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両さんと競馬③(競馬で蔵は建つのか? 問題)

以前、こち亀の競馬ネタ回について記事を書きました。

一つ目の記事が去年の7月、二つ目が10月なので、だいぶ前ですね、、
こち亀は時々競馬ネタの回があり、どれも秀逸なのでこのnoteでシリーズ化して取り上げたいな〜と思いつつ、今日でようやく三つ目となります。


ギャンブルに開眼する両さん。

今回取り上げたいのは、単行本61巻収録の「ギャンブルに開眼」という回です。
あらすじはというと、ある日、「なぜか金がなくなる。」と疑問を持った両さんに対して、中川が両さんのお金の使い方を計算してあげると、年間2400万円ものお金を競馬につぎ込んでいたことが判明します。
麗子が、「千葉の方なら家を買えるわよ。」とつっこみます。(神戸のご令嬢なのに、庶民的なつっこみ)。

両さんは競馬歴25年だそうで、2400万円x25年で、5億円以上も使ったのかと頭を抱えます。

しかし、常人であれば反省するところですが、そこは両さん。
逆にギャンブルに開眼し、仕事と思って真剣に取り組む決意をします。

ドン引きする麗子さん。


そして、ねじりはちまきで熱心にデータ収集に取り組む両さん。

「風」も調べる。
職場に競馬新聞を保管。


本命サイドにぶち込む戦略。

両さんが採用した馬券戦術。
それは、”本命サイド”に”太く張る”というもの。

しかし読んでいるのは「負馬」。


この戦術は、実は”競馬で蔵を建てよう”と思ったら、もちろん誰にでも簡単にできることではないと思いますが、穴狙い戦略よりは無謀ではないのかもしれません。

私自身はそういう人を実際に見たことはないですが、競馬狂で有名な浅田次郎さんのエッセイで読んだことがあるのは、実際にそういう人はいて、そして、馬券戦術がまさに”レースを絞って買う”というもの。
たしか、その浅田さんが見た人は、条件戦に絞って”これは”と思ったレースに数十万円、数百万円を入れる、という買い方でした。
そして、見事に馬券の勝ちを重ねて、世田谷の方に家を建てたそうです。

この話での両さんですが、まず絞りに絞ったレースに「80万円」を投入し、その後、「当てた全額を秋の菊花賞、そして冬の有馬記念まで転がす。」そして、「今までつぎ込んだ5億円を取り返す!」と高らかに宣言します。


5倍的中。しかし、400万円の馬券が・・。

ネタバレしてしまいますが、結局、”80万円一点買い”の馬券は、馬券購入を頼まれた麗子が買い目をど忘れしてしまい、中川が全ての買い目(36点=2880万円分の馬券)を押さえるという荒技を見せる場面もありつつ、見事に的中!

馬券の倍率は5倍。
つまり、80万円が400万円になったのでした。
さすが競馬歴25年の真剣予想の成果といったところ?

しかし、ここからの展開はこち亀ですので・・。

車に轢かれる。


「あちちちち」では済まないと思う。


400万円の馬券が風に吹かれ、必死で追跡するも、最後はなんとコールタールの中へ。手を突っ込む両さん。ここは、何度読んでも爆笑ですね〜。


ラストの一コマ。
この、中川と麗子が両さんの失敗を総括する様子は、こち亀のオチの定番の構図だったように思います。



競馬で蔵は建つのか?

さて。
競馬で蔵は立つのか?という命題ですが、以前の記事でも書いたのですが、たしかにレースを絞りに絞れば勝率は上がる気はするのですが、通常の神経であれば、大金を絞ったレースに注ぎ込むという行為に、まず胃がやられることと思います。

両さんなら胃がやられることもなく、勝ち続けられそうな気もしますが、今回取り上げた話では、勝ったお金を受け取る前に頓挫してしまった、というオチでした。

こち亀で他に思い出すのは、大穴馬券を当てて得た金を、自殺志願のおじさんに渡してしまい・・という話もありました。

他にもちょいちょい競馬ネタが出てくるこち亀、また記事のネタにできたらと思います。

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