雨の中の読書会/第4回米沢温泉オフ(白布温泉)2026.6 レポート
【1】白布温泉
読書会というと、どんなイメージを持つのだろうか?
この読書会は、温泉宿に泊まり、美味しい料理を食べ、酒を飲み、好きな本について語り合おう、というものだ。
開催場所は、山形県米沢市(その周辺)と決めている。
毎年6月に開催される。
今回のメンバーは、東京・神奈川・富山・山形と様々。
もちろん、本について語り合う読書会がメインではあるのだが、他に、
・昭和の作家を体感する
・歴史を体感する
・自然を体感する
・日本酒を体感する
などなど、いろいろな学び(遊び?)もある。
まあ、読書会を泊まりがけにして、全国から集まってもらって、楽しもうというものだ。
2026年、今年は山形県米沢市にある白布温泉が舞台となった。
== 雨の中の読書会/米沢温泉オフ2026 ==
◆ 日程:2026年6月20日(土)~21日(日)
◆ 場所:山形県米沢市白布温泉「中屋別館不動閣」
◆ 参加者:5名(男性5)
アンドウ、JACK、はなもげら、むらて、
イマムラ(支配人)
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【2】遅筆堂文庫
この集いは「読書会」ではあるのだけど、ただ本について語り合うだけではない。
観光も行う。
しかし、読書に関しての観光となる。
米沢駅に集合した参加者は、クルマで隣の川西町にある「遅筆堂文庫・川西町フレンドリープラザ」へと移動した。
全国には、文学館と呼ばれる、読書に関しての場所がある。
そうしたひとつではあるが、ここは特別だ。
山形県川西町出身の作家・劇作家である井上ひさしが寄贈した本が収蔵されている。
ちなみに、遅筆堂文庫(ちひつどうぶんこ)とは、書くのが遅く、締め切りに間に合わないなど、いろいろとあったことで、井上ひさし自身がつけていた屋号である。
昔の人であればテレビ人形劇『ひょっこりひょうたん島』を思い出すかもしれない。
小説であれば『モッキンポット師の後始末』『手鎖心中』『青葉繁れる』『合牢者』『下駄の上の卵』『吉里吉里人』などなど、最高に面白い作品ばかりだ。
(特にこれらの6冊は個人的に大のお薦め)
また、直木賞の選考委員を27年半にわたって務めた「大ベテラン選考委員」でもある。まさに、日本の文学界を支えた大作家と言える。
そうした人が、山形で生まれ育ち、地域を大切に思い、蔵書を寄贈している。
ありがたいことだ。
ここには、赤線の多く引かれた蔵書だけでなく、書斎が再現されている。
本好きにとって、幸せな時間をじっくりと過ごした。



【3】昼食 もち御膳、鶏中華
遅筆堂文庫にはだいぶ長い時間滞在した。図書館でもあるので、ついつい並んでいる本を見入ってしまう。
次に、近くにある「かわにし森のマルシェ」へ移動。昼食となる。
この読書会での食事は何でも良いというわけではない。山形、この地方ならではのものを食べたい。この地元の文化を知るという意味でも大切なことだ。「読書会は、ただ会議室で本の話をすればいい、というのではない」というのがこの会の考え方だ。
山形では、餅を食べるお店がある。なかなか他の地域ではないのではないだろうか。餅を食べると言っても、その地域毎に食べ方は異なる。「もち御膳」というものを食べてもらいたかった。とはいえ、お店には他のメニューもある。ひとりのメンバーは「鶏中華」を。彼は、山形の麺文化に魅了されているようで、大切な食事であるようだった。



【4】白布温泉 中屋別館不動閣
クルマで本日の宿のある白布温泉に移動する。
田舎の景色も、本好きの仲間といると楽しいものとなる。
宿泊する宿は「中屋別館不動閣」というところ。
昭和の雰囲気に満ちた素晴らしいところだった。
何よりも凄いのは、部屋からの景色。まさに緑のキャンパスといった感じだ。
下方には川が流れていて、清流の音がなんとも言えない。
「テレビは必要ないよね」という声があった。
「読書会を行う場所は自由であり、その場所によって会話は変わる」というのが、雨の中の読書会のコンセプトである。
静かな温泉宿で、リフレッシュした状態で、本と向き合う。
大切な場所が、ここにあることを感じるのだった。





