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オルカンを信じ続けるのが、しんどくなった人へ。

オルカンは、信じなくていい。
そう言うと語弊があるかもしれません。

オルカンだけで本当に大丈夫か。

信じ続けるのがしんどくなる瞬間は、
大暴落のときとは限りません。

新NISAでオルカンの積立を始めた同僚がいます。

もともと個別株を中心に動かしていた人で、
NISAも使いながら売買の頻度もそれなりに高かった。
見ていてちょっとヒヤヒヤしていたので、
話を聞いてもらえそうなタイミングで
オルカンをすすめました。

ちゃんと始めてくれていた。

定時後、オフィスの照明が半分落ちたころ、
声をかけられました。

「下がってるんだけど、これ大丈夫なの?」

オルカンだって下がります。
何日も続けて下がることだって、普通にある。
誰が持っていても、そこは変わりません。

でも、その返しを声に出せなかった。

勧めた手前、少しプレッシャーがあったのです。


個別株は、毎日答え合わせが
できているように感じられます。
株価、ニュース、決算。
何か起きるたびに「正解」を確認できる。

インデックスには、それがありません。
正解がわかるのは、何十年も先です。

だから、つなぎとめるものが
「信じる」という感情しかなくなる。

毎日答え合わせをしてきた人に、
それは少し酷な話です。


「信じられなくなった」感覚、ありませんか。

怖い、というよりは、
なんか飽きてきた、というか。
下がったときに、
本当にこれでよかったんだっけ、と、
うっすら思いはじめる感じ。

私にも、その感覚が来たことがあります。

大きな暴落のときではなく、
じわじわ下がる局面が続いたときです。

ドラマチックな恐怖より、
地味な疑いのほうが、長期投資には効いてくる。


もう一つ、よく聞く感覚があります。

夜ご飯を食べたあと、
テレビを横目にスマホを開いたら、
見知らぬアカウントの
「含み益、また増えました」
という投稿が流れてきた。

横では高配当株や半導体株が話題になっている。そんな中、スマホの数字は下落が続いて、
このまま持っていて本当に大丈夫なのか、
と思いはじめる。

そのとき、
こう言い聞かせていることがあります。

これでいいはずだ、と。

その言葉が必要になった時点で、
もう揺れ始めています。

誰かにすすめられてオルカンを買った。
その人もSNSも、信じていないわけじゃない。
でも、完全に自分の中で納得できていない。

その状態で、
「これでいいはずだ」と繰り返しているのは、

信じているのではなく、
信じようとしているだけ、です。

だから私は、信じるための努力をやめました。

下がっても売らなかった経験が一回増える。
戻るのを見届けた回数が増える。
人からもらった理由ではなく、
自分で確かめた理由に変わっていく。

焦って腹落ちしようとしても、
そこだけは早送りできない。

私にとって、その早送りできなかった時間が、
あの大暴落のときでした。


コロナ暴落のとき、
ロックダウンで経済は終わったと思いました。

株価が戻り始めても、また下がると思っていた。
終わった感が消えるまで、数ヶ月かかりました。

それでも、積立は止めなかった。

でも戻った。

その事実だけが、
少しずつ自分の中の教科書になっていきました。

トランプ関税ショックのとき、
また同じ感覚が来ました。
それでも、あの数ヶ月を思い出しました。

信じなくていい状態から始めて、
気づいたら信じていた。

そういう順番だったと思っています。


私がたどり着いたのは、
信じなくていい仕組みを作る。
という考え方でした。

まず、設定だけ作る。
毎月引き落とされる形にして、
口座をほとんど見ない。

感情で信じ続けることが、
自分には無理だと痛感したからです。

それでも不安で毎日のように見てしまうなら、
やめたほうがいいとは言いません。
精神論でやめるのは無理です。

その代わりにメモアプリに一行書いてみてください。

なぜそれを買ったのか。
理由は何でも構いません。
「みんな積み立てているから」でも、
「将来が不安だったから」でも。

言葉にすると、誰かの意見ではなく、
自分の理由として残ります。

一度言葉にしておくと、
不安が来たときに立ち戻れる場所ができます。
不安な日は、
過去の自分が書いた理由を借りればいい。
そう思うようにしています。

すぐに信じられるようにはなりません。
でも、自分がどこで揺れるかが分かれば、
次に同じ場面が来たとき、
少しだけ慌てなくなります。

そのうちその一行を消すときが必ず来ます。


同僚に、何を伝えたか。

「下がるのは普通だよ。毎日見なくてもいいかも」

それだけです。
長期で見ればいい、は言いませんでした。

あの感覚を経験してきた身としては、
それだけじゃ足りない気がした。

信じて持ち続けろ、じゃなくて、
信じなくていい状態を作る。
それだけでいいと思っています。

同僚は、今も積立を続けています。
最近は投資の話をあまりしてこなくなりました。

少し、迷わなくなったのかもしれません。

信じられているのかどうかは、
本人にしかわかりません。

それでも、続いている。

それだけで十分です。

あなたはどうですか。
どんなときに「これでいいのかな」と思いましたか。

私は今日も、積立の設定を触りません。


凡人太郎


オルカンって、
総合的に攻守最強だと個人的には思っています。

だからこそ、オルカンが信じられなくなったときの解決策も難しい。

同僚に何処かのタイミングで、オルカンの素晴らしさをじっくり説明しようと思います。

オルカンがメインではない私が言っても、
あまり説得力がないかもしれませんが(笑)


次回は、ポートフォリオの不満の話。

みなさんはポートフォリオに満足していますか。

私は保有銘柄に役割がある状態です。

ただ役割があるから満足か、というと、
不満はたくさんあります(笑)。

そんな話です。


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凡人太郎|7年で1億のサラリーマン投資家│インデックス投資 私の記事が参考になれば、それが一番の喜びです。 引き続き応援よろしくお願いします。