いまさらドラッカーを学ぶには?~「ドラッカーマップ構想」開始宣言
「河童の目線で人世を読み解く」市井カッパ(仮名)です。
「すべての組織と人間関係の悩みを祓い癒し、自然態で生きる人を増やす」をミッションに社会学的視点から文章を書いております。
御覧いただき、ありがとうございます。
ここのところ、このnoteの記事もそうですが、ずっと考えていることに、ドラッカーをいろいろな人が学ぶにはどうすればいいのか、ということです。
個人的にドラッカーを研究することの「魅力」として思うのは、正直、ドラッカーの文章がわかりにくいから、ということです。ドラッカーの書籍にはどこかミステリー小説のような要素があって、謎がちりばめられています。その謎を解明していくのが楽しいのですが、これは一種の変態の所業。
一般の人がもっと普通に手軽にドラッカーの思想を学ぶにはどうすればいいのか、ということを考えてみると、なかなかこれは難しいなーと思うのです。
というわけで、ChatGPTに、その理由を挙げてもらいました。
いまさらドラッカーを学ぶことの難しさには、いくつかのポイントがあります。
1. 現代のビジネス環境とのギャップ
ドラッカーの理論は20世紀後半の経営を前提としており、デジタル化やAIの進展、スタートアップ文化など、現代のビジネス環境とは異なる部分があります。そのため、彼の言葉をそのまま適用しようとすると違和感を覚えることもあります。
2. 概念が抽象的で難解
ドラッカーは「マネジメント」「知識労働」「自己マネジメント」などの概念を提唱しましたが、これらは広範囲にわたる抽象的な概念であり、具体的にどう実践すればよいのか分かりにくいことがあります。特に、初心者にとっては「結局どうすればいいの?」と感じることが多いです。
3. 時代に合わせた解釈が必要
ドラッカーの理論は普遍的な価値がありますが、そのままでは現代の課題にはフィットしにくいこともあります。たとえば、「成果を上げるためには、時間管理が重要」といった考え方は変わりませんが、リモートワークやフリーランスの増加といった新しい働き方に合わせた解釈が求められます。
4. ドラッカーの著作は多く、どこから学ぶべきか迷う
ドラッカーの著作は膨大で、『マネジメント』『プロフェッショナルの条件』『経営者の条件』など、どこから手をつけるべきか分からない人も多いでしょう。また、翻訳本は文章が硬く、読むのに時間がかかることもあります。
5. 実践への落とし込みが難しい
理論を理解することと、それを実際のビジネスや働き方に応用することは別の話です。ドラッカーの言葉を自分の仕事や組織にどう適用すればいいのか、自分なりに考えて実践しないと、ただの「いい話」で終わってしまいます。
どう学べばいいか?
難しさはありますが、次のような方法で学ぶと理解しやすくなります。
入門書から読む:『もしドラ』のようなわかりやすい本を手始めにする。
現代の事例と照らし合わせる:GAFAやスタートアップ企業の経営と比較しながら考える。
実践に結びつける:ドラッカーの教えを自分の仕事にどう活かせるか考える。
動画や講義を活用する:書籍が難しければ、YouTubeやオンライン講座で学ぶ。
ドラッカーの思想は今でも十分価値がありますが、そのまま受け取るのではなく、「いまの時代にどう適用できるか?」を考えながら学ぶことが大切ですね。
はい。どうでしょうか?
この中でもやはり気になるのが、4. ドラッカーの著作は多く、どこから学ぶべきか迷うです。研究者としては素材がたくさんあって楽しいのですが、学ぼうとするとどこから手をつければ、どこまで探ればいいのか、と悩んでしまいます。

