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リーマンショック⚡オルカンは約6割下落

過去最大級(最悪)のリーマンショック(世界金融危機)で、オルカンと4資産均等配分ポートフォリオ(以下、「4資産均等型」)が、どのような動きをする(した)のかテストします。
オルカンに投資して、リーマンショック級の危機がきても投資を続けることができるのか(リスクを取りすぎていないのか)を確認することが目的です。


テストの前提

2007年12月末(リーマンショック前夜)に100(万円)を投資します。
それぞれの資産が下落しても、何もせずに放置して保有し続け、100(万円)に戻るまで耐え続けることにします。

  • オルカン→オルカンに100(万円)投資します。

  • 4資産均等型→国内株式:25(万円)、外国株式:25(万円)、国内債券:25(万円)、外国債券:25(万円)に投資します。

テスト結果

【ポートフォリオ戦略】4資産均等配分② リーマンショックでストレステスト(前編)

2007年12月末を100ptとして、結果を確認します。
最終的に100ptを回復したのは、約5年後(底値圏からは約4年後)のことです。(オルカンも4資産均等型も、ほぼ同時に100ptを回復しました。)

オルカン

オルカンは、約4年もの間、70pt台(約3割減)を下回って低迷していました。
底値圏まで下落するときは大きく急落(100pt → 42pt)し、100ptを回復するときは直前で大きく急上昇(3ヶ月間で約3割の上昇)するという、激しい動きで推移しました。

4資産均等型

4資産均等型は、下落するときも上昇するときも、どれか一つの資産がダメでも他が補うという相補的な仕組みが働き、底値圏までの下落はオルカンに比べると小さく(100pt → 71pt)、緩やかな動きで推移しました。

オルカンが半減してもオルカン投資を間違っていないと思えるか?

上図は100ptを回復するまでのグラフですか、この後、オルカンは4資産均等型を置き去りにするスピードで上昇します。(4資産均等型は債券というクッションを抱えている分、上昇局面での伸びはマイルドになるので、オルカンには追いつけません。)
「なら、オルカンでいいじゃん」と思うかもしれませんが、4資産均等型は最大で約3割の下落で踏みとどまっていたのに対して、オルカンは最大で約6割も下落(暴落)した点には注意する必要があります。100万円が42万になたときに、オルカンへの投資は間違っていないと本当に思っていられるでしょうか?
そう思っていられないと感じるのであれば、オルカンでリスクを取りすぎている可能性があります。リスクを取りすぎている場合、オルカンへの投資を減らす(※)ことをおすすめします。

※例えば、オルカンへの投資を半分減らした場合、下落幅も半分になります。「オルカン100%」というポートフォリオの場合は100万円→42万円であるのに対して、「オルカン50%、現金50%」というポートフォリオの場合は100万円→71万円になるということです。(ポートフォリオの現金をゴールドに代えるケースは、後述の「関連記事」参照。)


補足

もう少し詳細な説明です。(興味のある方向け)

1. 底値圏までの推移(2007年12月末~2009年2月末)

大底圏(2009年2月末)には、オルカンは43pt(-57%)、4資産均等型は72pt(-28%)まで下落しています。

オルカンに100%投資する場合に比べて、4資産均等型に投資する方がダメージが半分で済んでいます。

※4資産均等型では、株式が半減する(国内株式:25pt → 13.3pt、外国株式:25pt → 11.9pt)中、国内債券が自分の守備範囲である25pt分を守り続けた上に小幅ですがプラスになった(25.4pt)ことで、ポートフォリオ全体のクッションとして全体のダメージを抑制することに成功しています。

2. 底値圏から100pt回復までの推移(2009年2月末~2013年2月末)

オルカンと4資産均等型は、ほぼ同時に、2013年2月に100ptを回復しました。
起点(2007年12月末)から約5年後、底値圏(2009年2月末)からは約4年後のことです。

  • オルカンは、約4年もの間、70pt台で低迷していましたが、2012年11月からの「急激な円安」(アベノミクス)により、わずか3ヶ月間で約3割も上昇し、垂直立ち上がりのような急回復を達成しました。

  • 4資産均等型では、国内債券がポートフォリオを下支えしながら、急激な円安により外国株式と外国債券がポートフォリオを押し上げて、株のマイナス(-10pt)を債券のプラス(+11pt)が補填する形で、緩やかに回復しました。

※次の指数でテストしました。

  • オルカン:MSCI ACWI (All Country World Index) 配当込み・円換算ベース

  • 国内株式:TOPIX(東証株価指数)配当込み

  • 外国株式:MSCI Kokusai Index 配当込み・円換算ベース

  • 国内債券:NOMURA-BPI 総合

  • 外国債券:FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)


関連記事

※オルカンを現金で希釈するのではなく、オルカンにゴールドを混ぜるケースはこちらです。

※リスクを取りすぎていないか自己診断するためのチェックシートを作成しました。


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