【5】白布温泉散策
少し部屋でくつろいだあとに、白布温泉散策へと出掛ける。
白布温泉は、小さな温泉街だ。静かだ。そこが魅力なのだろうと思う。
米沢温泉オフという集いは、米沢市を中心にした温泉地を開催場所としている。
どこも静かだ。
正直なところ、インバウンド客がいたり、大いに賑わっているという雰囲気はあまりない。
でも、良いところだと思うのだ。
昔、海外で仕事をしている日本人、という人と話をしたことがあった。
彼は、休みで日本に帰ってきたときに、わざわざ山形に来て休む、と言っていた。
「山形の何がいいのですか?」という質問に対して、
「何も無いところがいいんですよ」という回答があった。
もちろん、こうした理由の解釈というのは難しい。簡単に説明できるようなことではない。
しかし、「観光客が多い=良いところ」だとは言えない。
まだまだ知られていないけれど、良いところは、確かに存在する。
よくよく考えると、良い観光地と良い本とは、似ている感じがする。
帰りには、酒屋さん「かもしかや」にて、部屋飲み用のお酒を購入する。
まるで、良い書店に入ったかのような、良い酒屋さんだった。






【6】白布大滝
白布温泉の最も素晴らしい景色と言っていいかもしれない「白布大滝」を見に行く、
道路から、急に下っていく歩道を歩いていく。
晴れていて良かった。
大雨だったなら、ここまで来ることはできなかっただろう。
森の景色、川の景色、滝の景色、宿からすぐ歩いて体感できるというのは、普通のことではないだろう。
こうした景色と川の音色、肌で感じる空気は、しばし「マイナスイオン」という言葉で表現されたりする。しかし、カタカナの言葉は使いたくない気持ちだった。
他には誰も人がいない。
ただただ、静かに、滝を眺める。
特別な時間がここにはあった。





【7】温泉宿での夕食
宿に戻り、温泉に入る。
そして、冷えたビールを飲む。
シアワセを感じる。
そして、夕食である。
「吾妻膳/米沢牛陶板焼き郷土会席」というコースを予約しておいた。
ちなみに、値段が高くなるが「特選米沢牛プラン」というプランもある。
しかし事前に参加者に聞くと「そんなに食べられない。普通でいい」という声。
そこでスタンダードなこのコースとした。
しかし、それでも米沢牛は、食べ応えのあるものだった。
正直言って、この「米沢牛陶板焼き」というのが、とても美味しく印象に残るものだった。
そして、もうひとつ特別に美味しかったのは、「米沢鯉骨切揚げ 鯉煎餅」というもの。たぶん、これはお店では食べることはできないと思う。昔、鯉料理を出す店で“メニューにない酒の肴”として鯉の骨煎餅を出してもらったことがあったが、本当にめったにない特別な料理なのだと思う。いやぁ、来て良かった。
主に都会から来ているメンバーは、山菜を中心とした郷土料理が良かったようだ。確かに、圧倒的に、東京などでは食べることの無い食材が並んでいた。個人的には、我が家でよく食べるものではあったが。
宿の料理の定番であろうお造りは、ここでは「米沢鯉洗い」となる。米沢では鯉料理は大切な文化である。
地元に住む者としての個人的な感想としては、地味な料理である。
しかし、だからこそ、良いのだろうと、改めて感じた。派手さはないけれど、何よりも、美味しく、この地域ならではの料理だった。
ここでも、美味しい料理と、ほんとうに面白い本との共通点を語りたい。
地味かもしれないけれど、深い味わいがある。
ベストセラーはいらない。











【8】本の紹介・1巡目
参加メンバーは5名。
リラックスした、よい語らいの場となった。
発表順はジャンケンにて決める。
(JACK)
『イクサガミ 天』今村翔吾 講談社文庫
『イクサガミ 地』今村翔吾 講談社文庫
『イクサガミ 人』今村翔吾 講談社文庫
『イクサガミ 神』今村翔吾 講談社文庫
(はなもげら)
『草原の風(上) 』宮城谷昌光 中公文庫
『草原の風(中) 』宮城谷昌光 中公文庫
『草原の風(下) 』宮城谷昌光 中公文庫
(アンドウ)
『台湾漫遊鉄道のふたり』楊双子著 三浦裕子訳 中央公論新社
『新潮2026年3月号』新潮編集部 新潮社
(村上春樹「夏帆とモーターサイクルの男、そしてスカーレット・ヨハンソン」――〈夏帆〉その4)
(イマムラ)
『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』角幡唯介 集英社文庫
『極夜行』角幡唯介 文春文庫
『新・冒険論』角幡唯介 集英社インターナショナル新書
『清冽 - 詩人茨木のり子の肖像』後藤正治 中公文庫
『青べか物語』山本周五郎 新潮文庫
(むらて)
『ジートコヴァーの最後の女神たち』カテジナ・トゥチコヴァー 新潮クレストブックス
『ジュリアンバトラーの真実の生涯』川本直 河出書房新社







