10月14、15日金環日食(Solar eclipse of October 2023)①
10月15日(日本時間)は、天秤座の場所で新月&日食になります。この日食は、日本では観測できません。
しかし、アメリカ大陸を横断するグレート・ アメリカン・イクリプスということで、世界の日食ウォッチャーや天文学者のみならず、占星術師の間でも話題になっているんじゃないかと察します。
占星術的に見ると、アメリカへの影響が大きいと思われます。
グレートアメリカンイクリプス
Solar eclipse of October 14, 2023
アメリカでは、オレゴン州で現地時間14日午前9時13分に始まり、テキサス州で午後12時03分に終わります。
この日食をさらに興味深くしているのは、2024年4月8日の皆既日食(サロス139)の経路が交差することです。
また、2024年4月8日の皆既日食は、アメリカでは2017年8月21日以来の皆既日食になります。2024年4月8日の日食

サンアトニオとスペイン
今回の金環日食と来年の皆既日食が交差する場所は、アラモ砦があることでも有名なテキサス州サンアントニオ。
不法移民の流入で物議を醸している「国境の壁」付近を、日食が通過するのも意味深な気がします。

サンアントニオという地名は、初代テキサス州知事ドミンゴ テラン デ ロス リオス(任期1691年ー1692年)が、1691年6月13日に聖アントニオにちなんで名づけたと言われています。
個人的には、アラモ砦よりもアラモ伝道所のほうが興味があります。

アラモ伝道所は、1718年にスペイン・フランシスコ会の宣教師によって建てられました。
地元のインディアンをキリスト教へ改宗させる目的で、近隣に複数の伝道所が建てられ、そのいくつかはサン・アントニオ・ミッションズ国立歴史公園として世界遺産リストに登録されています。
アラモ伝道所が建てられた1718年は、占星術の区分では火の時代(1600年後半から1800年代前半)です。
その前の水の時代だった大航海時代に、スペインとポルトガルの海外進出が始まりましたが、火の時代になるとイギリス、フランス、オランダが台頭してきて、スペインとポルトガルの勢いは削がれていきました。
サンアントニオでも、1765年頃からスペインの伝道活動が衰退し始め、1793年にアラモ伝道所は放棄されました。その後、19世紀に軍事要塞として使用され、テキサス革命ではアラモの戦い(1836年)などの軍事行動の拠点になりました。
日食の交差が「X」に見えることも話題になっていますが、そういえばスペイン帝国の旗もX(十字)だったと今、気づきました。


