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Mリーガーに学ぶ、炎上しない方法

「河童の目線で人世を読み解く」市井カッパ(仮名)です。
「すべての組織と人間関係の悩みを祓い癒し、自然態で生きる人を増やす」をミッションに社会学的視点から文章を書いております。

御覧いただき、ありがとうございます。

あまりこの記事では麻雀の話、特にMリーグの話はこれまであまり書いていないのですが、少し気になったことがあったので、書いておきます。

と言っても、麻雀のゲームの話ではなく、ネットの反応の話。そういう意味では、前回のこちらの記事の続編と言ってもいいかもしれません。

あまり詳しくない方のために説明しておきますと、Mリーグという麻雀のプロリーグは今はオフシーズン。次シーズンの体制づくりのために契約が行われたり、選手の入れ替え準備が行われたりしているところです。野球よろしく、正式には選手はドラフト会議で指名されて決まるのですが、今年は2チームがオーディションという方法で、公開試合で指名する選手を決める、という方法を取っていて、そのチームのファンだろうとファンじゃなかろうと注目が集まっているようです。また、その裏…と言いますか、どっちが裏でどっちが表かわかりませんが、本来、チーム戦でリーグ戦を戦う選手たちが個人戦でトーナメント方式で戦うMトーナメントというものが開催されており、オフシーズンなの?という盛り上がりを見せております。

今回はその内容に触れるわけではなく、私もMリーグファンの1人としていろいろ見ていて、思ったことがあります。というか、これは前から思っていたのですが、なんでMリーグファンってすぐ人のことを叩くのだろう、と。

打牌で叩かれる。負けて叩かれる。運が無くて叩かれる。人選も人事も叩かれる。すごいな、と思ったのは、オーディションのルールで叩かれ、それを採用した運営側がディスられる。チームのファンでもなさそうな人が見るの辞めます、とか言ってたりもしますが、絶対、見るよなーと思いつつ眺めてます。

逆に褒めるコメントとかってあるんでしょうかね。もしかしたら個人宛にはたくさん届いているのかもしれませんが、叩く方は公開コメントなので目立つのかもしれませんね。みんなの前で叱る、という一番ダメな上司がやる奴ですね。

ものすごい偏見に満ち満ちたイメージでお伝えしますと、昭和の時代の大阪のミナミで阪神ファンのおっちゃんが、町中華かなんかでテレビ見ながら、「〇〇、バット振れやー。見とるだけやったらおらんでもええわ!」と叫んでいる風景が、なぜか脳内再生されます。何万人いるかわからないMリーグファンがみんなそういう姿をしているイメージが無限増殖していく…。

なわけあるかいw

とまあ、なんでなんかなーと思いつつ過ごしていたのですが、なんか似たような現象があるなーと最近、気づいたのですが、そこで、仮説が生まれました。

似たような現象がある、と思ったのは、「政治ネタ」です。ここで言う「政治ネタ」というのはかなり広く考えています。本来、日本の政治は三権分立で、立法・行政・司法と別れているはずなのですが、昨今、それを証明できるような事案も浮かばないですので、ごちゃっとまとめて「政治ネタ」ということにしておきます。

こちらも細かい事例は省きますが、何かをやろうとしたら叩き、何かをやらないと叩き、問題が起こると叩き、政府の責任を問われる。この党には投票しません、ともともと投票してなさそうな人が言う。それ、言う必要ありますかね?

で、褒める声があると、とそれは利権だの陰謀だのといった話になる。わからんでもないですが、それってどうなんでしょうか。褒められて伸びる、という言葉は少なくともこの業界には通用しないようです。

で、2つあると何か共通点が探せるなーと思っていて、考えていて、あ、もしかして、と仮説的に思いついたことがあります。

それが、英語で言うところの、accountability です。

なんで英語やねん、というツッコミは正しいです。日本語ですと、説明責任、という風になりますが、この「責任」というのが誤解を生むシロモノでして、英語ではその部分は、-ability、つまり能力となっています。

ですので、意味合いとしては「説明能力」と訳したいところです。

Mリーガーの中でも、あまり叩かれないMリーガーがいるなーと思っていまして、その共通点は、もちろん、強いとか勝っている、というのもあるのでしょうが、ひとつは、「検討配信をしている」というのがあるな、と思ったのです。

もうひとり、これは個人名を出しますが、あまり叩かれないMリーガーに佐々木寿人(ささきひさと)さんというのがいらっしゃって、この方が明言されているのが「引き算打法」「寿人トイツ」などの言葉です。これはそれぞれ、「見えていない牌は山にあると仮定する」「七対子は字牌で待つ」という意味で、つまりは打牌選択の根拠が明確、ということです。まあ、この方は例外中の例外で、こんなシンプルに自説を貫いているプロはなかなかいないと思いますが、一例にはなるかもしれません。

先ほどの「検討配信をしている」というのは、こういう理由でこの牌を切った、ということを説明したり、他の選択を検討したりすることを意味していますが、例えば、こういうMリーガーの打牌を批判することは、かなり難しい…と言いますか、めんどくさいことになります。

検討配信を見てから批判しなくちゃいけないわけで、ファンならまだしも、単に叩きたい人が数時間の検討配信を見てからアンチコメント入れるなんて、めんどくさいことはしたくないでしょう。

そしてさらに麻雀特有の現象として、視聴者は言ってみれば、神の視点を持っている、ということがあります。プレイしている選手は他の人の手は見えませんから、視聴者は「欲しい牌は既に無いのに、なんでそこを残す?」みたいな、無理なことを普通に思いがちです。

これ以上、細かいケースの話をしますと麻雀の話になってしまって、それは今回、本筋ではないのでこの辺にしておきますが、自分が神様のような視点を持ってしまっている客に対して、やはりこれは「説明能力」を持っていないと、それは炎上を招くんだろうな、と思ったのです。

そういう意味では、「政治ネタ」の皆さんの「説明能力」はほんとうに乏しい印象ですね。メディアが切り取るのも良くないとは思いますが、「説明」を「スローガンやキャッチコピー」あるいは「言い訳」と思っている方々が多いのではないかな、という気がします。

Mリーガーの検討配信よろしく、本当に聴きたい説明は、「なぜ、他の選択肢を選ばないのか」あるいは「選ばなかったのか」という説明です。これは政治を行っている側も、批判している側も一様に、自分の主張ばかりをおっしゃっていて、他の方の主張は無かったことになるか、ありえない、と言い切って終わる、みたいな言説に満ち溢れているような気がしますが、実際のところ、一般の人はどう思っているのでしょうね。Mリーグ関係の炎上の例から、「政治ネタ」でも同じような不満があるんじゃないかな、とちょっと思った、というところが、今回の内容となります。

ということで、いつか「政治ネタ」の世界でも、オルタナティブの世界を説明できる人材が出てくるのかな、ということを思っていたら、ジークアクス10話のララァの話をちょっと思い出しました。

現場からは以上です。お読みいただき、ありがとうございました。面白かった、参考になった、という方は是非、高評価いただけると嬉しいです。フォローも大歓迎です。

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