資産1億円の正体は「自由」じゃなかった。GUを着る億り人の頭の中【新NISA・インデックス投資】
職場の投資仲間と飲みに行くと、
決まって話にならない瞬間がある。
「最近どう?相場荒れてるよね」
「まあ、含み損は出てるけどね」
そこで正直に言えたら、どれほど楽か。
トランプ関税のとき、
私は1,350万円溶けました。
自虐で言いたい。ネタとして使いたい。
でも言えない。
なぜか。
1,350万円下がった、ということは、
それだけの資産を持っているということが、
バレるから。
じゃあ比率で言う?
「一時期15%くらい下がってて」
……盛り上がらないんですよ、これ(笑)。
飲み会の席で「15%」って言っても、
誰にも刺さらない。
結局、「まあ、しんどいよね」で流すしかない。
資産1億円は、想像以上に孤独です。
外側は、驚くほど変わらなかった。
「1億円持ってる人」に見えますか、
と言われたら、絶対に見えない自信があります。
ランチはサイゼリヤ、松屋、びっくりドンキーのローテーション。
服はGUがメインで、ユニクロもセカンドストリートで買う。
セール時期は今でも普通にワクワクするし、
定価5,000円が1,000円になっているのを見つけると、利回り400%の投資に成功した気分になる(笑)
靴もゲームも、まずはメルカリで探す。
スマホゲームは課金しない。
「基本無料」の文字を見ると、
課金設計がちらついて冷める。
効率厨の職業病みたいなものです(笑)。
ゲーム機はSwitchとPS5を持っています。
2〜3ヶ月に1本タイトルを買う。
子どもが寝た後しかできないから、
一本を半年かけてクリアすることもある。
コスパは最高の趣味です(笑)。
週末のたまの楽しみは、
近所のおしゃれなカフェのモーニング。
800円くらいで、リッチな気分になれる。
完全に非日常空間。
来ているお客さんも何か意識高そうな本を読んでいる。
私まで何か意識高くなった気がする。
……って、そう感じてること自体が意識低い(笑)。
でも、これで十分。
というか、これが好きなんです。
会社では完全に社畜です。
納期に追われて、目標に追われて、
上司に「承知しました!」と言い続ける。
1億円あっても、それは変わらなかった。
あなたはどうでしょうか。
「資産が増えたら生活が変わる」と、
漠然と思っていませんか。
私もそう思っていました。
ただ、変わった。
でも、思ってたのとは違う場所が。
内側は、別人レベルで変わっていた。
一番大きかったのは、
「お金のために仕事をしている」
という感覚がなくなったこと。
以前は違った。
「この仕事、割に合わないな」
と思うことがあった。
「もっと給料が高ければ」と思うこともあった。
資産が積み上がるにつれて、
その感覚が薄れていった。
給料が上がっても、生活はほとんど変わらない。
その事実を、体で理解したからです。
そこで初めて考えることになります。
「じゃあ、自分は何のために働くのか?」
答えはシンプルでした。
お金の不安が消えたとき、
何かが抜けた感覚があった。
「お金のために働く」
という感覚が、静かに消えていた。
そうしたら、残ったものがあった。
誰かの役に立つのが好き。
感謝されるのが好き。
綺麗事に聞こえると思います。
私も昔はそう思っていました。
でも、お金の不安が消えたとき、
この2つの動機が、自然と残りました。
仕事での視点も、気づいたら変わっていた。
「この仕事は評価されるか」じゃなくて、
「この仕事は誰かの役に立つか」で考えられるようになった。
社畜であることは変わらない(笑)。
でも、なぜ社畜をやっているかは、変わった。
いわゆる「マズローの欲求5段階説」。
研修で一度は聞いたあれが、急に自分ごとになった(笑)。
教科書通りのことが、体で起きていた。
このnoteを始めたのも、同じ理由です。
お金の話を書きたいわけじゃない。
読んだ方が、
「自分にもできるかも」と思ってくれたら、
それだけでうれしい。
擬態は、リスク管理である。
資産1億円をまわりに言わない理由を、書きます。
見る目が変わるから、です。
投資していること自体は、言っています。
それなりに順調だよ、ってことも言っています。
でも、具体的な金額は言えない。
これは「自慢したくない」という謙遜じゃない。
純粋に、リスク管理です。
「1億持ってる人」
というラベルが貼られた瞬間に、
人との関係性は変わります。
距離を置かれる。
変に期待される。
お金絡みの話が増える。
そしてその変化は、コントロールできない。
だから擬態します。
GUのセールで真剣に悩み、
松屋の牛めしに満足している、
普通のサラリーマンとして。
……あ、これ擬態じゃなくて素です(笑)。
その方が、日常のノイズが圧倒的に少ないから。
ただ一つだけ、内側で起きていることがある。
嫌なことがあったとき、
「まあ、1億あるしな」と心の中でつぶやく。
口には出さない。顔にも出さない。
でも、その一文が頭をよぎると、
不思議と落ち着く。
これが最強のメンタル管理術かどうかはわからない(笑)。
でも私には効いています。
変わらなかった外側が、変わった内側を守っている。
1億円の正体は「自由」ではなく、
「選択権」だった。
生活を変えることもできる。
でも、変えないという選択もできる。
私は後者を選びました。
GUとセカンドストリートで生きながら、
マズローの最上位を目指している。
そういう人間です(笑)。
次回は、1億円達成後にやった「銘柄整理」の話。
以前公開したポートフォリオは完成形。
その裏で、8銘柄を捨てています。
何を間違えて、何を残したのか。
迷走していた時期から、
どうやって整理したのか。
これから資産を増やす人ほど、
たぶん関係ある話です。
凡人太郎
サラリーマン投資家として、
等身大の運用や考え方を発信しています。
テーマは「投資の設計」。
同じ会社員投資家の方には、無理なく続けるためのヒントになるはずです。
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