焦って英語早期教育・インター通い・海外移住は不要!すでに解明されている「何歳で語学を始めるのがいいのか」
こんにちは
オランダにいてもお好み焼きを作っています、リアル孟母ベティです。
なんや、こんなええ教育情報あるんやったら、もっと早く教えて欲しかったやん!っていう語学教育の研究結果を見つけました。
今日はそれについてお伝えしますね。
衝撃的な研究結果
子供に何歳で言語教育を始めるのがいいのか?どこでどんな風に習えばいいのか?さんざん議論されてきました。私もいろんな情報を読み、時に納得し、時に混乱し、時に「じゃあもう、うちは手遅れや!」と落ち込んだりもしました。
でも、私達は一人ではない。文字が読める限り、知ろうとし続ける限りは、文字を通して先人たちの知恵知識にアクセスすることができます。
下記は、外国移住した子を入国年齢別にグループ化して、その後の移民先の現地言語の読み書き能力を追跡調査したリサーチ結果です。
7-9歳や10-12歳で移住したグループは1.5年で現地並みに追いつく。4年で3歳以前や幼稚園から現地にいた子の能力を追い抜く。

私はこの研究のデータ採取集団の母語が気になりました。言語間の距離がありますから、それによっても違うよね、と思い。
結果、これは
日本人移民
子供の母語は日本語
その子供たちが、英語を第二言語として習得する課程
アメリカやカナダなど英語圏への移住した時の追跡調査
です。入国年齢が英語の学習結果に与える影響(クリティカル・ピリオド仮説)についての研究結果のひとつです。
けっこう衝撃的な研究結果じゃありませんか?
あえてひろゆきさんみたいな、あおった言い方をしますと「未就学児の英語早期教育・インター通い、全部ムダです!」となります。
注)
英語の「ネイティブ並みの発音」をありがたがっているご家庭は、こちら 【教育移住】インド人と怒鳴り合える子供を育てたい/誰が英語をしゃべっているかも読んでいただいた上で、その発音の良さ「だけ」に何百万、時には一千万円以上かけるのか、もっと子供のために、家族のために時間とお金と労力の、ほかのよりよい使い道はないのか?考える機会を持たれたほうが良いと思います。ぶっちゃけそのお金で子供さんのためにS&P500とか買っておいてあげたほうがよっぽどいいんじゃないかな。
研究結果について詳しくはこちらの動画を参照してくださいね。
資料引用元『未就学児の英語教育は逆効果「英語を学ぶ最適なタイミング」とは?こどもチャレンジ監修者の研究結果』
なぜこの情報が広く知られていないのか?
上記は、1989年の研究結果です。
35年前から分かっていたことなんですよ。
なぜ広く知られていないのでしょう?もっと早く知りたかったですよね。
そこは大人の事情かなと。幼児・英語教育業界とか、留学や移住エージェントさんの。この研究結果をあなたに見せてくれた早期英語教育・留学や教育移住エージェントの方、いましたか?いないですよね?むしろ早い方が効果があるって言われていませんか?
むしろ早期英語教育も留学も教育移住も、ここ30年ほどで加熱・加速・早期化・複雑化していきましたよね?
35年で加速した早期英語教育・留学・教育移住
出でよGPT!
こちらをご覧ください。
早期英語教育、留学エージェント、教育移住関連の市場規模や法人数(1989年~2024年)
各項目について、指数(1989年を1倍として何倍になったか)を併記しています。
1. 早期英語教育サービス
1989年: 明確な市場規模は不明だが、英会話スクールが中心で市場規模推定約2,000億円。
2024年: 日本国内の英語教育市場は約1兆円規模。
増加倍率: 約5倍。
英会話スクール数:
1989年: 約2,000~3,000施設(推定)。
2024年: 約10,000施設。
増加倍率: 約3~5倍。
2. 留学エージェントサービス
1989年: 専門エージェント数は約50~100社(推定)。
2024年: 日本国内の留学エージェント数は約300~400社。
増加倍率: 約4~6倍。
3. 教育移住者数とエージェントサービス
教育移住者数:
1989年: 教育移住は非常に少なく、推定数百人~1,000人以下。
2024年: 年間約5,000~10,000人と推定。
増加倍率: 約5~10倍。
教育移住エージェント数:
1989年: 専門エージェントはほぼ存在せず。
2024年: 日本国内で約50~100社。
増加倍率: 新規市場の創出。
(By ChatCPT)
ちなみにご存知のとおり、子供の数はこの35年間減り続けています。
1989年から2024年の日本における15歳以下の子供の人口推移
1989年: 約27,000,000人
2024年: 約15,000,000人
指数(1989年を1倍とする):
1989年: 1倍
2024年: 0.56倍
結論:
15歳以下の子供の人口は、1989年から2024年にかけて約44%減少しています(ほぼ半減)。(By ChatCPT)
15歳以下の子供が0.56倍になったのに対して、英語系サービスや教育移住者数は3-10倍となっています。
上記の研究 "Age of Arrival, Length of Residence, and Interdependence of Literacy Skills among Japanese Immigrant Students" ©Cummins & Nakajima 1989 は、日本の教育産業における国家機密レベルで伏せられてきたに近いですよ、ここまでくると。
