高配当株vsインデックス。配当17%の株を買った効率厨が出した結論【新NISA・資産形成】
スマホに通知が来た。
「配当金が振り込まれました」
78,000円。
何もしていないのに、お金が増えている。
正直、かなり嬉しかったです。
でも、その瞬間にこう思ってしまいました。
「これ、インデックスなら今いくらだった?」
この時点で、答えは出ていたんだと思います。
ただ、今日はよくある話はしません。
「高配当株よりインデックスがいい」
そんな単純な話じゃないので。
インデックス投資メインで7年かけて1億円を作った効率厨が、実際に高配当株を買ってみて出した結論を話します。
高配当株の良さは、ちゃんと本物です
まず前提として。
高配当株を否定する気はありません。
むしろ、強いです。
含み損でもお金が入ってくる
持っているだけで報酬がある
投資している実感がある
長期投資で一番きついのは、
「何も起きない時間に耐えること」です。
インデックス投資は基本これ。
増えてるけど使えない。
数字が増えてるだけ。
その点、高配当株は違う。
「持っている意味」が定期的に可視化される。
これは、かなり強い。最強です。
新NISAとの相性もいい。
本来、配当には約20%の税金がかかる。
でも新NISAの非課税枠なら、丸ごと手元に残る。
さらに銘柄によっては株主優待もある。
「お金が増える」だけじゃなく、「モノや体験がもらえる」という別の喜びがあります。
ここまでは完全にメリットの話です。
問題はこの先。
私が高配当株を買った理由
2022年の秋、海運大手の商船三井を300株、
取得単価3,300円で買いました。
当時の予想配当利回りは約17%。
17%です。
さすがにおかしい。そう思いました。
でも買いました。
理由はシンプルで、
「旧NISA枠空いてるし、まあいいか」。
「高配当株も持ってみたい。」
効率厨が、感情で動いた瞬間です。
ちなみに17%が続くなら、6年の配当で元本を全額回収できる計算になります。
よく見る5%の高配当株でも、20年で元本回収。
数字で見ると、高配当の「回収の速さ」がよくわかる。
そして2023年6月。
口座に78,000円が振り込まれました。
何もしていないのに。
「あ、これか」と思いましたね。
高配当株にハマる人の気持ち、
その瞬間は完全に理解しました。
優待もちゃんともらいました。
クルーズ旅行の割引券と、カタログギフト。
ただ、クルーズは使っていません。
だって、高いから(笑)。
お得を求めて買ったのに、
使うのにお金がかかるから使わない。
この矛盾に気づいた瞬間、
「あ、自分はやっぱり効率の奴隷なんだな」
と再確認しました(笑)。
78,000円の半年後、現実が来た
2023年11月。
振り込まれた配当は、33,000円でした。
78,000円 → 33,000円
ほぼ半減です。
株価は上がったのでトータルではプラスです。
でもそれは結果論であって、
「この配当が続く保証」は最初からなかった。
高配当の旨みは本物。
でも、それがずっと続く保証もない。
これが体験として言えることです。
そしてここでやっと、腹落ちしました。
配当って、特別な利益に見えるんですが、
本質はただの「利確」です。
配当が出る
→ その分、株価は下がる(配当落ち)。
つまり「自分の資産の一部を、強制的に現金化しているだけ」という話です。
インデックスは、
その再投資を自動でやってくれます。
手間もなく、課税もなく、
複利がずっと回り続ける。
あなたはどうでしょう。
「配当来た!」で終われる人と、
「オルカンなら…」と計算してしまう人。
どちらに近いですか?
