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ICF(国際コーチング連盟)の「コーチングの定義」が変わった!

「河童の目線で人世を読み解く」市井カッパ(仮名)です。
「すべての組織と人間関係の悩みを祓い癒し、自然態で生きる人を増やす」をミッションに社会学的視点から文章を書いております。

御覧いただき、ありがとうございます。

さて、国際コーチング連盟(ICF)と言えば、現在、世界最大のコーチング業界の非営利団体であり、コーチングという産業を健全に成長させ、人類に貢献すべく活動されています。

もともとアメリカでコーチ養成団体のトップで作られたこの組織ですが、現在は、そこから成長していった職業としてのコーチングをされている方を中心に、世界的なネットワークの団体に成長しています。

さて、ここでは倫理規定やコンピテンシーなど、コーチングの自由さを認めながらも様々なルールや基準作りを行っていますが、その中の一つに倫理規定(Code of Ethics)というものがあり、この文書のグロッサリー(用語集)で、コーチングそのものが定義されています。

2025年4月にこの倫理規定がアップデートされた(該当文書が発表されたのは2024年10月)のですが、何がどう変わって、どういう意図があるのか、ということは、まだ日本のコーチング業界にはあまり伝わっていません。こちらについては今後、連続記事のような形で掲載していきたいと思いますので、ご興味ある方は、こちらのnoteをフォローしておいていただけると良いかと思います。

さて、今回の記事はそのイントロのような部分。タイトルの通り「ICF(国際コーチング連盟)の「コーチングの定義」が変わった!」という内容です。

さて、改訂された倫理規定のページはこちらです。

当たり前ですが、改訂前のものは記載されていないので、どう変わったのかは、こちらを見るだけではわかりません。

そこで、前の定義を貼っておきます。

筆者作成

下部分は筆者の解説ですが、上半分が定義となります。これが改訂により、どう変わったのでしょうか?

同じフォーマットで示してみます。

筆者作成

え、どこが変わったの?と感じるかもしれませんが、ここです。

筆者作成

たった2単語の改訂ですが、これがなかなか深い。いや、これを深いと感じるのは相当なコーチングおたくだけかもしれませんがw

ちなみに recognize という単語は「認識する」「認知する」というような意味ですが、コーチング的には「気づく」と訳したいとは思ったのですが、そこまではやりすぎかな、ということで、すべてのニュアンスが包含できるように、とここでは「認め」とシンプルに訳しています。

「深い」という意味ですが、この違いを理解するために、この言葉があるとないとで、どのような印象の違いがあるかを見てみます。

「クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように」
「クライアントが公私における自身の可能性を認め最大化させるように」

わかりやすいように言葉の順番を並び替えてみます。

「クライアントが公私における自身の可能性を最大化させるように」
「クライアントが公私における自身の可能性を認め最大化させるように」

ここにはコーチとクライアントの2者が存在するとします。最近、ICFでは「チームコーチング」を推していますので、このクライアントは複数名から成るチームかもしれません。

では、そのチームの可能性というかポテンシャルを最大化させようというとき、まあ、個人であれば単純なのですが、話がチームとなると、まずはそのチームがそのポテンシャルを認めなければならない、ということになります。

これは当たり前のことですが、これまでのコーチングの定義には明確に記載されていなかった部分です。今回の変更によって、より「コーチングの定義」が明確化されて使えるようになった、というのが筆者の感想です。

現場からは以上です。お読みいただき、ありがとうございました。面白かった、参考になった、という方は是非、高評価いただけると嬉しいです。フォローも大歓迎です。

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