【本好き&そうでない人でも楽しめる!】今年訪れたライブラリーホテルを振り返ってみた
まえがき

今年も残すところあとわずかとなりました。
思えば1月に“ぼーっとする大会“に初参加して以降、ぼーっとする体験記を出したり4月からnoteを始めたり。
そうかと思うとnoteでライブラリーホテルなるものを発見して興味を持つようになってから、時間を見つけては現地で読書したり“ぼーっと“したりと、なんだかんだ濃い一年を過ごしてきたなと感じています。
(下記の記事で、初めて読書泊を知ることができました。ありがとうございました)
ライブラリーホテルとは、文字どおり本の置かれたコーナーが設けられている宿泊施設のこと。
とはいえ、マンガ喫茶のように単純に本が並んでいる訳ではなく、場所によって様々な特色のライブラリーがあり、本好きやそうでない人でも楽しめるようになっています。
なので今回は2025年の振り返りとして、今年訪れたライブラリーホテルを感想と共に紹介していきます。
本好きの人にも、そうでない人にも。興味をもって足を運んでいただけたら幸いです。
THE RYOKAN TOKYO湯河原(神奈川県湯河原)

全国に展開する「おふろcafe」の系列店で、全国的にも珍しい読書家・クリエイターに特化した湯河原の温泉旅館。
そのコンセプト通り、「積ん読プラン」なり「原稿執筆パック」なりユニークなプランがあり、また一般的な旅館の和室やドミトリー・作業に集中できるクリエイター専用のお部屋のほか、読書灯やキーボードなどの備品貸出や印刷サービスがあるなどクリエイターにとってはありがたい施設になっています。
静田がここを利用する際、monogatary用の賞向けに執筆すべく「原稿執筆プラン」で和室の客室に宿泊しました(作品は落選しましたが・・・)

和室の設備は一般的な旅館と大差ないですが、室内に備え付けのクッション「Yogibo」が気持ち良すぎて、時折“ぼーっと“身を委ねながら休息をこまめに取りすぎました。


フロントすぐ横のラウンジでは漫画や小説など約1000冊のほか、嬉しいことにコーヒー・紅茶などのフリードリンクも飲めるので、執筆の気分転換にはこのラウンジで本を読んだりドリンクを楽しんでいました。


何より、ラウンジの風景や出入り口で無数のインク壺がお出迎えする風景がまた美しいんすよね。
美術館みたいな雰囲気があって、何度も見ても飽きなかったです。

ただ、温泉はありますが銭湯を模した内風呂だけなので、「温泉を楽しみたい!」という人だとちょっと物足りないかもしれません。
なので温泉でゆっくりする場所と言うよりは、「創作を楽しみたい!」「執筆を楽しみたい!」など文芸を楽しむための人向けなのかなと思います。
ちなみに日帰り利用も可能なので、湯河原を訪れて興味がある方は一度立ち寄ってみてください。
(日帰りで湯河原に行くなら『惣湯テラス』という日帰り入浴施設もおススメなのですが、2025年12月現在、夏に起きた大雨による設備故障の影響で休業中とのこと。一刻も早い復旧をお祈りします)

【公式サイト】
月のホテル(山形県酒田市)

山形県・酒田駅前に立つホテルで、ロビーに足を踏み入れると、壁一面に広がる圧巻のライブラリーがお出迎え。

しかし本はこのロビーだけではありません。
このホテルは酒田市立中央図書館と併設されており、なんと宿泊中は図書館から本を客室に持ち込むことができます。
図書館の蔵書はおよそ30万冊なので、最新本などでなければ基本的に読みたい本は手にとれると思います。
客室は一般的なビジネスホテルの造りで、少しグレードの高い客室ならさらに鳥海山など山峰の景色を見渡すことも可能です。


うっかりしてこのホテルでの“ぼーっと“する姿を撮り損ねましたが、ゆっくり過ごすには申し分なく図書館から借りた本を楽しみつつ、noteの記事も書いていました。
あとは朝食付きのプランにしたのですが、このホテルでは酒田・山形を中心とした地産地消のメニューで、本場の山形や酒田の郷土料理を味わうことができます。


