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両さんと競馬⑥(こち亀は競馬漫画になってた可能性もあった!?)

本文と関係ないのですが、7歳の息子が漫画に夢中過ぎるので、「こち亀」を始めとして、まだ少し早いかなという漫画群を実家にごっそり戻すことにしました。

そんなこともあり、こち亀の競馬関連のページをまとめて探しました。

特に初期は、「こち亀は競馬漫画へ舵を切ることも視野に入れていたのか?」と思うほど、競馬関連のコマが散りばめられています。

今日の記事は、それらのコマをばーっと紹介したいと思います。

それでは早速・・。


第1巻第1話より。「ドンケツシンボリ、オレがついとるぞ!」

記念すべき初回のしょっぱなのシーンなので記憶にある人は多いかもしれません。

競馬のラジオ中継に入れ込む警官。
別人のようですが、両さんです。推定年齢32歳ぐらい。

「がんばれ!ドンケツシンボリー オレがついとるぞ!」

自分が買った馬との一体感。これぞ競馬ファンと感じます。

しかし・・

ドンケツシンボリは負けちゃいました。

勝手に買っておいて勝手に「裏切るか!」というセリフが出るあたりが、競馬ファンの心理をよく表している。笑。

ちなみに特券10枚というのは、特券1枚が1000円なので、10000円に相当しますね。両さんが熱くなるのも無理はない。
(今でも、ごくまれにですが、年季の入ったオヤジさんがWINSで「特券」と口にするのを耳にすることがあります。)


異名は「警視庁の勝ち馬」。

タバコ吸いながら競馬予想は初期の両さんのデフォルト。


続いて、浮浪者との競馬談義。

競馬ファンはマウントをとりたがる。
誰が呼んだか「警視庁の勝ち馬」。


馬場適性や血統背景まで、競馬談義の内容もマニアックです。(血統データ本は、手作りのようにも見えて、筋金入り。。)

ところで、「ナスノコトブキ」は実在の馬で、1966年の菊花賞を勝っている名馬。(ただ、父は「キューリノコトブキ」ではないようです。笑。)

うーん。作者の秋本治さんが競馬ファンだったのか、それとも周囲の編集者やアシスタントが本物の競馬ファンだったのか・・。


これぞ競馬ファンというコマの数々。

続いて何コマか、随所に出てくる競馬関連のコマを。

ラジオを愛用。


完全にくつろいで予想に没頭。
(中川も雑誌を読んでサボっている。)


大原部長に競馬必勝本を見つけられてしまう。


ごくナチュラルに金杯の予想を始める両さん。


元旦は競馬新聞に必勝祈願。


よく見ると競馬新聞の名は「負馬」。


プールサイドで競馬。

最後にこちらのシーンをご紹介して終わりにします。
これは、なぜか両さんと中川が、地元の子どもたちの寒中水泳大会の警備にあたるシーンです。

どうやら両さんは競馬新聞は「負馬」と「研究」を併用しているよう。


おもむろにラジオを取り出す。


子供にもすぐに銃口を向ける両さん。


万馬券の使い道は、うな重とキャバレー。


このシーンをもう少し説明すると、子どもたちに泳ぎ方の見本をと依頼された両さん、一度は断ったものの、当たり馬券が風に飛ばされプールに流されてしまい、取り戻さんと意を決して冷水に飛び込む、という場面です。

このシーンではぎりぎり馬券を掴み安堵する両さんですが、後年、このシーンを彷彿とさせる回として、単行本61巻収録の「ギャンブルに開眼」という回があります。

この回では、やはり当たり馬券が風に飛ばされ・・どうなったか、以前記事にしましたので、リンクを貼らせていただきます。


さすがこち亀。

上記の場面の数々は、単行本1〜3巻収録のもので、連載期間は1976年〜78年頃のものだと思います。

この頃の週刊少年ジャンプは、対象年齢層が意外と広かったのかな?
でなければ、さすがにこの怒涛の競馬推しは人気に影響してしまう気がします。
一方で、型破りの警察官、という個性を打ち出すために競馬好きを強調したのかも、とも思います。

いずれにせよ、競馬ファンの目から見て、両さんの競馬好きの描写がいい加減なものでなく、競馬マニアと言えるレベルにまできちんと作り込まれているところが、さすがこち亀、ディテールへのこだわりがすごい、と改めて思ったのでした。

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