雑談備忘録:教皇選挙*第267代ローマ教皇は「レオ14世」
※2026年4月追記しました。
5月7日から始まったコンクラーベは、2日目の投票でロバート・フランシス・プレヴォスト枢機卿が選出されました。


レオ14世( Robert Francis Prevost、1955年9月14日生まれ)は、シカゴ生まれのペルー系アメリカ人。聖アウグスチノ修道会。
プレボストPrevostはフランスの古い姓で、「教区長」というキリスト教にちなんでいます。
ブルターニュの同姓の貴族は、三つの赤いバラの紋章でした。
父方の祖母の姓が「プレヴォスト」なのですが、祖父母が結婚した際に事情があって祖父の姓ではなく、祖母の姓で登録されました。
詳しくは後述します。
父ルイス・マリウス・プレボストは、フランスとイタリアの血を引くアメリカ海軍の退役軍人で教育者。
母ミルドレッド・マルティネスはスペイン系(ヒスパニック)だがハイチ生まれのネグロイド(黒人)やルイジアナのクレオール(フランス・スペイン系白人とアフリカ系黒人・アメリカ先住民などの混血)の血を引いている。
母方の叔母には2人の修道女がいる。
O Papa Leão XIV assoma ao balcão central da Basílica de São Pedro para saudar os fiéis pela primeira vez como o 267° Sucessor de Pedro. pic.twitter.com/1dQalmrdJH
— Vatican News (@vaticannews_pt) May 8, 2025


レオ14世の紋章

右の本と射抜かれたハートは、聖アウグスチノ修道会に由来しています。
モットー「 In illo uno unum」
(ラテン語で「唯一の[キリスト]において、私たちは一つである」)は、聖アウグスティヌスの言葉(詩編注解、127)から引用されている。
【枢機卿時代の紋章】
フルール・ド・リスが、フランスの血を引いていることを表しているのかもしれません。

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聖アウグスチノ修道会とは
レオ14世は、アウグスティヌス派の7代目の教皇であり、エウゲニウス4世(1447年没) 以来の教皇です。
2001年から2013年まで、聖アウグスチノ修道会総長を務めていました。

聖アウグスチノ修道会(Ordo Sancti Augustini)は、聖アウグスティヌスの作った会則に基づいて修道生活を送っていた修道士らによって、13世紀半ばに設立された。
宗教改革の火蓋を切ったマルティン・ルターや修道院の庭に蒔いたエンドウマメで遺伝の法則を発見したグレゴール・ヨハン・メンデルはアウグスチノ会の会員である。
1244年、ローマ教皇インノケンティウス4世はこれらの修道者にアウグスティヌスの会則を課すとともに、枢機卿アンニバルディに修道院の統合の任を託し、これがアウグスチノ会の始まりとされています。

【来日歴】
2008年、聖アウグスチノ修道会の総長の時、ペトロ岐部と187殉教者の列福式(長崎県長崎市)に出席するため来日されていました。

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レオ14世を名乗る理由
レオの教皇名を名乗る教皇は、産業革命時に教皇位にあったレオ13世以来122年ぶりである。
Pope Leo XIV explains his choice of name:
— Vatican News (@VaticanNews) May 10, 2025
"... I chose to take the name Leo XIV. There are different reasons for this, but mainly because Pope Leo XIII in his historic Encyclical Rerum Novarum addressed the social question in the context of the first great industrial revolution.… pic.twitter.com/bI4F1EBIS8
教皇レオ14世は、名前の選択について次のように説明しています。
"...私はレオ14世という称号を名乗ることを選びました。
これには様々な理由がありますが、主な理由は、レオ13世が歴史的な回勅『レールム・ノヴァルム』の中で、第一次産業革命の文脈における社会問題について言及したからです。
現代において、教会は、新たな産業革命と、人間の尊厳、正義、そして労働の擁護に新たな課題を突きつける人工知能分野の発展に応えて、その社会教義の宝をすべての人に提供しています。
【レオ13世について】

レオ13世(在位:1878年2月20日 - 1903年7月20日)
1810年、ローマ近郊のカルピネート・ロマーノ(当時はフランス帝国領)でルドヴィーコ・ペッチ伯爵(Ludovico Pecci)の六男として生まれた。
本名、ヴィンチェンツォ・ジョアッキーノ・ラッファエレ・ルイージ・ペッチ。
カトリック教会と近代社会の相互理解を目指し、社会問題を扱った初の回勅『レールム・ノヴァールム』を発表したことで有名である。
兄のジュゼッペ・ペッチはイエズス会の神父だった。
『レールム・ノヴァールム』について
『レールム・ノヴァールム』は、日本語訳すると「新しき事がらについて」を意味し、「資本と労働の権利と義務」という表題がついている。
カトリック教会に社会問題について取り組むことを指示した初の回勅として有名である。
この回勅はカトリック教会と近現代の社会との関係性において記念碑的、象徴的な存在となり、政治面では中道もしくは中道右派的・共同体主義的なキリスト教社会運動・キリスト教民主主義などに発展していった。
また明確に社会主義を批判しているにもかかわらず、中道左派的なキリスト教社会主義に与えた影響も無視できないものがあった。
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栄誉(マルタの聖ヨハネ騎士団)
2025年2月11日
エルサレム、ロードス、マルタの聖ヨハネ騎士団のソブリン軍医騎士団名誉と献身の大十字勲章

【見解】
ペルー在勤のときにベネズエラからの難民を支援しており、今のトランプ政権の移民政策を憂慮している。
2020年にジョージ・フロイド氏が殺害された後、同氏に同情を表明し、旧ツイッターへの投稿を通じて、ドナルド・トランプ大統領とJ・D・ヴァンス副大統領を批判したことがある。
また、西側メディアによる「同性愛者のライフスタイル」や「同性のパートナーとその養子で構成される代替家族」の描写を批判していました。
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レオ14世の胸十字と祭服論争


