【ケリケリ③】NZマンダリン農場 悲惨な初日と意外な出会い
置いて行かれた…
マジ?
どんだけ運が悪いのか?

農場の入り口へ向かう。
すいませ〜ん!
誰か居ますか〜?
しぃ〜ん…
無音…
あたりは夕暮れ。
全く人の気配が無い。
車の音も聞こえない。
やばいこれはマジでやばい。
当時携帯電話なんてモノは成功者の証だったので、
持ってねーし!
なによりも、もうすぐ日没だ…
ん?なんか聞こえる。
ドッドッドッドッ トラクターの音!

神降臨!
おーい !
助けてー!
何やってんだオメェ?
夢中で真面目に労働してたら、
置いて行かれたみたいでして…
送ってやるからちょっと待ってろ!
ってな訳で、
労働者が収穫した箱を回収してるお兄さんが登場して、
無事アランガまで送ってくれたのでした。
こんな感じで最悪なマンダリンピッキング初日が終了した。
実はこのお兄さん。
この農場の敷地内に住み込みで働いているマオリで、
送ってもらったのをきっかけにめちゃくちゃ仲良くなった。
翌日から仕事中にいろいろ差し入れしてくれたり、
部屋で休憩させてくれたりと本当に良くしてもらったのでした。

初日17箱だったが慣れてくると50箱くらいは行ける。
金額にして80〜120ドルくらい。
今はめちゃくちゃ稼げるみたいですが、
当時はこんなもんでした。
当時のレートが 1NZD=65円くらいだったかな?
円換算すると悲しくなりますね…
あ、あと2日目からは長靴、雨ガッパのフル装備で仕事しました。

日の出とともに働き。
夕暮れ前にアランガへ帰る。
雨が降ったらお休みでそれ以外は労働。
雨ガッパを着ていても、
夜露に濡れたマンダリンを収穫してると、
手首をつたって水が中に侵入し、結局濡れる。
朝は寒いが日中は日差しが強く、
雨ガッパを脱いで働いていると、
あっという間に乾く。
そして、今度は汗で濡れるのだが…
とにかく必死に働いた。
ほとんど休憩も取らずにもくもくとマンダリンを採る。
昼飯は食パンを持参し2,3枚かじりながら働いた。
今までの人生の中で、一番必死に働いたかもしれない。

アランガでの暮らしはと言うと、
8人部屋だがフルになる事は無く、
私含め4人がマンダリン収穫期の、
約2ヶ月間をともに過ごした。
後は2〜3人が1、2週間で入れ替わる感じ。
6〜7人の共同生活。
全員が季節労働者である。
