おすすめ小説|手元に残しておきたい10冊
本屋のような本の情報サイトでは、「小説おすすめ30選!何度も読み返してしまう!」という棚(コンテンツ)で、特に好きな30冊の小説をご紹介しています。そこで、noteではその30冊の中から手元に10冊しか残せないとしたらという仮定で10冊の小説を選んでみたいと思います。
あくまでも、いま現在の気分で選んだ小説ですので、後々変わってくることもあるかと思いますが、この10冊の本は、何度読んでも楽しめるのでずっと手元に置いておくのは間違いないです!
それでは、手元に残しておきたい10冊のおすすめ小説をご紹介します。
『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘(中公文庫)
路面電車が走る町に越して来た青年が出会う人々。サンドイッチ店の店主と息子、アパートの屋根裏に住むマダム、映画館のポップコーン売り……。いくつもの人生がとけあったささやかであたたかい物語。〈月舟町〉三部作の第2弾!
--------------------
この作品を読んで以来、僕の中では不動の1位の小説となっています。何か派手な展開があるわけでもなく、すごく感動するということもありません。しかし!ゆったりとした時間の流れと優しい物語の世界観が心地よく、またこの物語に戻ってきたくなってしまうのです。
〈月舟町〉三部作の第1弾『つむじ風食堂の夜』と第3弾『レインコートを着た犬』もおすすめです!
『つむじ風食堂の夜』と『それからはスープのことばかり考えて暮らした』は最新版が単行本で発売されています。
『かもめ食堂』群ようこ(幻冬舎文庫)
日本人女性のサチエが店主をつとめる、ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。ある日そこへ、訳あり気な日本人女性、ミドリとマサコがやってきて……。普通だけどおかしな人々が織り成す、幸福な物語。
--------------------
北欧デザインや北欧家具が好きなこともあり、本に関しても、北欧が舞台の小説やエッセイなどがあるとすぐ飛びついてしまします。その中でも『かもめ食堂』は大好きな作品で、映画化されているのでDVDでも楽しめるのもうれしいです。小林聡美さんもマイペースなサチエのイメージにピッタリ!いつかヘルシンキに行きたい。
映画「かもめ食堂」の撮影で滞在したフィンランドの日々を綴った片桐はいりさんのエッセイ『わたしのマトカ』もおすすめです!
『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉(河出文庫)
7年前、25歳で死んでしまった一樹。遺された嫁・テツコと今も一緒に暮らす一樹の父・ギフ。テツコの恋人・岩井さんや一樹の幼馴染みなど、周囲の人物と関わりながらゆるゆるとその死を受け入れていく……。
--------------------
二人でひとつの名をもつ、人気夫婦脚本家・木皿泉の初の小説です。喪失と再生をテーマにした温かみのある作品で、じんわりと心に染みる物語が読んでいて心地よいです。義父のギフのキャラクターがまた良いのです!その他の作品では『さざなみのよる』もお気に入りの小説です。
『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう(講談社文庫)
一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる。荒廃していく世界の中で、人生をうまく生きられなかった人びとは、最期の時までをどう過ごすのか。滅びゆく運命の中で、幸せについて問う傑作。
--------------------
一ヶ月後、地球は滅びるとなったら自分ならどうするだろう。恐らくオロオロしているあいだに終わってしまう気がします。でも、この作品のように絶望の中でも希望を見出す瞬間が自分にもあれば良いなと。登場人物のキャラクターも魅力的で、やはり母の愛は深し!
『N』道尾秀介(集英社文庫)
すべての始まりは何だったのか。結末はいったいどこにあるのか。読む順番で、世界が変わる。全6章、あなた自身がつくる720通りの物語。未知の読書体験を約束する、前代未聞の一冊!
--------------------
『N』はまさに何度でも読むためにある小説です。6つの章で構成されていて、読む順番は自由!そんな小説、いままでありましたか!?悲しみや希望が織り交ぜられた6つの物語が絡み合い、読後に深い余韻が残りました。ちなみに、僕が読んだ順番は、2→1→4→6→3→5。これ最強!とおもっております。次は、読む順番をあみだくじを作って決めようかと思っています。
『コンビニ人間』村田沙耶香(文春文庫)
36歳未婚、彼氏なし、コンビニのバイト歴18年目。「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作。
--------------------
社会の枠組みに適応できない主人公が、コンビニという身近な場所を通じて描かれているのが興味深く、読んでみたくなった作品です。「普通」とは何か?に対する自分なりの答えはまだ出ていませんが、再読するうちに答えが見つかるかもしれないと思っています。初心者にも読みやすい純文学作品です。
『マリアビートル』伊坂幸太郎(角川文庫)
酒びたりの殺し屋、悪魔のような中学生、腕利きの二人組、気弱な殺し屋……。疾走する新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する。東京発盛岡着、2時間30分のノンストップエンターテインメント!
--------------------
伊坂幸太郎さんの「殺し屋シリーズ」が好きで、その中でも特に『マリアビートル』は好きで、すでに何度も読み返しています。なぜかというと、とにかく個人的に痺れるシーンがあるからです。それは、老夫婦が・・・・・やっぱり言えません。そのシーンを読みたいがために、また読み始めてしまいます。
「殺し屋シリーズ」の『グラスホッパー』『AX アックス』『777 トリプルセブン』ももちろんおすすめです!その他の作品では『ゴールデンスランバー』『終末のフール』などもお気に入りの小説です。
『みかづき』森絵都(集英社文庫)
大島吾郎は、ある少女の母・千明に見込まれ、学習塾を開くことに。この決断が、波瀾万丈の人生の幕開けとなる――。三世代にわたり学習塾に情熱を傾ける人たちの姿を描く、心揺さぶる大河小説。
--------------------
とにかく壮大な物語です。まさに、大河小説!そして、もちろんそこそこの分厚さがあります!でも、また読みたくなってしまうのです。そして、最後にはやっぱり感動してしまうのです。そろそろまた読みたくなっています。気合いだー!
『八日目の蝉』角田光代(中公文庫)
逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか。偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか――。極限の母性を描いた、心ゆさぶる長篇サスペンス!
--------------------
最後にすっきりするような作品でもなく、複雑な気持ちになる読後感ではありますが、まさにどこか心揺さぶられる作品でした。涙腺が緩む場面ももちろんありますが、いままで感じた感動とはまた違った感動を味わっているような感じで、そこがまた読みたくなる魅力かなと思っています。
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー(新潮文庫)
オカン。ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きた人。ボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた――。大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作。
--------------------
家族小説としてはもっとも好きな作品にひとつです。読みながら、自分のこと、母親や家族のことなど、いろいろと考えてしまいます。読み終わった後は、また少し優しい人間になれたような気がする、そんな作品です。常にポケットに入れて持ち歩きたいような作品でもあります。
まとめ|おすすめ小説|手元に残しておきたい10冊
いかがでしたでしょうか。気になる小説や読んだことのある小説はありましたでしょうか。
今回、手元に残しておきたい10冊ということで、悩みに悩んで無理やり選んでみましたが、おすすめの小説はまだまだあります!
本の情報サイトの「小説おすすめ30選!何度も読み返してしまう!」もチェックしてみてください。気になる一冊が見つかるかも!