酒田駅からすぐの場所で、酒田の主要な観光名所からも程よい近さなので、観光利用でもビジネス利用でもオススメできるホテルでした。
強いて言えば、一番安い客室だとデスクチェアがなくベッドと一体型になった背もたれのないタイプで、長時間の作業にはやや向かないかなという印象です。
なので長時間のデスクワークなら少しグレードの高い客室にするとデスクチェアも用意されているので、そちらを利用するといいかと思います。
【公式サイト】
浄土ヶ浜パークホテル(岩手県宮古市)

三陸復興国立公園内の景勝地「浄土ヶ浜」を見下ろす高台のホテルで、赤松の森と海に囲まれたこの場所にもライブラリーラウンジがあります。



他のライブラリーラウンジと比べると小規模で、岩手にゆかりの作品や雑誌など蔵書も多くないですが、窓外には美しい海山が見渡せます。

フロントすぐ側にウェルカムドリンクコーナー(デトックスウォーター・紅茶パック・コーヒー(夕方のみ))もあるので、ドリンクを片手に、美しい景観を目に焼き付けながら雑誌や自前の本を読んで過ごせるのもよかったです。
ただ、ライブラリーの位置が南側のため、早朝〜午前中はガンガンに日差しが降り注ぐしカーテンなど遮るものもないのがネックでした。

またライブラリーからの景観も良いのですが、海側の客室の方がより宮古湾が見渡せるので、海側の客室で宿泊している人だとそちらの方がよりゆっくり過ごせるかと思います。

大浴場のほか朝食・夕食プランでは豪華なビュッフェも味わえます。



なのでライブラリーも楽しみつつ、早い時間にチェックインして浄土ヶ浜周辺を散策したりお風呂や食事を楽しむ方が満足しやすいと感じました。

あと個人的にはですが、このホテルに泊まったらなら、ぜひ早朝に浄土ヶ浜へ訪れてみて欲しいです。
浄土ヶ浜からホテルまでは15分ほどで、途中階段を登り降りしないといけませんが、海や山から昇る美しい日の出を拝むことができます。



観光客のほとんどいない朝の時間帯に浄土ヶ浜へ気軽に足を運べるのは、ある意味このホテルに泊まった人だけの特権。
「さながら極楽浄土のごとし」と言わしめた美しい海辺を堪能するためにも、天気のいい日に宿泊したならぜひ朝日を拝みましょう!

【公式サイト】
TUNE STAY KYOTO(京都府京都市)

京都駅から徒歩圏内にある、隠れ家のようなホテル。
このホテルの醍醐味は、ロビーの壁一面を埋め尽くす巨大な「本棚の階段」。

京都に関する本を中心に2,500冊以上が並ぶそうですが、現代アートのような内装にさながらファンタジーの世界に迷い込んだ気分を受けたのは今でも覚えています。


また本棚の階段では日によってミニシアターを放映していて、そちらも宿泊客などで賑わいを見せていました。
夜にはクラフトジン等のバーも楽しめるので、静田はしませんでしたが、本に囲まれた大階段に座って読書やお酒に酔いしれるのもいいでしょう。


ここには9月に泊まったのですが、外国人に人気のあるホテルなのか他の宿泊客の殆どは外国人でした。

なので「静かに本を読む場所」というよりも、本を片手に他の人と交流をもつ場所として捉えるといいかなと思います。

【公式サイト】
BOOK HOTEL 京都九条(京都府京都市)

「本と過ごす、本と眠る」をコンセプトにした京都・九条にあるビジネスホテル。
エントランスから廊下、客室に至るまで厳選された本が並び、館内全体がさながら書店のような内装をしています。




このホテルの面白いところは、客室ごとに異なるテーマで選書されていることです。

普段手に取らないジャンルの本が客室や廊下に並べられているので、見慣れない本と出会う楽しみやすいかなと思いました。
客室は一般的なビジネスホテルと同じでデスクとチェアが用意されているので、ベッドの上でもデスクでも読書や作業は十分できるかと思います。
価格も平日なら8000円前後で京都駅からも歩いて10分以内なので、「安価でブックホテルに泊まりたい!」「ブックホテルに行きたいけど何処がいいの?」という方にオススメです。

【公式サイト】
箱根 ゆとわ(神奈川県箱根町)