【9】部屋での酒とツマミ
今回の本の紹介は「3巡」に分けることにした。
本の冊数が膨大になってしまうこと、本の集合写真を撮ることを考えて、というのが主な理由である。
また、紹介する本の冊数についても、特に定めることなく自由にすることにした。
思いっきり、心の底から、思う存分、これでもか!と、本の紹介をしようじゃないか、という考えである。
会場は、温泉宿の寝る部屋にて行った。
今回5人のメンバーを、3人部屋と2人部屋と別れることなった。
3人部屋の方は、布団が敷いてあったのだが、その脇にテーブルがあり、十分な広さがあった。とても嬉しい。こちらの部屋を使用して、当然ながら浴衣姿での読書会となった。
テーブルには、飲み物、食べ物が並べられる。
脇役も大事だ。





【10】本の紹介・2巡目
少しの休憩を行い、食べて、飲み、2巡目の本の紹介となる。
(JACK)
『狩猟生活 2025VOL21 祝解禁!!32ページ増特大号「2025/26シーズン開幕! 猟力UP実践知識集」 (別冊山と溪谷)』山と溪谷社
(はなもげら)
『味覚法楽』魚谷常吉 平野雅章(編集) 中公文庫
『異国の味』稲田俊輔 集英社
(アンドウ)
『本を読めなくなった人のための読書論』若松英輔 亜紀書房
(イマムラ)
『潮騒』三島由紀夫 新潮文庫
『豊饒の海 第一巻 春の雪』三島由紀夫 新潮文庫
『豊饒の海 第二巻 奔馬』三島由紀夫 新潮文庫
『豊饒の海 第三巻 暁の寺』三島由紀夫 新潮文庫
『豊饒の海 第四巻 天人五衰』三島由紀夫 新潮文庫
『伊藤博文 近代日本を創った男』伊藤之雄 講談社学術文庫
『新編 日本の面影』ラフカディオ・ハーン 角川ソフィア文庫
(むらて)
『家守綺譚』梨木香歩 新潮社
『家守綺譚 上』近藤ようこ 新潮社
『家守綺譚 下』近藤ようこ 新潮社
『あいたくて ききたくて 旅にでる』小野和子 PUMPQUAKES







【11】温泉オフについて
夕食後の読書会(2巡目)は22時40分に終了し、それぞれ眠りについた。
今回の宿は男性5名2部屋に分かれることになったが、早く寝る組、遅くまで起きている組、など分かれることもありかもしれない、などと考えたりする。
あまり若くはない年齢となってしまった。
どうしてこうした温泉宿での宿泊型の読書会を行うかについて、少しばかり。
昔、本好きにとって、ある意味での憧れの場所として「SF大会」という存在があった。
僕は参加したことはなかったが、全国から本の好きなファンが集り、時間を忘れて語り合う、ということに惹かれるものがあった。
また、学生の頃には、友人と本の話に熱中し、気が付いたら窓の外は明るくなっていた、なんてこともあった。
本の話に、時間はつきない。
しかし、身体が追い付かなくなっているという現実も、それなりに把握している。
もっと若かったならば、という想いはあるけれど、現実を受け入れよう。
とにかく、のんびりと。
それが、温泉オフという、自分なりの考えである。


【12】温泉宿での朝食
朝食時間は7時ということで、その前に、朝風呂に入った。
とても気持ちのいいお風呂だった。
この宿には、お風呂が2つある。
ひとつは「オリンピック風呂」という内湯。もうひとつは「露天風呂」
どちらも眺めは最高によい。
そして、2つのお風呂の違いの大きな特徴なのだが、お湯の温度が異なっている。
目立たないようだけれど、実は大切なことかもしれない。
さて、朝食である。
どうして温泉宿の朝食は、こんなにも心ときめくのだろうか(笑)。
だいたいメニューは決まっている。
けれども、何だか楽しい。お米が美味しいから、というのが一番の理由になるのかな。
温泉宿で大切なこと。
「朝食が美味しい」というのは、実は夕食以上に上位に来るものではないかと思っている。
美味しかった。しっかりと、ご飯のおかわりをして、納豆も、海苔も食べた。