アラモ伝道所が作られた頃のスペイン王はフェリペ5世(1683年 - 1746年)。
フェリペ5世の父は、フランス・ブルボン王朝の王太子ルイ・ド・フランス、祖父はルイ14世、曽祖父はルイ13世。ルイ13世の父はアンリ4世という、実にきらびやかな血筋なのでした。
日本からは見えない日食ですが、歴史好きならサンアントニオに思いを馳せて見るのもいいかもしれません。
天秤座で起きる新月&日食
日食は、新月の大きいバージョン。
通常の新月の影響は約1カ月ですが、日食の場合は、次の日食までの約半年。場合によっては数年に及びます。
天秤座で起きる日食なので、基本のテーマは人間関係、パートナーシップ、集団の調和ということになります。
天秤のようにバランスを取ることを学ぶ日食になるでしょう。
国の場合は外交です。
サロス周期は134で、前回は2005年10月3日でした。
2005年秋を振り返ってみると、日本は小泉内閣が発足し、「小泉劇場」が新語・流行語大賞の年間大賞を受賞しました。
日本道路公団の民営化。郵政民営化。
また12月〜翌年2月にかけて日本海側の各地で豪雪になりました。平成18年豪雪
アメリカでは巨大ハリケーンが連続して上陸し大きな被害が起きたほか、インドネシア・バリ島で同時爆弾テロ、パキスタンでマグニチュード7.6の地震、フランスではパリ郊外暴動事件で1000人を超える逮捕者が出るなど。 インド・ニューデリーで同時爆弾テロもありました。
2006年には、1月にサウジアラビアでメッカ巡礼のイスラム教徒が将棋倒しとなり、363名が圧死。2月に紅海で、フェリー「アル・サラーム・ボッカチオ98」が沈没。388人救助、1,000人以上の遺体を回収。
また、レイテ島土砂災害では1,126人が犠牲になりました。
今回の日食の特徴
日食は、良くも悪くもリセットです。
日食には「暴く」作用があり、カルマの清算が行われます。カルマは、行動の結果です。
ポジティブな作用は、行いが評価され栄誉を受けたり、良い実りを受け取ります。ネガティブに作用すれば、これまでの行いによって裁かれます。
後ろめたいことがない人は心配しないでください。大丈夫です。
【冥王星とスクエア 権力闘争】
太陽と月と水星が天秤座でトリプルコンジャンクションになり、山羊座の冥王星とスクエアになっています。
このスクエアは、権力闘争を引き出します。
山羊座27度にいる冥王星は、3月にいったん水瓶座に入り、5月に逆行を開始して山羊座に出戻り(6月11日)に10月11日に順行に転換したばかりです。
その直前の7日にイスラエル対ハマスの紛争が起きたわけですが、冥王星にも「暴く」作用があるので、まさにハマスのテロ行為を通してイスラエルの本当の姿、パレスチナが抱える問題、シオニストとユダヤ人の違いを「ネット民」の多くが知ることになったと思います。
ぶっちゃけ、ネット民以外は知らない人の方が多い。
超正当派ユダヤ教ラビの言葉
— 愛と真実の翻訳メディア 🇫🇷在住 Love and Truth Translated Media (@and_translated) October 13, 2023
"シオニストは再びホロコーストが起きないようにユダヤ人をヘイトから守らなければいけないと言いますが、真実は真逆です。
彼らは実際にはユダヤヘイトを煽り世界中のユダヤ人を危険にさらしています。
世界に平和をもたらす唯一の方法はイスラエル国家の廃止なのです。" https://t.co/XBNh7bPQbP
今回の戦争は今まで理解されてこなかった事実を世界中に認識してもらうチャンスにもなっている。
— 愛と真実の翻訳メディア 🇫🇷在住 Love and Truth Translated Media (@and_translated) October 13, 2023
このように事実として超正当派ユダヤ人達はユダヤ人のためとされるシオニズム政策に大反対している。
明るみに出てきたシオニズム政策の本質が世界に認識され始めている。 https://t.co/FJHTf9GzS9
それでも「人は見たいものしか見ない」というエゴの働きがあるので、知ろうとしなければ何も知らないし、見ようとしなければ何も見えない。
でもそれはまだいいほうで、誰かの言うことを鵜呑みにしてしまうのはなかなか救いがたいです。
秋分の星読みで世界的な傾向として、「政府の方針と国民の価値観がかみ合わず、対立が起きる可能性を示している」と書きましたが、世界はそんなふうになって行っていると思います。
🇫🇷パレスチナ支持🇵🇸を表明する抗議活動が禁止されたことを受け、パリのレピュブリック広場には禁止にも関わらず多くのパレスチナ支持者が集まり抗議集会を行った。
— 愛と真実の翻訳メディア 🇫🇷在住 Love and Truth Translated Media (@and_translated) October 12, 2023
"イスラエルを支持する政府"🗣🇮🇱
"パレスチナを支持する国民"👨👩👧👦🇵🇸という構造からも、今回の戦争の本質が見えてきたのではないだろうか。 https://t.co/07avseIl0J
日本人は圧倒的にイスラエル支持が多いように見えます。
テロリストではない、ガザ地区に住む一般のパレスチナ人が、電気やガスだけでなく水まで絶たれるなどの非人道的な扱いを受けていることは、テレビでしか情報を得ていない人には伝わらないのです。
病院に電気と水がなければ、どうなりますか。本当に惨いです。
Major demonstration about the war in Israel at the famous Shibuya Crossing in Tokyo.
— Visegrád 24 (@visegrad24) October 13, 2023
All of them supporting Israel. No-one supporting Hamas pic.twitter.com/Ouc7uH9k7M
日本人がイスラエルの歌をならめらかに歌っているのに驚きました。この方達は「キリストの幕屋」という団体様なんだそうです。

