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5A-6 合意を検証可能にする:決めた内容を記録する

※もともと有料教材でしたが、今はすべて無料で読めます。経緯はこちら→https://note.com/bonnno420/n/n226b8551ab12

会議では全員が頷いた。なのに翌週、「そういう意味だと思わなかった」と決定が崩れる——うなずきを合意だと数えていたこと、ありませんか。

裏切られたのではありません。「何に合意したか」が、誰の手元にも残っていなかっただけです。

技術さえあれば、解決できます。

このレクチャーのゴール: 合意に必要な判断を4項目で記録し、関係者が同じ決定内容を後から確認できる。

合意は気分ではなく記録です。今回決めること・採用の条件・受け入れる不利益・未解決事項と再確認日——この4項目が揃ってはじめて、後から照合できる合意になります。


会議で全員がうなずいたのに、翌週になると「そこまで決めたつもりはない」と言われることがあります。原因は、賛成の有無より、何に合意したかを確認できないことです。同じ提案を見ても、ある人は方向性への賛成、別の人は予算を含む実行承認、さらに別の人は検討継続の了承だと受け取ります。

そこで、提案の前後に合意メモを作ります。項目は4つです。
①今回決めること——方向性、着手、予算など、判断の範囲。
②採用条件——何を満たす案なら選べるか。
③受け入れる不利益——費用、遅れ、対象外など、選択に伴う代償。
④未解決事項と再確認日——今は決めない論点と、次に見直す時点です。この4項目があれば、「賛成」の中身を後から照合できます。

事前共有は、完成品を通しやすくする根回しではなく、合意メモの不足を見つけるテストとして使います。粗い案を見せ、「今回決める範囲は合っているか」「この条件で比較してよいか」「受け入れられない不利益はあるか」と確認します。複数の関係者がいる場合は、各自の採用条件と譲れない線を並べ、両立しないものを明示します。全員を同時に満足させるのではなく、誰の何を優先し、何を見送ったかを記録します。

決定後は、合意メモへ決定者、決定日、見直し条件を付けます。状況が変われば見直して構いません。ただし、何が変わったから再検討するのかを示します。この考え方は次のBパートで扱う受け入れ条件や変更管理にもつながります。人への依頼でもAIへの委任でも、完了後に判定できる形で決めておくことが重要です。

保存版・合意メモ4項目

  • 合意メモは「今回決めること・採用条件・受け入れる不利益・未解決事項と再確認日」の4項目

  • 事前共有は、合意メモの不足と関係者間の両立しない条件を見つけるテスト

  • 決定者・決定日・見直し条件を残し、再検討するときは変化した事実を示す

これで冒頭の"翌週そういう意味だと思わなかった"が起きません。


やってみよう: 進行中の提案を1つ選び、合意メモの4項目を書いてください。空欄になった項目を、次の事前共有で確認しましょう。整理はこのプロンプトでも。

この決定事項を合意メモにしてください。
①今回決めること
②採用条件
③受け入れる不利益
④未解決事項と再確認日、の4項目で。
空欄は"要確認"と明記。決定:〔ここに書く〕


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