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妻が投資しないことが、我が家の「最強のリスクヘッジ」だった【新NISA・インデックス投資】

この記事を書くことで自分の捉え方が変わった。

この記事を書き始めたとき、
正直こう思っていました。

「妻に投資の良さを、
少しでもわかってもらえれば。」

でも書きながら気づいたんです。
妻が投資をしないことが、
我が家の最強のリスクヘッジになっていた
、と。

裏話として、書いてる途中でコンセプトを変えたから大変でした(笑)

7年間、私は全力でインデックス投資に突っ込んできました。
コロナ暴落で沈んだ夜も、
トランプ関税で1,350万消えた朝も、
妻の資産は1円も減っていない。
家計全体で見ると、妻の「減らしたくない」が、ずっと家族の最後の砦になっていました。

説得しようとしていた相手が、
実は最強の守りだった。
今日はその話をします。

夫婦のお金の話に悩んでいる人に、
少し違う視点を届けられたら
と思います。

投資をすすめて断られた人。
自分だけ投資していることに罪悪感がある人。
資産額をどこまで言うべきか迷っている人。
今日はその3つについて話します。

①配偶者への投資勧誘、難易度MAX問題
②一人だけ投資家、うちの家庭は大丈夫か問題
③夫婦のお金、どこまでオープンにする問題

どれにも当てはまらなかった人も、
もう少しだけ読んでいってください。

たとえば「うちは夫婦で一緒に投資している」という人も、全員が同じ方向に動くリスクという視点は、たぶん考えたことがないと思います。
シングルの方も将来パートナーができたとき、
役に立ちます。


①配偶者への投資勧誘、難易度MAX問題

結論から言います。

たぶん、無理です。

少なくとも私には無理でした。

きっかけはだいたいテレビです。
ニュースで「本日の株式市場は——」が流れる。
ゴールドが最高値を更新したと出る。
そのタイミングで
「ねえ、やってみたら?」と軽く言う。

ごり押しじゃありません。
大親友にすすめるくらいのトーンで。
返ってきたのはこれです。

「私はやらないよー。」ニコッとしながら。
ただし目は笑っていない(笑)。

それでも何度か言いました。

毎週末かかさず、恋愛リアリティショーを一緒に見るのが我が家の習慣なんですが、
出演者のキラキラしたデートシーンを見るたびに妻が「いいなー、うらやましい」と言うんです。

そのときに「投資してたら、貯金よりはそっちに近づくんじゃない?」
と軽く返したりもしました。
我ながら自然な流れだと思っていましたが、
結果は変わりませんでした(笑)。

ちなみにその番組も妻が選んでいます。
遊びに行く場所も、家電の最終決裁者も妻です。
家庭内のパワーバランスは妻最強です(笑)。

パートナーに投資をすすめたことがある人、
そのときどんな返し方をされましたか。
「考えとく」とかわされましたか。
それとも「いや、いい」と即答されましたか。
私の場合は後者で、何度やっても同じでした。

何度目かで、妻に理由を聞いてみました。
「とりあえず減らしたくない。」

インフレリスクを説明しました。
妻の顔がだんだんめんどくさそうになっていくのがわかりました。
元本保証の日本国債もすすめました。
顔がさらにめんどくさそうになりました。

インデックス投資は7年続けられた私が、
妻への説得は完全撤退しました。
損切りの判断は大事です(笑)。

ただ、
諦めたときに同時に気づいたことがあります。

妻の「減らしたくない」は、
妻にとっての正解だったんです。

妻は最初から一貫していた。
私が勝手に論理で崩せると思っていただけで、
妻の判断基準はずっとブレていなかった。

長期投資で大事なのはブレない心と言いますが、
妻は投資家として必要な資質を私より持っていたことに気づきました。


②一人だけ投資家、うちの家庭は大丈夫か問題

結論から言います。

大丈夫です。
むしろその方がいい可能性があります。

自分だけ投資していることに、
罪悪感を感じたことはありますか。
「パートナーにも資産を増やしてほしいのに」
「一人だけ得をしているみたいで申し訳ない」
そんな気持ちになったことがある人、いると思います。

私もそう思っていた時期がありました。

でも今は逆の見方をしています。

私が全力でインデックスに突っ込んでいる間、
妻は投資をしていない。
妻の資産がいくらかは正直知りません。
あまり考えたこともありません。

ただ、
この記事を書きながら気がつけたんですが、
妻が投資をしないことで、いざというときに使える現金が家計に残り続けています。

妻の「減らしたくない」が、結果的に家族の最後の砦になっていたことに気づきました。

一見、機会損失に見えるかもしれません。
でも家計全体で見ると全員が同じ方向に動く家族の方が、実はもろい部分もあるかもしれません。

コロナ暴落のとき私の資産は大きく沈みました。トランプ関税のときも1,350万消えた。
でもそのとき、妻側の資産は投資に連動して減っていない。
家計全体で見るとダメージは抑えられています。

あなたのパートナーが投資をしないことを、
問題だと思っていませんか。
もしかしたらそれは、意図せず機能しているリスク分散かもしれません。

もちろん、パートナーと一緒に投資している家庭も正解です。私もそれを目指してました。
ただそういった家庭では、暴落時に二人同時に含み損を抱えるリスクがある。
どちらかが現金や債券多めにするとか、
銘柄の方向性をずらすとか、
意図的に分散を設計しておく価値はあると思います。