しかし、ユダヤ教とイスラム教の戦いだと思っている人もいるのでしょうね。
#イスラエル のガラント国防相は「我々は #人間の顔をした動物 と戦っており、それに見合う行動をする」と発言。#ガザ への電気や水、燃料等の供給を停止するとし、隣接するエジプトからの供給に対しても、攻撃を辞さないかまえ。これは明らかに国際法違反の集団懲罰。 https://t.co/cutGsrEkxC
— ジャーナリスト志葉玲 (@reishiva) October 13, 2023
【カイロンとオポジション トラウマを癒す】
天秤座の太陽、月、水星は、牡羊座のカイロンとオポジション、牡牛座天王星とクインカンクス(150度)になります。
カイロンは、1977年10月18日に牡牛座で発見されました。発見されてから46年経ったわけですが、カイロンの公転周期は約50年なのでやっと1周しているところです。
ですので今50歳前後の方は、牡羊座にカイロンを持っている人が多いはず。
カイロンは癒しの天体と言われますが、ただ優しく癒してくれるわけではないです。カイロンのエネルギーは、療法士のように負荷をかけて改善を促してきます。
結果的には癒されますが、その過程では辛くて泣けてくることもあります。
カイロンは、世代の傷というようなものです。前回、カイロンが牡羊座にいた頃はベトナム戦争がありました。
前の記事で「歴史は同じようには繰り返さないが、韻を踏む」というマーク・トウェインの言葉を書きましたが、やはり韻を踏むんですね。
1977年は10月12日に天秤座19度で日食(サロス143)が起きていました。今回の日食と非常に近い場所です。北ノードが天秤座だったので、今回とはリバースになります。
このときの日食は、南米コロンビアとベネズエラで皆既日食、アメリカでは部分日食だったそうです。
日食の翌日、ドイツのルフトハンザ航空181便ハイジャック事件という印象的な出来事が起きています。
1977年10月12日の日食では、水星と北ノードと冥王星が天秤座14度でコンジャンクションという、そら恐ろしい配置でした。
今回の日食は、冥王星とスクエア、南ノードに不和の女神エリスがコンジャンクションしてTスクエアになっているので、実はもっと恐ろしい配置なのです。

日食のエネルギーは、少なくて約半年。今、起きていることは、半年後に決着すると考えてもいいと思います。
場合によっては数年に及ぶ場合もありますが。
【天王星クインカンクス】
そして日食と天王星のクインカンクス(150度)は、ポジティブな作用としては新しい世界への期待ということになると思います。
ネガティブな作用としては、革命や暴動です。革命の前には、必ず抑圧があります。
天王星は2018年に牡牛座に入り、牡牛座のテーマである所有する価値観を変化させてきました。
2025年に双子座に入るまで、価値観の揺さぶりは続きます。

サビアンシンボル
日食は天秤座21度の場所で起きます。
ベースのサビアンシンボルは「海岸の群衆」。
泳ぎに来たのか観光なのか、海岸に多くの人が集まっている状態です。年齢も様々。人種も職業も様々でしょう。
混雑した海水浴場を上から見ると、海に入っている人々は、顕微鏡を覗いて見える微生物がうごめいている様子に似ています。
たとえば「海」が集合無意識だとすると、個人の意識は集まって塊(集団)を作ったり、塊から離れて動いていたりします。この場合、塊は集団心理だと思います。
(私みたいに集団が苦手な人は、塊から離れてフラフラ動いている微生物でしょう(笑)
今回の日食に対応している天秤座22度のシンボルは「噴水で鳥に水をやる子供」。人々の心に調和をもたらす、癒しの力を発揮するという意味があります。
人は水のそばにいると癒されることが多いと思います。管理が大変なので噴水がある公園は少なくなりつつありますが、街中の噴水は海の代わりのようなものでした。
住んでいる地域によって海が大変遠かったり、誰でも海に行けるわけではない。そんなふうに海に出かけていくことのできない人に対して、噴水は水の癒しを与えてくれているのです。
子供が象徴しているのは、計画された福祉や奉仕でなく、困っている人を助けたいという素朴な思いやりの心です。
ふたつのサビアンシンボルは、人種に関係なく、他者と協調することや弱者への思いやりや配慮を表していると思います。
やはり、今、イスラエルとパレスチナで起きていることに思いを馳せてしまいます。
この人道危機の広がりの規模と速度は想像を絶します。#ガザ は今にも地獄の入口となり、崩壊の危機に瀕しています。
— 国連広報センター (@UNIC_Tokyo) October 13, 2023
例外などありません。すべての当事者は戦争法を順守しなければならないのです。 https://t.co/TRoIGeqnxj
ちなみに、私の木星の度数が天秤座21度。木星の真上で日食が起きるという、なんともはやエキサイティングな運気なのですが、木星は社会天体で、私と同年の人の多くがこの場所に木星を持っています。
同年代、頑張れよ(苦笑)
数秘13と14
14日の数秘は13、一桁にすると4。15日の数秘は14、一桁にすると5です。
数秘術では13はカルマナンバーと呼ばれる特別なエネルギーです。
タロットカードを照応させると、13は死神。14は節制。
『神託のタロット』の13死神は、冥界の王ハデス。ハデスのカードについては何度か書いていますが、ハデスのメッセージは、簡単に言うと「終わりを受け入れて、古い人生を手放す」ということです。
日本は14節制。節制のカードには、虹の女神イリスが金のカップから銀のカップに液体を移し替え、調合している様子が描かれています。
これは相反する要素を調和させているところです。
錬金術的な解釈はちょっと違いますが、ここでは割愛します。
イリスのカードが意味することは、バランスの取れた心を育むということ。