レオ14世がコンクラーベで選出後、初めて公に姿を現された時の金の胸十字は、2023年に教皇が枢機卿に任命された際にアウグスティヌス修道会から贈られたもの。
聖アウグスティヌス、聖モニカ、ヴィラノヴァの聖トマス、福者アンセルモ・ポランコなど、アウグスティヌスの聖人たちの聖遺物が収められているそうです。

普段は、フランシスコ教皇のように白いカソック、黒い靴、枢機卿時代の銀の胸十字をされるようです。


【祭服論争】
16世紀に起きた宗教改革では、特にカルヴァン派が祭服をカトリック様式の華美なものから簡素化しようとした。
イングランドでは国教会改革を巡ってカトリックの様式に準じていた国教会と、カルヴァン主義を奉じるピューリタンが祭服を巡って激しく論争した(祭服論争)。
一方で同じプロテスタントでもルター派は、特にスウェーデン教会などスカンジナビア地域において、宗教改革以前の祭服を保持した。
フランシスコ教皇が、派手な祭服を遠ざけ簡素なスタイルを好んだため、「伝統を軽んじている」として保守派からは長年、強い反対の声やプロパガンダが上がっていました。
私は白いカソックに好印象を持っていますが、「カソックは普段着。フランシスコは下着のままで人前に出ているようなものだ」という批判がずっとあったんですよね。


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先祖についての補足
フランス人の祖母について、メディア情報が出ていなかったので調べました。

父方の高祖父Giovanni Prevost(推定1811年〜1871年)は、ピエモンテ・トリノ県セッティモ・ロッターロ出身です。
祖父Jean Lanti Prevost (1876 - 1960)ジョン・リジターノ・プレヴォストの本名は、サルヴァトーレ・ジョヴァンニ・ガエターノ・リギターノ。
これを見て「あっ」と思ったんです。これはシチリアだなと。
サルヴァトーレは、父サンティと母マリア(旧姓アリオト)の間に生まれ、1903年にアメリカ合衆国へ移住しました。
サルヴァトーレは教師だったそうですが、別居中の妻がいたためスザンヌ・フォンテーヌとは二重婚でした。

サルヴァトーレとフォンテーヌは1917年3月までに交際していましたが、別居中の妻からの報告を受けて「不適切な行動」で逮捕されました。この事件は当時、地元新聞で報じられました。
サルヴァトーレとスザンヌの間には二人の息子が生まれ、スザンヌの母方の旧姓「プレヴォスト」を息子たちに与えました。
のちにサルヴァトーレ自身も改名したのです。
スザンヌは1979年10月10日、83歳で亡くなり、彼女はカトリックの修道会であるカルメル会の一員だったそうです。
以前、私がXでイタリア系アメリカ人社会のカルメル山聖母の祝祭について書いたとがあったのですが、検索で出てこないようにされています。
理由がちょっとわかったので、詳しくは別の機会にまた書きますね。

サルヴァトーレの母方アリオト姓は、シカゴのイタリアンマフィアと同じ姓で(同じシチリア出身)、親戚だと言われています。

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【ネイタルホロスコープ】(12:00設定)

乙女座生まれ。キッチリした性格かな。
批判精神も強いです。敵に回したくないタイプ。
出生時間がわからないので12時設定にしたので、月も乙女座の可能性があります。
魚座の対極にある乙女座生まれは、聖職者になるケースがあります。
太陽は乙女座20度でノード軸とTスクエア。多くの人に影響を与えます。
獅子座に、天王星、木星、冥王星、月が入って(月は乙女座かも知れない)、スター性もあります。
フランシスコ教皇と比較すると、派手好みかもしれません。(フランシスコ教皇が質素過ぎたとも言われています)
「レオ」という教皇名が似合う感じですね。
私はこの教皇名はあまりいい印象がないですが(苦笑)

ネイタルのノード軸とトランシットのノード軸が、グランドクロスしています。
トランシット太陽(牡牛座)は、ネイタル土星(蠍座)とオーブ1度のオポジション。
トランシット水星(牡羊座)とカイロンは、ネイタル海王星(天秤座)とタイトなオポジション。
選挙のときは、トランシットの星配置とハードなアスペクトが多い人が勝利すると言われています。
ネイタルの南ノード(双子)にトランシット木星がコンジャンクション。
木星はネイタルの北ノード(射手)のルーラー。
ネイタルの金星にトランシット南ノードが重なり、トランシット木星が太陽と金星にスクエア。
トランシット土星と北ノードはネイタルの天王星(獅子座1度)にトラインです。
まるで「あなたが選ばれました!」という配置です。
しかし、トランシット冥王星(逆行中)がネイタル天王星(獅子座1度)とオポジションになり、ネイタル海王星(天秤26度)を刺激しているので、かなりな重責を感じます。
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【2025年5月8日の星配置】


涙の部屋で教皇たちが流した涙は、嬉し涙だったのか、それとも重責を担わねばならない懺悔の涙だったのか・・・
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私の予想では、手堅くいくならバチカンの国務長官でもあるピエトロ・パロリン枢機卿、超保守(右)に修正するならロバート・サラ枢機卿、個人的にはピエールバッティスタ・ピッツァバラPierbattista Pizzaballa枢機卿に期待していましたので全然的外れでした(苦笑)
神の指に選ばれ、聖霊の助けを得た新教皇レオ14世を、きっとフランシスコ教皇も祝福されておられることでしょうね。

