見出し画像

世界史名将ランキング100 55〜51位

前回はこちらから。

みなさま、ごきげんよう。4月に入り、新たな環境になる方も多いだろう。そんな方には行く末の幸多からんことを祈らせていただく。

さした私ごともないが、桜もようやく地元で満開になり出した。やはり一年に一度の花は、どうあっても風情が感じられる。

さて、Bランク帯も最後となる。張り切って本編に行こう。


55位 ムハンマド

※当然画像なし

【戦略】A【戦術】C【政治】S【天運】B
【魅力】A【成長】B【影響力】S【総合】A

あくまで将としてなので、この順位。だが、逆にいえば、彼は全く専門外の分野でなお、人類55位と言える実力者だ。彼の専門である宗教家、統治者というところで評価するなら、評価軸は全てSS以上となるだろう。

人類最後の預言者ムハンマドは数多の危険極まりない戦場を勝利に導き、自らの啓示により始まった宗教を、世界最大のものにまで押し上げた。

その勝利は奇策に富むように見えて、案外堅実、老獪な名将だ。特に著名なのは塹壕の戦いか。この時代での塹壕とは斬新極まるようだが、実はそうではない。サーサーン朝が野戦築城の一つとして塹壕を利用している、というのは彼らの戦った中央アジアの遊牧民たちが、どうやらこの戦術を使ったらしい。その影響で、東ローマも塹壕を使う戦例がある。何が凄いかといえば、これをアラブの戦士たちに徹底させたことである。アリーを見るとよくわかるが、この誇り高い戦士たちは、一騎打ちなどを好む。戦術の老練さ、鮮烈さはあるものの、逆に堅実だったり緩やかな戦術は好まない性質があった。それを説得し、全軍に徹底させるその統率能力はまさしく名将といえる、

重ねていうが、そも彼は将として評価するべき人では、ない。さらにいえば、戦うのは配下の怪物の如き天才たちの役割である。それらを考慮してここにいる。しかし、こんな万能の怪物も敗北を一度味わっている。この人類最高の天才ムハンマドすら打ち破った男こそ、伝説の戦術家として最後の投稿で紹介することになる。

54位 王翦(BC3世紀、生没不明)

勿論、仮面はつけてない

【戦略】S【戦術】A【政治】S【天運】B
【魅力】C【成長】C【影響力】S【総合】A

戦国を終わらせた秦の大功臣の1人。彼1人で趙、燕、楚の三国を崩壊させている。

彼の強さは一言で言えば面白みに欠ける。逆にいえば、面白くないほど難なく勝つ。すなわちその為に万事抜かりない戦略を練って戦いに挑むのだ。戦わずして勝つ、孫子の真髄を極めた彼こそ、まさしく真の名将である。また、この手の人によくある、政治的な立ち振る舞いが下手、ということも彼にはない。どの時代、どんな地域に生まれても、彼は名将として歴史に名を残しただろう。

53位 豊臣秀吉(AD1537〜1598)

【戦略】A【戦術】A【政治】A【天運】A
【魅力】A【成長】A【影響力】A【総合】A

言わずと知れた太閤様。大河もやってます。おそらくここが日本最強のラインとなる。

彼の戦術、戦略は世界のどこでも通用する。機敏さ、周到さ、兵站管理、地味なところまで申し分ない。その強さは比類ないものである。

ただし、この手の覇王は、部下も優秀というマイナスがつく。彼の場合、弟秀長という滅茶苦茶に優秀なオールマイティ名将がおり、「今世の張良なるべし」と表された王佐の才、黒田官兵衛がいた。その分、少しマイナスである。

52位 ヘラクレイオス帝(AD575〜641)

【戦略】S【戦術】B【政治】A【天運】C
【魅力】A【成長】S【影響力】A【総合】A

偉大なる英雄帝、東ローマの名君。サーサーン朝から東方領土を奪還し、様々な国内改革も主導した。

彼の最も凄いところは、その成長性だ。若き日に皇帝位を奪い取ったその時から、数々の苦難を耐え忍び、ある時は帝都で兵を訓練し、またある時はハザールの遊牧民と交渉し、最終的にサーサーン朝の最精鋭たる黄金の槍部隊を壊滅させた。

ただし、彼は受難の皇帝である。帝位についたときにシリア、エジプトの属州がサーサーン朝に全て奪われていた。それを克服したその次の瞬間、彼に襲いかかってきたのはイスラーム勢力である。

そして、彼の送った300,000近い大軍は、ある男の指揮によって全滅することになる。ムハンマドすら打ち破り、サーサーンの討伐軍をいとも容易く殲滅した男によって。その治世において数限りない困難を与えられた皇帝は最後にこう言って、東方属州をイスラームに明け渡した。
「シリアよさらば!敵にとってなんと良き国だろうか!」

51位 木汗可汗

※画像はなし

【戦略】S【戦術】B【政治】B【天運】A
【魅力】A【成長】C【影響力】S【総合】A

巨大遊牧帝国突厥を現出させた大征服者。
詳しいことが判明しているわけでもないが、少なくとも柔然を滅ぼし、キルギス、エフタル、契丹を撃ち払い大帝国を築いた。

詳しくわからない為、マイナスがないが、逆にわからないがゆえにプラスもない。特筆した失敗のない大征服者という面で、彼はランクBを締めくくるのにピッタリだろう。

まとめ

とうとうランクBも終わりを告げる。そして、ランクBの締めくくりに、ようやく大征服者が現れ始めた。ここからは、数個の国を滅ぼしたとか、数十万を討ち取ったとか、そういうレベルになってくる。この後は一度、番外編を挟み、ランクAに突入する。では、ごきげんよう。


いいなと思ったら応援しよう!