10倍になった株を断った、凡人の投資基準
自分の投資判断が、
本当に自分の考えによるものなのか、
確信が持てないことはありませんか。
たとえば、
目の前に10倍になった株があったとき、
自分ならどうするか。
すぐに答えられますか。
今回は生成AIから、
「目の前に10倍になった見知らぬ株がある。
現金1,000万円とどちらをとるか。」
という問いを出してもらいました。
私は即座に現金を選びました。
その理由を整理していたら、
自分の投資基準が見えてきたので共有します。
このシリーズも4回目になります。
はじめて読む方は、記事の末尾に過去シリーズへのリンクを置いておきます。
まず両方の問題を見てください。
先に選んでおくと、
答えとのギャップが面白くなります。
問題1 含み益と現金
あなたは1000万円持っている。
次のどちらかを選ぶ。
A 現金1000万円
B 取得価格100万円、時価1000万円の株
ただし何の銘柄か分からない。
どちらを選ぶ?
問題2 一つだけ見える未来
あなたは未来を見れる。
ただし分かるのは一つだけ。
① 次の暴落の日付
② 次のバブルの天井
③ 30年後のオルカンの年率リターン
どれを選ぶ?
では、順番に。
問題1は、
現金1,000万円か、銘柄不明のテンバガー株か、
という問いでした。
私の答えは、現金1,000万円です。
一切、迷いませんでした。
今はほぼ現金を持たない人間が、
迷わず現金を選んでいます(笑)。
まずテンバガー株を選ばない理由から話します。
私の場合、
「値上がりしそう」だけでは買いません。
「値上がりしそう、かつ、
その理由と将来を信じられる」。
両方が揃わないと、買わない。
銘柄が不明なら、そもそもこの判断ができません。
ただ、読みながら一つ仮定を考えました。
「銘柄が分かれば答えは変わるか」
という問いです。
仮に、NVIDIAだったとします。
半導体はすごいと思っています。
生成AIの未来も信じている。
でも、
NVIDIAが10年後も勝ち続けているかどうか、
私には判断できません。
その10年後の勝利も信じるまではいかない。
判断できないまま持ち続けて、下がったとき、
売る理由、売らない理由も曖昧。
そこが、自信を持てない部分です。
では、オルカンだったら。
これなら答えが変わります。
私にとってオルカンは、
自分の言葉で説明できる投資対象でした。
世界経済そのものが終わるなら、
投資どころじゃない。
そう信じているから、持ち続けられる。
結局、「信じる」の中身が問われていました。
テクノロジーの未来は信じられる。
でも特定の銘柄がその恩恵を10年後も受け続けるかどうかは、また別の話です。
その確信まで持てないなら、
暴落の瞬間、心が動き、手も動いてしまう。
暴落で手が動く銘柄を、
ポートフォリオに入れる意味はありません。
私は10倍株を断ったのではありません。
売る理由を言えない未来を、断った。
それだけでした。
問題1で少し整理できた気がしました。
ただ、問題2で、また揺らぎました。
問題2は、
暴落の日付。
バブルの天井。
30年後のオルカンの年率リターン。
この三択から、
一つだけ未来を見るという問いでした。
これは、少し嫌な問いでした(笑)。
最初は迷わず暴落の日付だと思っていました。
でも、少し考えて止まりました。
バブルの天井は定義が曖昧で、
「50年後です」と言われたとき、
というのを想像したら一気に優先順位が下がりました(笑)。
そして、暴落の日付。
コロナでも動けなかった。
トランプ関税でも動けなかった。
情報があっても動けない自分を、
7年かけて知りました。
日付が分かったとして、
果たして私は本当に動けるのか。
暴落を前にして指が止まる感覚は、
今も変わっていない気がします。
動かないこと。
狼狽売りしないこと。
この自信は間違いなくある。
1,000万近く減ったときでも、
さらっと流せた事実もある。
ただ、攻めて動く自信はまだありません。
情報より先に、
自分の行動特性の問題があります(笑)。
ここで一つ、気がついたことがあります。
これ、投資の不安の種類を分類する問いでもありました。
暴落の日付を選ぶ人は、たぶん暴落が怖い。
バブルの天井を選ぶ人は、たぶん上昇を逃すことが怖い。
年率リターンを選ぶ人は、たぶん自分の選択が正しいかどうか確認したい。
怖いものの種類が、選択に出る。
あなたはどれでしたか。
自分がどのタイプか分かると、
次の一手が少し見えてきます。
暴落が怖いタイプなら、
私だったらまず株の比率を見直すところから入ります。
上昇を逃すのが怖いタイプなら、
感情を挟まない積立の自動化から入ります。
確認したいタイプは、私と同じです。
それなら、自分が投資を続ける根拠を言葉にしておくことが先だと思います。
私が最終的に選んだのは、年率リターンでした。
それが分かれば、途中に何があっても
「想定の範囲内」として動ける。
負けない戦いが設計できる。
年率リターンを選んだとき、気づきました。
私は未来を知りたかったんじゃなく、
今の選択を信じ続けたかっただけでした。
オルカンやS&P500を7年積み立てて、
資産が1億円を超えたいまでも、です。
本当にこれでいいのかという問いが、
完全には消えていない。
問題を作ったのはAIでしたが、
返ってきたのは自分の性格でした。
問題を解いていたつもりが、
自分を説明していました。
どうやら私は、
性格までインデックスだったようです(笑)。
暴落の日付、バブルの天井、年率リターン。
どれを選びましたか。
そして、その選択に、
自分でも気づいていなかった怖さが出ていましたか。
次の問いも、AIにもらおうと思っています。
今夜は2問でしたが、
答えたのは自分自身のことでした。
いつもながら丸裸にされている気がします(笑)。
凡人太郎
シリーズ第4弾。
いかがでしたでしょうか。
少しは楽しんで読んでもらえてますでしょうか。
また懲りずに、書いていきたいと思いますので、
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次の記事を見つけやすくなると思います。
次回は、オルカンを買った同僚の話。
会社の同僚で個別株が中心の人がいます。
その方にオルカンをすすめたら、
その後、下がってしまいました。
すすめた手前、少し気まずい(笑)。
そんな同僚にどう声をかけたか。
そんな話です。
【過去シリーズはこちら】
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