岸辺露伴は動かない 3巻 【ネタバレありマンガ感想文】 岸辺露伴は成長する
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Amazonでレビューしたものです。
杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。創作のためなら躊躇なく奇妙の扉を開ける彼が、様々な取材先で遭遇した不思議な出来事とは…!? シリーズ第3弾は『ホットサマー・マーサ』『ドリッピング画法』『ブルスケッタ』の3編を収録。
0.またまたPV
漫画の刊行に合わせて宣伝PVが公開されました。
最近漫画のPV多いですね。
ホラーっぽい感じ。
ナレーションは内山昂輝さん。
ザ・ランの橋本陽馬ですね。櫻井さんクビかー。私は鈴木れい子さんも好きでしたが。
1.「岸辺露伴は動かない」とは
「岸辺露伴は動かない」とは、荒木飛呂彦先生による、時々1話ごとに発表される漫画の短編集です。1巻、2巻ときて、今回3巻目です。
他、ルーヴル美術館の依頼で作成した長編(と言っていいのか)の、「岸辺露伴ルーヴルへ行く」があります。
また、今までに4冊他の作家による小説スピンオフが刊行されています。(叫ばない、戯れない、倒れない、嗤わない)
これらを元に、アニメ化に、NHK実写ドラマ化映画化もされています。
主人公の岸辺露伴は、元々は荒木飛呂彦先生の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」4部に出てくる、メインキャラクターの1人の漫画家です。
「ジョジョの奇妙な冒険」は、元々少年ジャンプで連載が開始され、現在はウルトラジャンプで連載されている長編漫画になります。
「ジョジョ奇妙な冒険」の登場人物の多くは、スタンドという一種の超能力を持っています。
岸辺露伴も然りで、彼は「ヘブンズ・ドアー」という、他人を本にして記憶を読んだり、命令を書き込んでいう通りにさせたりする、という能力を持っています。この能力は正直結構なチート能力です。有効射程距離が短いですが、距離を詰めればほぼ無敵。
そして、彼の職業は、漫画家です。結構な人気漫画家さんらしいです。
なので、彼は自分のスタンド能力を、悪人を懲らしめるとか平和を守る、とかではなく、自分の漫画のネタあつめに使用しています。うん、基本自分のためです。
最初「ジョジョの奇妙な冒険」で出てきた時は、結構ひどいやつでした、岸辺露伴。サインをもらいにきた高校生の記憶=プライバシーを勝手に読んだ挙句、内容が面白いので破り取って体重を激減させた上、書き込んでその事実を忘れさせ、本人の意思に反して再び自分の家に来させ、ほぼ監禁状態に。。。結果、助けに来た主人公にボコボコにされました。
まあ、最終的には、ラスボスを追い詰めるため、主人公と協力するんですけど。
そんな彼が主人公になったスピンオフ漫画が、この「岸辺露伴は動かない」です。
最初は題名の通り話を聞いているだけ、面白がっていただけで動かなかった岸辺露伴ですが、そのうちあちこちに取材のネタ探しに行っては、人様の記憶を勝手に読んだり命令したりして、、ひどい目に遭ったりするようになりました。
この露伴先生、悪人ではないと思うんですが、善人とも言い切れず、、、
表紙をめくった紹介文の性格が、「わがまま、エゴイスト」ですからねえ。
こんな少年漫画の主人公いるかい、、、
自分の漫画のネタのためなら周囲の迷惑はそっちのけですし、倫理観も薄い人でございます。常識は知識としてはあるんだけど、、うーん。。。
とはいえ、漫画の実力はあるし、本人なりの信念もあるので、嫌いになれないという、なんとも不思議な魅力を持った男でございます。
そんな露伴先生が語ったり動いたり焦ったりひどい目にあったりする、1話完結の短編集がこの「岸辺露伴は動かない」になります。
2.7年ぶりの新刊続編です。
が、荒木先生の書かれた「岸辺露伴は動かない」の刊行は、7年ぶりなんだそうです。
1巻は、2013年11月24日初版発行
内容は下記のとおりです(括弧内は初出)
エピソード #16 懺悔室 (週刊少年ジャンプ 1997年30号)
エピソード #02 六壁坂 (ジャンプスクエア 2008年1月号)
エピソード #05 富豪村 (週刊少年ジャンプ 2012年45号)
エピソード #06 密猟海岸(週刊少年ジャンプ 2013年46号)
岸辺露伴 グッチへ行く (SPUR 2011年10月号)
2巻は、2018年7月24日初版発行
エピソード #04 望月家のお月見 (少年ジャンプ+ 2014
年9月22日配信号)
エピソード #07 月曜日 天気-雨 (ジャンプスクエア 2016年1月号)
エピソード #08 D・N・A (別冊マーガレット 2017年9月号)
エピソード #09 ザ・ラン(週刊少年ジャンプ 2018年13号)
そして、3巻が2025年5月24日初版発行になるので、確かに約7年ですね。
ご覧いただいたとおり、発表順に掲載されていますが、エピソード番号は一定していません。(なぜかは不明、、、)
そして先ほどお話しした通り、「岸辺露伴は動かない」は、この間にNHKドラマになり、映画にもなりました。
私も「岸辺露伴は動かない」のドラマをみまして、
ハマってしまいましたよおおおおーーーーッ!
