【挫折だらけの税理士の実務記録#84】GW明け、5月病。繁忙期の見落としに注意
ゴールデンウィークが明け、今日から本格的に業務が再開したという人も多いのではないだろうか。
特にこの4月に入社した新入社員たちは、初めての環境に飛び込み、慣れない業務で心身ともに疲労困憊だったところの、束の間の休息(連休)だったはずだ。
ただ、連休明けというのは「5月病」や「早期退職」といった言葉が飛び交う時期でもある。
頭の中で様々な悩みを抱え込み、憂鬱な足取りで出社した人もいるかもしれない。
■ 悩む前に、目の前のタスクを整理する
悩む気持ちは痛いほど分かるが、どんなに立ち止まっても時間は無条件に過ぎていく。
そんな時こそ、あれこれ深く考えすぎず、まずは「目の前の業務を整理」して、着手できるところから淡々と片付けていくことをお勧めしたい。
小さなタスクでも「終わらせた」という実績を積むことで、案外心は落ち着き、前を向けるようになるものだ。
■ 5月繁忙期に潜む「見落としの罠」
さて、税理士事務所の実務の話。
5月といえば、多くの中小企業が該当する「3月決算法人」の申告が控えており、多くの事務所が繁忙期を迎える。
もちろん、その目の前の本決算・申告に向けた準備は最優先で大切だ。
しかし、そこにばかり気を取られていると、足元をすくわれることになる。
例えば、こんな業務を忘れていないだろうか?
① 他の法人の「中間申告」
3月決算に集中している間も、他の月を期末とする法人は当然動いている。
例えば、6月、9月、12月決算などの法人の、法人税や消費税の「中間申告」の期限が迫っていないだろうか?
② 住民税の「決定通知」への対応
この時期、各自治体から「特別徴収の住民税の決定通知書」がポツポツと届き始める。
これは6月支給の給与計算から、従業員の天引き額が変わることを意味する。
お客様が自社で給与計算をしている場合でも、税理士側からの早めのアナウンスやサポートが必要になる重要な業務だ。
■ 常に「視野を広く」持つこと
目の前の巨大なタスク(3月決算)に集中しすぎると、こうした「毎月のルーティン」や「他のお客様のイレギュラー」がすっぽり抜け落ちてしまうことがある。
税理士という仕事は、常に視野を広く持っていなければ、思わぬところで大きな見落としが発生してしまう恐ろしい仕事だ。
連休でリフレッシュした頭をフル回転させて、まずは自分の担当先を広く見渡し、一つ一つの業務に丁寧に着手していこう。
(次回へ続く)
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