実はさらに問題を複雑にしているのは、このドラッカーの思想をなんとかわかりやすく伝えようと、様々な方が様々な形でそこから新しい書籍を生み出していることです。
正統的には、アメリカのクレアモント州にあるドラッカースクールの教授たちによる解説書やドラッカーも絡んだ再編集本があります。マネジメントというだけなら、ジョゼフ・A・マチャレロ先生がドラッカーとともに編纂された『経営の神髄(Management Revised Edition)』を読めばいいのかもしれませんし、前に述べたリベラルアーツ関連では、まさに『ドラッカー 教養としてのマネジメント(Dracker's Lost Art of Managemant)』という本も出ています。日本では、ドラッカー本人とも交流のあった翻訳者の上田惇生先生を中心に「実践するドラッカー」というシリーズが出たりしています。もちろん、AIも指摘していた岩崎夏海さんの『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』などのように、さらに最近では、マンガで読む、というような試みもあるようです。
しかし冷静になって考えてみたら、これは大量の書籍の前に梯子がたくさんかけられているようなもので、さらに情報量は増えています。

問題は解決するどころか、さらに初心者から遠い世界に旅立っているような気がします。屋上屋を重ねるとはこのことですね。
では、どうすればいいのか?
その答えとして今、考えて構築しようとしているのが、ドラッカーマップ(Drucker Map)という構想です。
考え方のロジックはこういうことです。まず、話をシンプルにするために、ドラッカーから学ぶべきものはドラッカーの著作に書かれていることだ、という風に考えます。
その上で、翻訳というのはどうしても、時代などの影響を受けていますから、基本的には原文を重視します。
さらに、事前に書かれている内容を理解する必要はない、と考えます。大量の文章が書かれていますが、必要だと思ったときにそこの文章を読めばいいわけで、知りたいと思う前に知る必要はない。つまり、読む必要はない。
読む必要がない、というのは例えば、下記の勉強会報告でも示した手法です。
ドラッカーマップ(Drucker Map)という構想は、この勉強会の手法をさらに発展させたものです。
また、一般公開ではありませんが、日本の非営利セクターの皆様が参加する、日本ファンドレイジング協会主催のイベントで、申込者限定で下記のようなパワポの資料すらなく、ひたすら対談形式でしゃべりまくるだけ、という動画の試みもしてみました。これもなかなか評判が良かったです。

というわけで、冒頭の「一般の人がもっと普通に手軽にドラッカーの思想を学ぶにはどうすればいいのか」の答えは、「まず、ドラッカーの著作を読まずに全体像を学ぶ」という結論になります。
最初に学ぶのは「ドラッカーの人生」であり、自分がその折々で必要な時に、そのパーツを取り出せるような、フレームワークあるいは構造を学ぶ。本を読むのは必要になったら、で良い。
つまり、ここで提案しているドラッカーマップとは、ドラッカーその人の人生と、その著作をマッピングして、さらにそこに何が書かれているかを一目で示すもの、をイメージしています。
これもイメ―ジにすぎませんが、こちらも重厚すぎる本ですが、感覚的には下記の『情報の歴史』に近いです。
この本は初版から持っていますが、全部、読み解く人は居ません。ぱらぱらと見て、必要なところを利用する、というスタイルです。ドラッカーマップはこんな分厚い本にはならず、最大でも模造紙くらいのサイズには納めたいと思っていますが、そもそも平面で完成するのか、立体になるのかも今はわかっていませんので、今のところは大きさや形は未確定です。
では、ドラッカーマップを作るにはどうすればいいのか。つまりは地図の作り方ですが、これは日本において初めて実測による日本地図を作成したのは、伊能忠敬さんに敬意を表して、とりあえず歩いて測量していくしかないかな、と思っています。コツコツやっていくしかないですね。
さて、そのとりあえずの開始として、noteでドラッカーについて私的に研究されたことを書かれている方の記事をピックアップする場所を作りました。別にこのドラッカーマップ作りに協力して欲しい、という意味ではなく、マップの実用性・利便性を考えて、今、どんな方がどんな風にドラッカーに関心があるのかを知るためです。マップの例で言うと、人が増えている都会と過疎化が進んでいる地域を知るためになります。
noteの共同編集マガジンの仕組みは、単に自分が記事を書いたときにカテゴリー分けするだけですので、もし、自分は割とドラッカーについて書いているよ、という執筆者の方がいらっしゃいましたら、共同編集にお誘いしますので、是非、お声を上げていただきたいな、と思います。
現場からは以上です。お読みいただき、ありがとうございました。
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