ジョジョによおおおおおーーーーッ!!
二次創作作るくらいによおおおおおおーーーッ!!!
ちくしょおおおおおおおおーーーーッ!!!!
・・・・。
まあ、でも荒木先生は、「ジョジョの奇妙な冒険」を連載しつつの、「岸辺露伴は動かない」の短編発表ですからねえ。
言うなれば、正社員で仕事もしつつ、休みの日にアルバイトを他の部署や支店に出向で行かされる感じ?
それはしょっちゅう書くのは無理ですよね。
さらに、ジョジョ関連はアニメになってイベントやったり、ジョジョワールドがあったり、ジョジョマガジンがあったり、色々あったから、きっとそういうのも手間大変でしょうしね。
そんなこんなで、7年ぶりの岸辺露伴、3巻をゲットしました。
3.犬を飼い始めた岸辺露伴
3巻。マークのペン先も3本になりました。
内容は下記のとおりです。
エピソード #10 ホットサマー・マーサ (JOJO magazine 2022 SPRING)
エピソード #11 『ドリッピング画法』 (ウルトラジャンプ 2022年5.6月号)
エピソード #12 ブルスケッタ (ウルトラジャンプ 2025年5月号)
番号が順番になってるーーー
どうした荒木先生、心を入れ替えちゃったのおおお〜ー?
①時事ネタ満載
荒木先生もコメントされていましたが、2022年の2作品、ホットサマー・マーサと『ドリッピング画法』には、コロナに地球温暖化といった、現実の我々が直面している(いた)問題が扱われています。
ジョジョは超能力とか出てくるし、登場人物の服装なども相まって、どこか異世界のような印象を受ける作品です。日本が舞台でもどこか外国っぽいというか、日本のじめっとした感じが少ないというか。
そんな露伴先生の住んでいるところにコロナなんて今我々が経験している災害が起こるなんてびっくりしましたね。
急に私の世界と露伴先生の世界が地続きになった感じでした。
コロナは結構みんな直接的に影響がありましたが、地球温暖化について荒木先生も認識されたり考えたりされているんですねえ。
いやあ、私も毎年毎年長くなって暑くなり続ける夏にはうんざりしてビクビクしているのですよ。。暑いからエアコンつけてさらに暑くなってどうなってしまうんだろうって怖いです。。ってpc打ちながら言っても説得力ないですが。とりあえず次の車はEV車にしようかなっと。
②泉くんの暗躍
ドラマの影響が逆流して漫画にいったそうで、3エピソード全てに、泉くんが編集として出演しています。
ホットサマー・マーサでは露伴先生の強敵として。
『ドリッピング画法』でも原稿に汁を飛ばしています。
編集は漫画家の敵?
励ますつもりで叩き落としてる気もしますけど、、、
露伴先生もなんだかんだ言いつつ、結局いつも泉くんを助けようと頑張るので、心の奥底ではお互い思いやっている2人です。うん、、そう思いたい。。。
③こちら側に少し近づいた露伴先生
さらに、3巻では、露伴先生が犬を飼い始めたので、またびっくりです。
どうした露伴!
君のような孤高の漫画家が!
わんこの温もりを求めるなんて!!
バキンちゃんかわいいです。ドラマのワンコも可愛かったーー
人を助けるべく奔走し、助けられず、相手をしかたなしに成敗する羽目になった露伴先生は、落ち込んで涙を浮かべていました。
2巻の、月曜日 天気-雨でもそうでしたが、会ったばかりの他人を思いやったり行動したりしています。
今までの露伴先生は、漫画のネタ集め、人を負かしていい気分になるという、しょうもない人だったのですが、このところ、思いやりが芽生えてきたようです。
荒木先生も”キャラクター的に成長しています”と書かれています。
大人になったのか・・・
プロフィールでは、1979年生まれなので、もう46歳ってことになります。(一巡しなかった隣の杜王町)
確かに大人にならないとやばい年齢ですよねえ。
しみじみするような、ずっと困った人でいて欲しかったような、、、複雑な気分ですなあ。
④荒木先生が鏡を覗いたら
岸辺露伴は漫画家で、ある意味作者の荒木先生を写した面があると推測されています。(アシスタントなしで書くのは理想らしい)
それなので露伴先生を見るとどうしても、荒木先生もこんなふうに仕事しているのかなとか、こんなこと考えて漫画を描いているのかなと思います。
・・・・
荒木先生は問題起こさないでほしいですなあ。
よろしく頼みますよ〜ー
映画もありますからねーー
著者:荒木飛呂彦 (著)
ASIN : B0F2SJB47R
出版社 : 集英社 (2025/5/19)
発売日 : 2025/5/19
言語 : 日本語
ファイルサイズ : 171.5 MB
コミック : 200ページ
ISBN-10 : 408884548X
ISBN-13 : 978-4088845487
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