2023年10月の数秘は8で、タロットカードは正義のカードでした。
正義のカードにはパレスアテナが描かれています。
正義と節制は、相反する、鏡の関係で補完し合います。アテナは客観的で公平であるのに対し、イリスは寛容で慈悲深いエネルギーです。
正義も節制も、4つの基本的な美徳(正義、強さ、自制心、知恵)に含まれています。4つの美徳は、私たちが一個人として人生の困難に立ち向かうために必要であり、充実した人生へ導きます。
人の心の中には、誰でも正と邪、残酷さと慈悲があり、時と場合に応じてどちらかが優位になります。中庸を保つのは難しいです。
「いいえ、いつも私は公正で慈悲深いです」という人がいたら、解脱しているのでなければ、自分を買い被り過ぎです。

ローマ神話の正義の女神ユースティティアは、裁判所などでは天秤と剣を手にし目隠しをした姿で置かれています。
16世紀以来、正義の女神は目隠しをした姿で描かれることが多くなったそうです。その理由は、正義が目の前で行われている不正に対して盲目であることを示すことを風刺したものでした。
現在では公平であるという理想を表すものとして理解されています。
つまり、利害や贈賄によって不公平があってはいけないということです。
とはいえ、司法が機能しているとは言えない裁判が多い気がしますけれども。

ユースティティアと同じように、天秤と剣を持ったアテナはしっかと目を見開いています。アテナの審判は、公平で論理的分析よるものですが、別の意味では厳格なのです。
10月のエネルギーが「正義」で、日食が「死神」と「節制」になったことは、現在世界で起きていることを見れば、偶然ではなく必然の宇宙の采配のように思います。
イスラエル人とパレスチナ人が感情的になるのは当たり前。だけど、当事者でない私たちは感情を落ち着かせ、心のバランスを取る必要があります。
でも無関心でいてはいけない。見たくないと蓋をするのもよくない。
個人的には、感情的になるのは仕方がないことだと思いますし、自分が正しいと思う方に肩入れしてもいいと思います。無関心でいるよりは、ずっと人間的です。
しかし、テロリストと同じようなことはしてはいけない。
正義は、他人ではなく自分が「人として正しくあること」を意味します。
利害や賄賂に目がくらんだ指導者たちのようではなく、難しいかもしれないけれど公正さと慈悲深さを育てていきたいものですね。
注意: つらい内容が含まれます
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) October 13, 2023
BBCニュース - 「ここは私の地元、決して忘れられないものを見た」 ガザの病院からBBC記者https://t.co/LIJvHIhkI8 pic.twitter.com/gt64UOFEuW
「いま地獄です」ガザにいる日本の人道支援関係者「逃げる場所ないのに逃げろと」「救急車や病院すら攻撃しようとしている」 https://t.co/toTe4zPJ4x
— TBS NEWS DIG Powered by JNN (@tbsnewsdig) October 13, 2023
ハマスおよびイスラエル国防軍による市民への無差別攻撃は #戦争犯罪 に該当:国連の専門家は、敵対行為の緩和、ガザからの市民のための人道的回廊、紛争の根本原因の解決、およびイスラエルによる占領の終了を求めました。 https://t.co/clNO9bH8Vg
— 国連広報センター (@UNIC_Tokyo) October 13, 2023
長くなってきたので、日本の日食図については別記事にします。なるべく早く上げますね。
ちなみに、下図はアメリカの日食図です。
アメリカは9ハウスの日食。9ハウスは外国を意味しますが、司法という意味もあります。
国が司法を行使する(強制執行)、新しい法が追加される、あるいは大きな裁判があるかも。来年の選挙に向けて、えげつない感じです。
2ハウスに土星が入っているので、国内経済は盛り上がりなく、現状維持できればいいほうでしょう。(またお金を刷るのかな?)
1ハウスに冥王星、4ハウスに天王星なので国内テロ、内戦、潜在的な感染症に注意です。
日食の影響は、短くて半年。長ければ数年続きます。

お読みくださいましてありがとうございました。では、また。