【13】本の紹介3巡目
朝食後、部屋に集り、3巡目の本の紹介を行った。
(JACK)
『司書正』丸山薫 ハルタコミックス
『キツネ狩り』寺嶌曜 新潮文庫
(はなもげら)
『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』堀川惠子 講談社
(アンドウ)
『夏の砦』辻邦生 新潮文庫
(イマムラ)
『津波の霊たちーー3・11 死と生の物語』リチャード・ロイド・パリー 早川書房
(むらて)
『カフェーの帰り道』嶋津輝 東京創元社






【14】本と珈琲
宿の会計を行い、そろそろ出発を考える。
しかし……。
天気予報通りに、外は雨だった。
予定としては、ロープウェイにて天元台高原に行き、山の景色を楽しむつもりだった。
しかし、ロープウェイが風のために動いていないということで、喫茶コーナーで待機する。
ここで、窓からの景色を楽しみながら、珈琲を注文し、頂く。
(何故かみんな珈琲の写真を撮る)
この宿の珈琲は、ボタンを押して出てくるものではない。
しっかりとした手順で淹れられた珈琲だ。
カウンターの席も、特別な雰囲気となっている。
それにしても、珈琲と本というのは、なんでこうも相性が良いのだろうか。
雑誌の本の特集とかでも、カフェ&喫茶店が一緒に出ていたり、自分で丁寧に珈琲を入れるシーンなんかが出てきたりする。
雨は止みそうも無かった。
「雨の中の読書会」なので、仕方がない、と言えるのか……。
天元台高原行きは断念し、米沢市中心部へ移動することにする。
いつか、またこの白布温泉で読書会を開催したいと思う。


【15】この読書会のおもしろさ
読書会は、全国で行われるような時代になった。
ニフティのホームパーティ時代(ほとんど知られていない)から読書会を行っている者として、とても嬉しい。
この読書会の特徴みたいなものだけど、細かなところに、おもしろさを感じている。
* * *
JACK氏の本の紹介では『イクサガミ 天』(今村翔吾著)が紹介された。
紹介された本の写真を見て、気がついた人はいるだろうか?
この『イクサガミ 天』のカバーは、他の3冊とは異なる。それよりも、書店では売られていないカバーなのだ。
これは、「プルーフ本(ゲラ本)」と呼ばれているもので、一般的には出回らない非売品なのであった。
* * *
むらて氏紹介の『家守綺譚』は、梨木香歩の著書と、近藤ようこの漫画とのセットでの紹介となった。ただの漫画化というのとは違う雰囲気だし、装丁も含めて、圧倒的に魅力がある。
* * *
同じ、むらて氏紹介の『あいたくて ききたくて 旅にでる』(小野和子著 PUMPQUAKES)も、興味深い本だった。そもそも、どうやってこの本を知って、この本を購入したの? そもそもPUMPQUAKESって?
調べてみると、「PUMPQUAKES(パンプクエイクス)」は団体名で、「PUMP(心臓・循環器・鼓動)」と「QUAKES(揺れ)」をあわせた造語。2011年3月11日の大地震をきっかけに出会った、宮城県を拠点としたインディペンデントな個人の集まり。とのこと。
今の時代、本は大手の出版社でなくても、出版できるようになっている。そうした意味では、地方でもこんなことができるんだ、と思わせてくれる。
読書会だからこそ、出会える本に、ここで会うことができたと感じた。



【16】上杉博物館/川中島合戦
まずは、「道の駅米沢」へと行き、お土産などのお買い物。
まだ午前中の早い時間だったのだけど、凄い人人人……。米沢は、この人達を、もう少し別のところへも誘導しなければ、と思うのだけど。
この週末は、特にサクランボの時期。かなりのお客さんがサクランボを購入していた。
メンバーも、レジに並び、何らかのお土産を購入していく。
その後、今回の読書会の目玉イベントでもある「伝国の杜 米沢市上杉博物館」で開催されている『開館25周年記念特別展「上杉謙信と川中島合戦」』を見学する。
読書好きであるならば、歴史小説を読むこともあるだろう。
「上杉謙信」「川中島合戦」、また、常設展示では、「上杉鷹山」を深く知ることができる。歴史への興味がより膨らんでいくのではないだろうか。
ちなみに、「米沢市上杉博物館」には『〔国宝〕上杉本洛中洛外図屏風 原本』がある。期間限定で公開されるのだが、この時期は残念ながら、非公開。今回は複製の展示だったのだが、それでも素晴らしかった。いつか、この会で「原本」を見る機会があればと思う。
終了後は、「上杉神社」に参拝。


