10倍確定銘柄を買わなかった。私が欲しかったのは参加権だった。
新NISAでオルカンやS&P500を積み立て、
長期投資を続けていると、たまに自分の判断基準を試したくなるときがあります。
以前も同じ実験をしたのですが、
懲りずに生成AIへ「判断が分かれる問題を出して」と投げてみました。
今回の2問は、前回より少し意地悪です。
自分の投資スタンスそのものが
問われる感じがしました。
まず、両方見てください。
選んだ理由をぼんやりとでも考えておくと、
私の答えとのギャップがあったとき、
より楽しく読めるかもしれません。
問題①「未来が見えるが、売れない」
あなたはある能力を得た。
今後10年間で10倍になる銘柄が分かる。
ただし条件がある。
買ったら10年間売れない。
途中で90%暴落しても売れない。
買うか、買わないか。
問題②「神様の提案」
神様が言う。
今後20年間、S&P500のリターンを保証してやる。
ただし、その間は一切市場を見てはいけない。
ニュースもSNSも禁止。
受け入れるか、拒否するか。
問題①は、
「10倍になるとわかっていても、
途中90%暴落しても10年間売れない銘柄を買うか」という問いでした。
私の答えは「買わない」です。
10年で10倍。
年率に換算すると、
約26%の成長が確定している銘柄。
S&P500の平均リターンが7〜10%と言われる世界で、26%確定を断る理由はないはずです。
でも、買いません。
なぜか。
10倍になる未来は見えています。
でも、どう10倍になるかは見えていない。
一番怖いのは、9年11ヶ月ずっと低空飛行で、
最後の1ヶ月で一気に10倍になるケースです。
未来が見えているはずなのに、
それでも疑い続ける9年以上。
さらに言えば、途中で1,000倍まで行ってから10倍に落ちてくる可能性だってある。
そんなジェットコースターに乗り続けた末の
精神的な消耗は、
リターンをとっくに超えている気がしました。
私が見えた未来は本当なのか。
見えた未来は錯覚じゃないか。
何か見落としたんじゃないか。
ずっと、
答えのない自問自答を続ける気がします。
その精神的ダメージはあまりにも大きすぎる。
だから「買いません」。
ただ、
問題に答えていて、気づいたことがあります。
確定情報なのに、
それを信じきれない自分がいる。
信じることが苦手なのか、
自信がないのか、その両方なのか。
「10倍になる」という事実ではなく、
「自分がそれを10年間信じ続けられるか」。
信じられないなら、
信じなくていい仕組みに落とせばいい。
だから、自動積立が機能するんだと思います。
「毎月この金額を買う」
という設計に任せてしまえば、
自分を信じ続けなくていい分、続けられる。
7年間で、それだけは確かに学びました。
問題②は、
もう少し違う場所に刺さりました。
「20年間S&P500のリターンを保証する代わりに、市場もニュースも一切見られなくなる提案を受け入れるか」という問いでした。
私の答えは「拒否する」です。
S&P500のリターンを保証してやる、
と言いながら、何%とは書いていない。
細かいですが、
そこはちょっと気になる(笑)。
少し脇道にそれますが、
投資をしていない人に
「楽して儲けてるんでしょ」
と言われることがあります。
楽かどうかでいうと、
個人的には仕事の方が楽だと思っています。
仕事は、失敗しても成功しても、
収入はある程度保証されています。
投資は、何もしなくても減ることがある。
暴落の辛さは、本当にしんどい。
上昇の嬉しさより、
体感的には多い気すらします。
でも、そのしんどさを上回る楽しさが、
私には確かにあります。
ニュースを見て
「これはこうなるな」と考えるのが好きです。
株価が動いて、
「なるほど、こういうときに上がるのか」
と気づくのが好きです。
そのプロセスに
参加していること自体が楽しい。
その楽しさがなかったら、
インデックスを退屈だと感じることもないし、
好きだからという理由だけで持っている銘柄もなかったと思います。
値動きより応援したい気持ちで持っているやつです。
損をしても
「まあ、そういうこともある」
と思えるのは、趣味として持っているからです。
そういう銘柄が一つあるだけで、
投資が少し豊かになる気がしています。
ニュースが見られなくなることは、
その楽しさごと手放すことと同じ。
結果だけ受け取り、
過程は全部ブラックボックス。
たとえるなら、
応援しているスポーツチームの試合結果だけ
翌朝送られてくるような感覚です。
勝敗は分かる。
でも、何も見ていない。
あと、20年という時間があれば、
今とは違う手法が出てくる可能性だってある。
それすら見えなくなるとしたら、
なおさら見合っていません。
問題を解くつもりだった。
でも解かれていたのは、私の方でした。
前回は「どう判断するか」が問われました。
今回は「なぜ投資しているか」が問われた気がします。
意地悪、というのはそういう意味でした。
10倍確定銘柄も、保証されたリターンも、
断りました。
私が欲しかったのは、
正解ではなく参加権だったのかもしれない。
結果を受け取るだけでなく、
プロセスの中にいること。
それが、私にとっての投資でした。
あなたはどちらを選びましたか。
そして、その答えの奥に何がありましたか。
凡人太郎
答えのない投資問題シリーズの第2弾。
これ、書いてて楽しいんですが、
めちゃくちゃ疲れます(笑)。
あと、自分を丸裸にされているみたいで、
謎に恥ずかしさも感じる(笑)。
隣の投資家が、どういう投資判断しているか。
また書いていきたいと思いますので、
「フォロー」しておくと、
次も見つけやすくなると思います。
次回は、投資を選ばなかった人生の話。
飲み会で同僚が、こんな話をしていました。
家族4人でスポーツカーに15時間乗って、
ホテルじゃなくて、車中泊の旅行。
文字だけ見るとハードですが、
すごい楽しそうにしていました。
投資と、それを選ばなかった人生の話です。
いいなと思ったら応援しよう!
私の記事が参考になれば、それが一番の喜びです。
引き続き応援よろしくお願いします。この記事は noteマネー にピックアップされました