思えば香港人は10歳以上で海外移住させるケースが多かった
香港人は、国が信じられないがゆえに、自分の子供を世界のさまざまな地域に送り出します。留学に始まり、そこで現地就職させて、香港にいる親をカナダとかに呼び寄せる。または子供が小学校高学年のころに、家族でイギリス・カナダ・オーストラリア・アメリカに移住するケース。数多く見てきました。
私は香港に11-12年住みました。2009-2020ごろです。この時期は、「1997年の香港返還の際に大量に出て行った香港人家族の子供世代が、カナダやアメリカのパスポート(国籍)を持ったまま、香港に移住してきている」時期だったんです。
なのでその親たち(子供の友達の家族)に、自分が子供時代に移住してどうだったか、体験をいろいろ聞きました。そしてその親たちも、数年以内に香港を引き上げて、自分の祖国へ戻る算段をしているケースもよくありました。
たとえば1997年以前に自分が子供の立場でアメリカやカナダに親について移民した人が、2000年代により良い職と社会的ステイタスを求めて、香港系アメリカ・カナダ人として、香港で就職。そこで香港人伴侶を見つけ子供も持った。みたいな感じが非常に多かった。まあそういう移民子弟の香港への回帰が起こっていたのに、2020年の香港の政変(起こったことは政変だった・香港2020)でそういう流れはおジャンになり、みなさん本国であるアメリカやカナダ・オーストラリアに子連れ再移住していったのでした。
小学校高学年で移住するケースの親は、良く「子供が広東語をしっかり身に着けてからよその国に行く」と言っていましたが、経験則的に彼らは知っていたのかもしれませんね。そのくらいの年齢から行っても、子供の外国語キャッチアップ能力はあまり悪影響を受けないと。自分の体験や、世界中に広がる自分の親族友人の体験を通して、それを知っている。
覚えておきたい「子供は同じ速さで忘れる」
子供の学習能力や環境的力はすごいですよね。言語習得力も、とんでもない速さ。それで大人は勘違いしてしまうんです。大人は一度学習したことはなかなか忘れませんから、「この子も幼児期に覚えた言葉を忘れないはずだ」と。
結論として、同じ速さで忘れます。
同じ速さで忘れるんですよ!!
大切なことなので、二回言いました。
これは、2019年、次女エミリーが7歳の時に、香港のインターナショナルスクールで出た北京語の宿題を、オンラインでやっているところです。
上のは、同時期に長女ソラリスが同じく北京語の学校の宿題をやっているところです。
今、ニイハオですら忘れてますよ!!
長女次女ともに、保育園・幼稚園は香港人しか行ってないようなドローカルなところに行き、広東語がベラベラでした。うちは両親とも日本人の家庭ですから、家庭でも日本語です。家庭で広東語を話すことはないですから、学校の先生たちもその娘たちの広東語ベラベラぶり・発音の良さに驚いて「まるで香港人ね!」と、ちやほや可愛がっていただきました。
でも長女も次女も14・12歳の今は、広東語ほとんど忘れていますよ。はっきり言うと私のほうがマシなレベルです。
あんなに、あんなに上手かったのに?
親(両親とも日本人)に向かって広東語を通訳してたのに?
親のへたくそな広東語をあざ嗤ってたのに?笑
「小さいころにしゃべっていた英語を帰国子女が日本帰国後に忘れた」みたいな体験談を読んだことは何度もあります。
本当でした。
まあ、こういう場合は発音の良さは残ります。
それに、その言語をもう一度学習したときのピックアップ速度が速いですよね。ですのでそういうメリットはちゃんとあります。
機会損失への意識
ですけれど、早期英語教育をすることや、早期教育移住をすることで、失っているものが大きいんじゃないか?というのが私の意見です。
日本の幼児教育は世界一ですよ。
幼稚園・保育園
小学校
くらいまでは断トツで内容が素晴らしいです。
中高は、受験一色になってしまう~大学はバイトで勉強しないとか、典型的なイメージでいうなら、日本の学校は年齢が上がるとともに教育クオリティが反比例するという感想です。もちろん一般論でです。
OECD(経済協力開発機構)のPISA(生徒の学習到達度調査)において、日本の15歳は、「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」でほとんどつねに10位~5位以内、ときには1位を取っています。
(なぜか2018年だけ読解力15位)
学力の国際比較(2022)
科学・数学は世界のトップ水準 15歳学力調べるOECDのPISA結果(2016)
「PISA2022」の結果をどのように受け止めるべきか(2024)
(OECD加盟の37か国中。中国は2022年の調査に不参加)
アイデンティティやしつけ、モラル教育なんかを含めたトータルで、日本の教育は非常に高い価値があると思います。(キャリア教育や金銭教育は日本は少し他の国に劣っているとは思います)
これはまた別途書きます(インターナショナルスクールは行き場のない子がやむにやまれず行く学校だということを思い出そう【炎上覚悟】)が、うちの娘のように「そもそも日本語がよく読めない」みたいな子供ではない、日本のローカル公立私立校にいく実力のあるお子さんが、わざわざインターナショナルスクールに助けを求めなくても、いいんではないか。そのことにより得るものより失うもののほうが大きいんではないか。英語の勉強は従来のように中学・高校でしっかりやる、で十分だと思っています。
2024.12.2