③夫婦のお金、どこまでオープンにする問題

結論から言います。 

仕組みだけ共有すれば、
金額は言わなくていいと思っています。

我が家の家計はシンプルです。
結婚当初から変えていません。

月々の支払いはほぼカードで、その平均額に少し余裕を持たせた金額を、収入バランスに合わせて共有口座に入れる。
住宅費も生活費も全部そこから出ていく。
入金した残りは、お互い何も言わない。
これが暗黙のルールになっています。

私の資産総額は妻に言っていません。
投資を始めたタイミングも言っていません。
妻の貯金額も知らないし、正直あまり気にしたこともない。

後ろめたさが全くないかと言われたら、嘘になります。

資産額を言っていないこと自体より、「生活水準を上げようと思えば上げられるのに、私一人の判断でそれを止めている」という事実に、たまに胸がチクリと痛むんです。
妻はその選択肢があることすら知らないわけですから。

ただ、ここで生活水準を上げないのは、
私なりの「家族への愛」の形でもあります。

もし今、「実は1億円あるんだ」と言えば、
生活水準は確実に上がります。
外食の回数も、旅行のランクも、日々の買い物も、少しずつ豪華になるでしょう。

でも、もし次に大きな暴落が来て、資産が大きく削られたとき。
一度上げてしまった生活水準を元に戻せるほど、
人間は強くありません。


私は家族に、「一度上げた生活を、泣く泣く下げなければならない苦しみ」を味わわせたくない。
そのリスクがあることは7年の投資で痛いほど理解している。

65歳までの設計を崩さず、
今の平穏な日常を最後まで守り抜くこと。
そのため、あえて今は「沈黙」を選んでいます。
今の生活に不満が出ていないなら、
その幸せをわざわざリスクにさらす必要はない。

不満があれば妻はハッキリ言う人ですから(笑)、そのときはまたその時です。

ただ、一点だけ意図せずバレたことがあります。

株主総会の案内が封筒で届くんです。
総会の時期は大抵かぶるので、数日おきに連続して届く。
私はメルカリやAmazonで買い物をよくするのですが、1日に複数届いたり、連続して届いたりすると「また何か買ったの?」という空気になる。
あの気まずさと同じロジックが、
総会の封筒でも働くんです(笑)。

何も散財していないのに、なぜか散財してる側の顔をしないといけない(笑)。

「これ何?」と聞かれて、
個別株を持っていることはバレました(笑)。

ちなみにそれ以来、何も聞かれていません。
興味がないのか、聞かないでおいてくれているのか、そこは謎です(笑)。

一つだけ、「さすがに言うべきか」と思っている場面があります。
新居の検討です。
50歳以降での住み替えを人生のロードマップに入れているんですが、そのタイミングになったら私の資産状況は無視できない。
たぶんバレます(笑)。

そのときの妻の反応を想像すると、
少し楽しみでもあります。
「なんで言わなかったの」と言われるのか、
「こんなあったの?でも嬉しい」と言われるのか。
後者な気がしていますが、……後者であってほしい(笑)。

でも逆に言うと、それ以外のタイミングで言う必要が、今のところない。
説得も全敗、資産額も未共有、価値観も揃っていない。それでも仕組みだけで7年回ってきた。

共有すべきは金額でも価値観でもなく、
仕組みだけでよかったんだと、
7年やってきて思います。


最後に

我が家の実態をまとめると、こうなります。

妻への投資勧誘は全敗。
家庭内のパワーバランスも全敗。
資産額は言っていない。
価値観も揃っていない。
それでも仕組みだけで7年回ってきた。

そして妻の「減らしたくない」が、
意図せず家族の最後の砦になっていた。


私のやろうとしていたことは何一つ上手くやれていません。
まさに凡人の極み(笑)。

ただ、これだけは言えます。

パートナーと投資の価値観を揃える必要はない。
仕組みさえ合っていれば、家計は回ります。

一人だけ投資家でも、
それがそのままリスク分散になる。
説得できなかったことが、
結果的に正解だったりする。

投資は、家族と自分の人生を少しずつ豊かにしていくための手段です。
それ以上でも、それ以下でもない。
無理に揃えようとしなくていい。
今のままで、十分です。

妻は今も投資をしていません。
正直な話、この記事を書き始めたときは、投資の良さを妻に少しでもわかってもらえればと思っていましたし、こんなこと言われたんだけど――、
って笑い話をいれながら書こうと思ってました。

ただ、書きながら気づいていったんです。

妻とのやりとりを振り返って、
妻の家計への向き合い方を言語化して、
我が家の仕組みを整理していくうちに。

妻の「減らしたくない」が、
家族の最後の砦になっていた。

これでよかったんだと、
書き終えた今、思っています。


そんな我が家に、一つだけ共通言語があります。

スシローです。
個別株の保有銘柄の一つです。

昔は紙の優待券を渡すと、
妻が普通に喜んでいました。

ところが、今はスマホで優待を使う仕様に変更されたので、券を渡すという行為がなくなった。

ありがたみが目に見えなくなった分、
リアクションも薄くなりました(笑)。
進化したのか、退化したのか。

それでも回転寿司のテーブルは一緒に囲んでいます。
それで十分だと、今は思っています。

うちの妻が投資を始めたら、また報告します。

……頭ではわかっていますが、
こんなこと言ってる時点で、まだ妻に投資して欲しい気持ちが残ってるのかもしれません。(笑)

説得出来た方、コメントで方法教えてください。(笑)


次回は、高配当株 vs インデックスの話。

高配当株。
配当も期待できる。
さらには値上がりも期待できる。
場合によっては株主優待も貰える。

最高です。

私も高配当株、持ってます。

実際に今も保有している高配当株のリアルな数字と体験から、色んな説明をしたいと思います。

凡人太郎


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