見出し画像

70歳・3億円。あなたは投資家をやめられますか。

新NISAでオルカンやS&P500を積み立てていると、たまに自分の判断基準を試したくなるときがあります。

生成AIに作ってもらった問いに
自分で答えるシリーズ、3回目です。

今回は問いを読み終わったあと、
しばらく画面を眺めてしまいました。
先に問題を見てください。


問題「最後のリバランス」

あなたは70歳。

資産は3億円。

子供もいない。
生活費も十分。

もう増やす必要はない。

しかし、今のポートフォリオはオルカン100%。

ここで最後のリバランスをする。
次のどちらを選ぶ?

A オルカン100%

B 現金100%


どちらか選びましたか。

70歳の3億という設定。
遠い話だと感じましたか。

でも私は今、その70歳の自分のために積み立てを続けています。


最初に引っかかったのは、選択肢でした。

AかBか、という二択。

半分ずつにするとか、債券を少し追加するとか、
そういう中間がない。

リバランスというより、
踏み絵に近い設定だと思いました。

だから最初に、
自分のなかで前提を補完しました。

現金を選んだ場合、
その後に何かを買うのはなし。
投資をやめる、という意味で現金を選ぶ。
そういう問いとして受け取ることにしました。

そうすると、問いの正体が少し変わります。

リバランスではなく、
投資家でいるかどうかの選択になる。

なぜ中間の選択肢がないのか、
少し寄り道をします。

取り崩しながら持つオルカンは、
積み立てフェーズとは構造が違います。

暴落が来たとき、
生活費のために安値で売り続けることになる。
若いときなら「安く買えるチャンス」でも、
70歳では「安値で売り続けるリスク」になります。
「リターンの順番リスク」と呼ばれる、
取り崩し期特有の罠です。

半分だけ持っても、この問題は消えません。
だからこそ、この問題はあえて意地の悪い二択を突きつけてきたのかもしれません。

頭の中では、答えが出かけていました。

理由は一つ。

増やす必要がない、という一文に尽きます。

私が投資を始めたのは、
貯金を寝かしておくのがもったいなかったから。
少しでも増えれば、老後が安心して暮らせれば。

それだけの動機でした。
地味ですが、それが本当のところです。

私は幸せを感じる水準が低い方だと思います。
週末に少し贅沢な食事ができれば十分満足です。

ふだんの生活は、
今とほとんど変わらないと思います。
3億はその水準に対して、
明らかにオーバースペックです。

現金を選びました。

でも選んだ直後に、何かが引っかかりました。

正しい答えを出したはずなのに、
解放感がなかった。
自由になるはずだったのに、
何かを失う感覚の方が大きかった。

頭の中でフレーズが浮かびました。

「手段が目的化してはいけない」

仕事でよく言うし、よく聞く言葉です。

投資は老後のための手段のはずで、
目的ではない。
3億あれば十分。

現金が正解のはずです。

でも。

3億を現金で持つことで、
投資ができなくなります。

そのことに気づいたとき、
思いがけず寂しいと感じました。

市場を見続けていたい。
それ自体が、いつのまにか理由になっていた。

手段が目的化しているのは間違いない。

ただ、
目的そのものが変わってきているとしたら。

これは手段が目的化した話ではなく、
目的が変わった話なんじゃないか。

では、目的は何に変わったのか。

私は、
世界が長い目で見れば前に進むと信じている。
そう気づいた瞬間、
現金という答えが揺らぎ始めました。

お金を増やしたかったのではなく、
未来に参加し続けたかったのかもしれない。

今はそんな気がしています。

もう少し考えてみました。

オルカンが仮に50%下がっても、
1億5,000万円になります。
それでも私の生活にはオーバースペックです。
週末の少し贅沢な食事は続けられます。

持ち続けても問題はない。

問題文の「増やす必要はない」は、
「持っていてはいけない」
という意味ではありません。

あなたが投資を始めた動機は、今も同じですか。

なぜここまで投資家でいたいのか。
なぜかはわからない。

ただ一つだけ言えることがある。

7年間、チャートも読めず、
相場も読まずに続けてきました。

それでも投資が好きだと、
そう言い切れる気がします。

それならまだ続けられる。
増やしたいわけではない。
ただ、投資家でいたい。

それだけの理由で、答えを変えました。

オルカン100%を選びます。

ただし、これは今の答えです。

実際に70歳が近づいてきたとき、
同じように答えられるかどうかはわかりません。

気力や興味が今とは変わっていたとき、
そのときの自分が同じ答えを出すかどうか。
今の私には想像できません。

今回、かなり悩みました。

最初は現金で決まりかけて、
選んだ瞬間に引っかかって、考え直して、
オルカンに戻した。
これほど答えが動いた問いは久しぶりでした。

オルカンを持ち続けたいのか、
それとも未来を信じ続けたいのか。
今の私には、その違いがまだよくわかりません。ただ、どちらだとしても、
悪い気分ではありません。

結局この問いは、
資産配分の話ではなかった気がします。

私にとって、
投資家をやめられるか、という問いでした。

あなたは、投資家をやめられると思いましたか。

私も答えを出してから、
しばらく画面を眺めていました。


凡人太郎


投資を始めた頃、この問題に答えていたら、
間違いなく現金を選んでいたと思います。

でも、7年という時間が、
投資そのものの意味を変えてしまっていました。

たぶん、オルカンを選ぶ理由として、
「投資家でいたいから」は、
かなり少数派な気がします(笑)。

今回書いた記事を見直して、
自分でもかなりヤバい人な気がしてきましたが、
嘘をついてもしょうがないので、
ありのままを書きました(笑)。

またこのシリーズを書きたいと思います。

もし、興味があれば、「フォロー」しておくと、
次の記事が見つけやすくなると思います。


次回は、「今買うなら何がおすすめ?」の話。

投資をしている方なら、一度は聞いたり、
聞かれたことがあるのではないでしょうか。

「今買うなら何がおすすめ?」

地味に難しい質問ですよね(笑)。

そんな話です。


このシリーズの過去記事はこちらです。
はじめて読む方はあわせてどうぞ。


👉️次の記事(「投資で何を買うのがいい?」と聞かれたとき、億り人が答えたかったこと)

👈️前の記事(トレンド株の爆上がり。乗り遅れたんじゃない、最初から乗っていなかった)

いいなと思ったら応援しよう!

凡人太郎|7年で1億のサラリーマン投資家│インデックス投資 私の記事が参考になれば、それが一番の喜びです。 引き続き応援よろしくお願いします。