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7人の子との長い夏休み。

オランダに来て、初めて迎える夏休み。

こちらの夏休みもとにかく長い。

せっかくヨーロッパに住んでいるんだから、この長い夏休みを子どもたちとどう過ごそうか。

夏休みに入る前、家族でそんな話をしました。

そして、いくつかの「夏休みの約束」を決めました。

・週に1回は、家族みんなでどこかへ出かけよう。
動物園でもいい。海でもいい。ユトレヒトのような、まだ行ったことのない街でもいい。

・夏休み中に1回くらいは、少し遠くへ旅行しよう。
飛行機でも、電車でも。
ドイツ?ベルギー?それともポーランド?

せっかくヨーロッパに住んでいるのだから、国境を越える旅行もしてみたい。

・週に1回は、みんなで夕食を食べながら映画を観よう。

・そして上の子たちも、1日に1回くらいは外に出よう。

そんなことを話しながら、

「今年の夏休みは、いろいろできそうだな」

なんて思っていました。

数少ない外出

そして、実際に夏休みが始まった。

さて。

今のところ、順調に実現できているのは……

「週に1回、みんなで夕食を食べながら映画を観る」

これくらいです(笑)。

家族みんなで出かけるイベントも、思っていたほどできていません。

別に、行く場所がないわけではありません。

動物園もある。
海もある。
少し電車に乗れば、行ったことのない街はいくらでもある。

ヨーロッパなんだから、その気になれば隣の国にだって行ける。

問題は、

「よし!今日はみんなで遠出しよう!」

という気力が、親に残っていないことです(笑)。

子ども7人との夏休み。

毎日、誰かと誰かが喧嘩しています。

さっきまで一緒に遊んでいたと思ったら喧嘩。

仲直りしたと思ったら、今度は別の組み合わせで喧嘩。

「それ私の!」

「先に使ってた!」

「やめて!」

「とおとー!」

一つ解決したと思ったら、また次。

父親は仕事がある。

母親は母親で、7人分の家事をこなしているだけでも、それなりに一日が終わっていきます。

そして、それより何より疲れるのが、

子どもたちの喧嘩の仲裁。

一つの喧嘩を収めて、

「やっと静かになった……」

と思ったら、しばらくしてまた、

「とおとー!」

「かかー!」

これが毎日続く。

地味ですが、この疲労がどんどん蓄積していきます(笑)。

そうなってくると、

「今週末はどこへ行こうかな?」

ではなく、

「今日はなるべく平和に一日が終わってくれ……」

くらいの気持ちになってきます。

結局、近所を散歩したり、ちょっと買い物に行ったり。

そんな程度の外出で一日が終わることも多い。

上の子たちは上の子たちで、それぞれ好きなことをしている。

気づけば、

夏休みに入る前に思い描いていた、

「ヨーロッパの夏を家族みんなで満喫!」

みたいな生活とは、ずいぶん違う毎日になっています。

オランダに移住しても、日常は日常。

考えてみれば、当たり前なのかもしれません。

日本からオランダに引っ越したからといって、突然家族が毎週旅行するようになるわけではない。

子ども同士の喧嘩がなくなるわけでもない。

父親の仕事がなくなるわけでもない。

7人分の家事がなくなるわけでもない。

疲れる日だってある。

Instagramで見る海外生活なら、

家族で自転車に乗って、

運河沿いを走って、

週末にはベルギーへ行って、

夏休みにはヨーロッパを鉄道で旅行して……

そんな生活を想像するかもしれません。

でも実際に暮らしてみると、

オランダ生活も、普通の生活です。

場所が変わっても、日常は日常。

むしろ家族9人で暮らしていれば、毎日を回していくだけでも結構な仕事です。

理想と現実。

夏休みに入る前に考えていたことを振り返ると、

正直、全然できていません(笑)。

でも、これはこれで面白いなと思っています。

海外移住を決めたときも、

きっと頭の中には「こんな生活になるだろう」というイメージがありました。

実際に暮らしてみると、当然その通りにはならない。

良い意味でも。

悪い意味でも。

そして今回の夏休みも同じ。

理想と現実は、だいたい違う。

でも、そのギャップも含めて、実際に暮らしてみなければ分からなかったことです。

「ヨーロッパに住んだら、毎週いろんなところへ行ける!」

確かに、それはできます。

ドイツも近い。
ベルギーも近い。
フランスだって遠くない。

でも、その前に。

今日も家の中では誰かと誰かが喧嘩しています(笑)。

そんな現実の方が、今の僕たちのオランダ生活らしいのかもしれません。

でも、よく考えてみたら。

この毎日が大変な理由。

冷静に考えてみると、結構単純でした。

下の3人が、まだ保育園に行っていない。

0歳、1歳、3歳。

この3人も含めて、現在は家族9人がかなりの時間を一緒に過ごしています。

そりゃあ、賑やかになる。

そりゃあ、喧嘩も増える。

そりゃあ、親も疲れる(笑)。

でも、そんな生活もあと少し。

9月からは、下の3人も全員保育園に入ることが決まりました!

もちろん、

この毎日の長時間子育てによる疲労に耐えきれなくなったから……

ではありません(笑)。

子どもたちにオランダ語を身につけてもらうため。

そして、小さいうちからオランダの文化や生活の中に入っていってもらうためです。

……ということにしておきましょう(笑)。

そう考えると、

こんなに長い期間、家族9人がずっと一緒に過ごすのは、この夏休みが最後なのかもしれません。

そう思うと、少し寂しい。

……

いや。

本当は、ちょっと嬉しい(笑)。

多子子育ては、難しい。

子どもが多いことは、僕にとって楽しいことです。

家の中はいつも賑やかだし、誰かが笑っている。

兄弟同士で遊んでいる姿を見るのも好きです。

でも当然、良いことばかりではありません。

これだけ頻繁に喧嘩が起きて、

それを毎日、何度も何度も仲裁していると、

だんだん自分自身も冷静さを失ってきます。

最初は普通に話していたのに、

同じことを5回、10回と繰り返されるうちに声が大きくなってくる。

「もういい加減にしてくれ!」

と思う。

そして、ふと後から、

なんか自分、嫌な奴になってるな。

と思うことがあります。

子どもに優しく接したい。

できるだけ怒らずに話したい。

そう思っていても、毎日何度も何度も繰り返されると、なかなかそうはいかない。

子どもが7人いても、

子育てが上手になるわけではありません。

むしろ、

子どもが増えるほど、子育ての難しさを感じる場面も増えている気がします。

多子子育て。

なかなか難しいものです。

例のジョー君。隣のお店のハミットいつもありがとう☆

そして今日も。

ちなみに今日は、久々に頭痛。

原因は、もうすぐ5歳になるジョー君。

最近、彼のわがままが凄い。

「これはダメ」

と言っても聞かない。

また同じことをする。

そして叱る。

またやる。

また叱る。

そんなことを繰り返しているうちに、本当に頭が痛くなってきました(笑)。

まさにギャングエイジ真っ只中。

もうすぐ5歳。

5歳になったら、ほんの少しでいい。

ほんの少しでいいから……

落ち着いてくれることを切に願っています。

そして夏休みは、まだもう少し続きます。

せっかく家族9人で過ごす、最後かもしれない長い夏休み。

ドイツも、ベルギーも、ポーランドも一旦置いておいて。

まずは、

家族みんなで海か、動物園!

それくらいは実現させたいと思います(笑)。

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