箱根・強羅駅からすぐの和モダンなホテル。
箱根の代名詞ともいえる温泉や半オールインクルージブで朝食・夕食の豪華なビュッフェも楽しめますが、ここでの最大の魅力は、宿泊者が無料で利用できる「ライブラリーラウンジ」です。

約700冊の蔵書があるラウンジでは、なんとコーヒー、時間限定でアルコールやおつまみまでフリーフローで楽しめます。





また中庭では焚き火や足湯が楽しめるスペースにもなっているので、好きなドリンクと本を手にしながらチェアでゆったり過ごすのもオススメ。



もちろんデスクにコンセントがついていたりWiーFiが備わったりと作業する人でも問題なく過ごせます。
静田はここでnoteの記事を書いていましたが、正直もう少し好きなお菓子やドリンクを片手に読書を楽しめばよかったと少し後悔しています(笑

人気のホテルですが、平日の宿泊で運が良いと1人でも2万円以内で泊まる事も可能です(2025年12月調査時点)。

ひとり旅のプチ贅沢として利用するのも良いんじゃないかなと思いました。

【公式サイト】
LAMP LIGHT BOOKS HOTEL札幌(北海道札幌市)

札幌・狸小路商店街近くにある「本の世界を旅するホテル」。
ちなみに名古屋や福岡にも同じ系列店のホテルがあります。
1階には24時間営業の書店兼カフェが併設されており、宿泊者は気になった本を2冊まで客室へ持ち込むことができます。



客室は一般的なビジネスホテルの内装ですが、照明の調光機能が自分好みの明るさに調節できるなど本を読みやすい工夫が備わっているなと思いました。

札幌の名店や居酒屋が集う狸小路商店街の一角にあり、繁華街の象徴である「すすきの」からもほど近いので、本を楽しみたい人以外でもビジネス・観光で利用しやすいかなと思います。

大浴場といった設備は控えめですが、静かな夜をこだわりのコーヒーと共に物語の世界に浸れる一軒だと言えるでしょう。

【公式サイト】
洞爺湖万世閣レイクサイドテラス(北海道・洞爺湖)

北海道・洞爺湖畔に立つ老舗リゾートホテル。
この館内には広々としたライブラリーカフェ「BLOSSOM COFFEE & BOOKS」が併設されています。


ライブラリーには洞爺湖をテーマにした写真集や小説・エッセイなど約300冊が蔵書されており、洞爺湖の絶景を一望しながら、こだわりのハンドドリップコーヒーと読書を楽しむことができます。

コンセントのあるテーブルもあるので、何かしら作業をする人でも十分に利用可能です。
もちろんカフェだけでなく、お風呂や一部の客室からも洞爺湖を一望することができます。


客室は湖側・山側があり、湖側だと少し値段は上がりますが、せっかく訪れたならなるべく湖側をとるようにしましょう。
ちなみに湖側の客室は人気が高く、1ヶ月前の予約でも満室だったので数ヶ月前など思い立ったらすぐに予約を取ることを推奨します。
あと、ここのビュッフェもまた格別で、自前の海鮮丼が作れたり北海道産のチーズを存分に味わえたりなど、宿泊したなら1泊2食付きの方が満足できるかなと思います。


ちなみに、ここも外国人に人気のようで10月に訪れた時は中国人と思しき観光客がたくさんいました。
ホテルでは温泉も食事も楽しめたり、時期によって洞爺湖で花火の打ち上げも行われるので、ここに泊まるなら作業のことは忘れて、洞爺湖の自然をゆっくり味わいながら過ごすと良いでしょう。

【公式サイト】
まとめ

ライブラリーホテルはただ本があるだけでなく、内装を見るだけで楽しめたり読書が楽しめたりと、場所によって多種多様な工夫があって、だからこそ奥が深くていろんな場所へ行ってみたくなるんですよね。
まだまだ行ったことのない・行ってみたいライブラリーホテルがたくさんあるので、時間をみつつ足を運んでいければと思います。
また、今回紹介した場所以外でオススメのライブラリーホテルなどあれば、気軽にコメントなどで教えていただけると幸いです。
最後に、今年はお世話になりました!
来年もぼーっとしながら活動をしていこうと思います。
同時に、みなさんも来年が良いお年になることを、ぼーっとしながらお祈りします。

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