【創作×旅】小説からスピンオフした歴史ドキュメンタリー映像18分📹台北圓山大飯店と宋美齢
🔗本編ショートクリップ(本編は巻末)
こんにちは!Bell noteです。
先日のトラベルノートで書いた通り、2025年のゴールデンウィークに台北を旅してきました。
今回宿泊したのが、以前から気になっていた圓山大飯店。赤い柱に黄金の屋根、随所に施された龍の彫刻や梅の花の装飾──異国情緒というよりも、まるで“物語の舞台”のような存在感に圧倒されました。

そしてこの建物に関わった人物として浮かび上がってきたのが、宋美齢という一人の女性。蔣介石の妻であり、中華民国のファーストレディとして、政治、外交、文化の最前線を歩いた人です。

彼女の生涯をたどるうちに、気づけば私は、ひとつの映像作品を作り始めていました。
架空の番組から、現実の映像へ
この動画のタイトル『映像のメモリーズスペシャル』は、実は私が書いた小説『Code:Mn-137』の中で登場する架空のドキュメンタリー番組なんです。
※以下のリンク(物語投稿サイトTails)から完全フリーで読めますので、もし機会があったら読んでいただけると嬉しいです✨
小説の中では主人公古澤憲司が、この番組の編集を手掛けるところから“未来の自分”に出会ってしまった男の記憶をめぐる、少しSFの入ったミステリーです。
今回は、その小説の中で登場する架空の番組を現実の世界へスピンオフするという、ちょっと実験的な試みに挑戦してみました。
普段私は『寅子の旅ナレ』という旅のショート動画も作っていますが、今回はそれとは少し違って、“歴史と旅が交差するドキュメンタリー仕立て”。創作と現実が混じり合う、そんな構成になっています。
宋美齢という女性と、圓山大飯店に宿る記憶
小説『Code:Mn-137』に登場する植木肇の語りで前半は宋美齢の人生をたどっていきます。
若くして渡米し、流暢な英語を操り、第二次世界大戦下ではアメリカで中国支援のために演説を行い、カイロ会談にも同席。華やかながらも重責を背負い続けた人生でした。
その彼女が設計から関わったという圓山大飯店。調べていくほどに、ただの豪華なホテルではなく、「国家の記憶」が詰まった特別な場所であることが見えてきます。
今の圓山大飯店を歩いて
後半は、私自身が実際に歩いたホテル内を旅人の目線で紹介しています。
赤と金の外観、きらびやかな天井装飾、そしてかつてギネス認定もされたという広々としたロビー──。

今回は地下道ツアーにも参加できました。戦時中に蔣介石夫妻が万が一のために設けたという脱出用トンネル。曲がりくねった通路、音を吸収する壁。見学とはいえ、ちょっと背筋が伸びるような空間でした。

そして終盤には、いつもの“寅子の旅ナレ”がちょこっと登場します。
宋美齢がアメリカ滞在中にも取り寄せていたという、ホテル名物「紅豆鬆糕(もち米ケーキ)」を紹介しています。 ……が、実は私はタイミングが合わず食べられず。次回訪れたときのお楽しみにしたいと思っています。

この作品について
この動画は、私自身の創作活動と旅の体験が重なって生まれた、“記憶と歴史の映像エッセイ”のような作品です。
あくまで一人の旅人として、そして表現者として、圓山大飯店とそこに宿る記憶に敬意を込めて構成しました。
おわりに
建物には、記憶が宿る──。
そんな言葉を、この旅で何度も思い出しました。
現実の旅が、ふと書いた物語を引き寄せてくれることもあるし、物語の中の登場人物が、現実の場所に呼び寄せられるような感覚もある。
『映像のメモリーズスペシャル』というフィクションの番組が、現実の旅先と重なったことで、思いがけず“ひとつの記録”として残せたことに感謝しています。
どうかこの作品が、誰かの旅のヒントになれば嬉しいです。
▶️ 本編動画はこちらからご覧いただけます
🔔Bell
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたサポートは、noteの有料記事の購入や他のクリエイターの方へのサポートなど、何かしらnoteに還元する形で使わせていただきます。