分かれ道はここです。
あなたに一つだけ聞きたいです。
「今、お金が欲しいですか?」
ここで答えが分かれます。
■ 今ほしい人
配当という報酬がないと続けられない
投資の実感が欲しい
キャッシュフローを得たい
→ 高配当株は正解
■ 将来ほしい人
今は使わなくていい
最大効率を取りたい
長期で複利を最大化したい
→ インデックスの方が合理的
これは優劣の話じゃなくて、設計の問題です。
自分がどっちのタイプか先に知っておくだけで、選び方がずいぶん楽になります。
ただ、
どちらを選ぶにしても、
先に知っておかないと損する話が3つあります。
私が実際に踏んだやつです。
知っておいてほしい3つの罠
罠①:その高利回り、株価が下落しているだけかも(利回りトラップ)
利回り7〜8%超えの銘柄、魅力的ですよね。
わかります。
でもちょっと待ってほしくて。
その高い利回り、
「株価が下がったから高く見えているだけ」
という場合があるんです。
業績が悪化して株価が落ちる
↓
相対的に利回りが上がって見える
↓
「お、高配当だ」と買いに行く、という流れ。
利回りを見るときは、分子(配当金)じゃなくて分母(株価)がなぜその水準なのかを確認するのが基本です。
決算を見て、その配当を出し続けられる利益が出ているかどうか。
それだけで大半の罠は避けられます。
私も商船三井の17%を見たとき
「さすがにおかしい」という直感はありました。
もちろん高配当の内容について、コロナでの物流特需やそもそも配当比率が過去から高いということは理解してました。
ただ、感情でかなり上書きして買った。
直感は正しかったんですけどね(笑)。
罠②:利益を削って配当を出していないか(タコ足配当)
これ、聞いたことありますか?
利益以上に配当を出し続けている状態です。
タコが自分の足を食べるように、じわじわ自分の資産を削りながら配当を払っている。
確認する方法は簡単で、配当性向(利益の何%を配当に回しているか)を見るだけです。
100%超え → 赤信号
70〜80% → 「あと少しで限界」という水準
決算短信に載っているので、
買う前に一度だけ見てほしい。
怖いのは、気づきにくいところなんです。
配当が毎回ちゃんと振り込まれていると、
なんとなく安心してしまう。
「もらえているから大丈夫」が、
いちばん危ない状態だったりします。
これは私も意識するようになったのが遅かった(笑)。
罠③:「高配当」と「増配」は別物(どちらを選ぶかで10年後が変わる)
高配当株 → 今もらえる額が多い
増配銘柄 → 今は少なくても、毎年じわじわ増える
イメージとしてはこんな感じです。
高配当株は、最初から時給1,500円のアルバイト。今すぐたくさんもらえる。
でも来年も再来年も、基本的に同じ1,500円。
増配銘柄は、最初は時給1,000円だけど、
毎年少しずつ上がっていく。
10年後には2,000円になっているかもしれない。
どっちがいいか、正直どちらも正解です。
ただ一つだけ言えることがある。
「配当を増やし続けられる会社」って、それだけ業績が安定しているということでもある。
利回りの高さより、
「この会社、ずっと配当を出し続けられるか」
の方が、長期では大事だったりします。
そしてインデックスは、
その判断ごと全部省略する発想です。
どの会社が増配するかを考えなくていい。
選ばなくていい。市場全体をそのまま買うだけ。
効率厨にとっては、これが一番楽でした(笑)。
私が出した答え
私は、インデックスを選びます。
理由は単純で、「考えなくていいから」。
再投資を判断しなくていい
銘柄を選ばなくていい
迷わなくていい
効率厨にとって、判断しなくていい状態が一番強い。
商船三井は今も持っています。
ただ、旧NISA枠での購入なので、最初からNISA枠が終了したタイミングで売る予定でしたが、
78,000円が振り込まれたあの感覚は本物でした。
あれがあるから続けられる人もいる。
それは間違いなく価値です。
私もこんなこと言いながら、今もネットで
「高配当株 増配銘柄 ランキング」
とかで、検索することはいくらでもある(笑)。
多分また買うときが来るとも思ってる。
だから結論は一つです。
続けられる方を選んでください。
効率で勝っても、途中でやめたら意味がない。
非効率でも、続ければ結果は出る。
あなたはどっちですか?
配当がないと続かないタイプ
数字が増えるだけで耐えられるタイプ
その答えで、選ぶべきものは変わります。
私は、インデックス投資を選びました。
次回は、生成AIに聞いたオルカン vs S&P500 vs 新たな刺客
きのこたけのこ戦争レベルの永遠のテーマです(笑)。
ただ、ここに「新たな刺客」が登場します。
ChatGPT、Gemini、Claude。
それぞれから聞いてみた話です。
凡人太郎
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