、私のすぐ目の前を歩くお姉さんが「あーこれ教科書に載ってたやつ……えーと誰だっけ?」と話をしていたからでした。
私は西洋美術が好きだからこそ気になれば調べるのですが、そこまでの興味が無い方々も来場されているはず。その場で調べず流して忘れてしまう人も多い。何なら来場者のうちいくらかは「印象派は当時一世を風靡した一派」とでも誤解しているのではないかと。
もしそうだったとしたら、西洋美術好きは呻っちゃうわけです。っていうか一世を風靡していたら、多分日本人はここまで印象派の絵画を目にしてないし、結果好きになってもないんじゃないかと思っている。……なんて、そんな話をできる友達が欲しいのです。
そもそも印象派を理解するなら、西洋美術史の大きな流れを掴んで、彼らがどういう位置づけだったのかを俯瞰してみるべきだと思う。それを知ったうえで、きれいなモンみた、となってほしい。
そういうわけで、印象派を含め西洋美術史についてかなりざっくりと個人的な先入観を多分に含めて語りたいと思う。
私のスタンスを予め伝えておきます。
ひよこ家は一応曹洞宗(仏教)の檀家です。個人としてはどちらかというとアニミズム的思想が強め。キリスト教は好きだけどそれこそ美術を学ぶ上での知識程度。大学とかでチラリと勉強した程度の下手の横好きです。以上です。
……おわかりいただけますでしょうか。何の専門家でも見識者でも玄人でもない。でも、下手の横好きな分、日本人平均よりは詳しい方だと思う。
だからこそ1ミリ以上西洋美術に興味があって、この記事を読んじゃった人は、この鳥がペラペラしゃべってることってホントかなぁと疑いながら、自らいろんな美術館を訪ねたり本を読んでみたりしてほしい。
これは、初心者が語る初心者向けの「西洋美術のススメ」である。
それを頭の片隅に置きつつ、1ミリちょい程度の興味を持っている初心者のみお付き合いください。
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