【17】昼食 冷たいラーメン、米沢中華そば
伝国の杜から、徒歩で昼食を食べに行く。
雨が降っていて、やや寒いのだが、山形に来てもらっているわけで、他では食べることのできないものを。
「ラーメンとニク キンクマ」に入る。
米沢でお昼と言えば、ラーメンだ。
極めて普通のことであり、特別なことでは何もないのだけれど、他県(東京など)から来た人にとっては、そうでもないらしい。
特に、冷しラーメン(この店では「冷たいラーメン」)というものは、珍しがられる。
私を含め3名が「冷たいラーメン」、他2名が「米沢中華そばと米沢牛焼肉丼のセット」を注文する。
それにしても、この「冷たいラーメン」のビジュアルに感激する。
見た目的に、温かいのと冷たいのと、ほとんど変わらないのである。若干の氷の入っていることで、わかるわけだが。
(注意)
写真は、両方を撮っているつもり。しかし、どっちがどっちか判別できない……。
皆さん、黙って、ただひたすら麺をすすっていた。
ラーメンを食べてもらうことにも、難しさはある。
並んで、時間を掛けて食べるというのも、こうした限られた時間の中では難しい。気軽に入店できることも大切だ。また、店によって、味も異なる。
次回は、どのお店で昼食にしたらよいのかと、今から悩んでしまっている。




【18】東光の酒蔵
昼食の後は、「東光の酒蔵」へと移動する。
ころは、米沢観光の定番となるところ。
東北最大級の酒造資料館で、東光銘柄の試飲もできる。
読書と言えば酒、その酒を極めるのは、酒蔵の見学というのは必須である(?)
全ては、読書をより充実したものにするためにと、繋がっている。
東光の酒蔵は、とてもいい場所だ。酒蔵での静かさは特別なものであり、歴史というもの、時を超えた大切なものを感じさせてくれる。
この場所では、酒の試飲もできる。
後から考えると飲みたかった……。
読書会というものは、本の話をするだけでなく、ラーメンを食べたり、観光したり、色々あっていいのだろうと思う。視点を変えて「書を捨て、町へ出る」ということで、発見があったり、面白さがあるのではないだろうか。





【19】さようなら米沢温泉オフ
JR米沢駅へと移動。
14:30くらい、予定よりも早めの時間に解散することに。
新幹線組2名、自家用車組2名なのだが、雨のため、特にクルマは少しでも早めに移動した方が良いだろうという判断。
ちなみに、新幹線は途中で「木に接触して止まった」というアクシデント。それでも20分くらいだったようだが。
自家用車組2名は、夕食として駅弁「牛肉どまん中」を購入。駅の売店ではなく、駅近くの新杵屋本社工場売店から。この店では「少し時間が掛かります」と言われることがある。そうであればラッキー! あたたかな出来立て駅弁となる。
最後に、この米沢温泉オフの会計について。
(おおよそ1人あたりの掛かった費用)
・宿代(入湯税、夕食時の酒代、珈琲代など含め):約17,000円
・部屋での酒、お菓子など飲食、拝観料など:約3,000円
・昼食代(各自支払い):約2,000円+α
<合計>:約22,000円
もちろん、各自住んでいるところから米沢までは、各自払い。
それでも、この金額というのは、リーズナブルなのではないだろうか。
宿代が圧倒的に安く、他でも、あれやこれやと、安くできる部分は安くして、なのだが。
「宿泊スタイルの温泉オフは、費用が掛かるだろう」と考えている人は多いかもしれない。この会は、昭和を目指して、できるだけ参加しやすいように、というのがコンセプトだ。
とはいえ、次回はもっと掛かるだろうなぁと、不安はあるのだが。


【20】これまでと、これからと
この米沢温泉オフという集いは、毎年6月に開催することに決めている。
1泊2日、場所は米沢を中心として、その周辺の温泉地。
山形県内だけでなく、福島県や新潟県まで行くこともあるかもしれない。
参加人数は、そのとき、そのとき。
合計3名以上であれば、開催することになると思う。
(これまでの開催状況)
・第1回米沢温泉オフ(小野川温泉)2014年:9名(男性5、女性4)
・第2回米沢温泉オフ(小野川温泉)2023年:5名(男性4、女性1)
・第3回米沢温泉オフ(赤湯温泉)2024年:6名(男性4、女性2)
・第4回米沢温泉オフ(白布温泉)2026年:5名(男性5)
今年は男性のみとなったのだけど、過去の開催では、女性の方にも参加者してもらっている。
新しい方も歓迎している。
ただ、参加して欲しい気持ちは、とても強くあるけれど、実際のところ、参加してもらうということは難しさもあるのだろう、と思っている。
少しでも楽しく参加してもらえたらということで、こうしたレポ―トを書くことにしている。
読書会なので、まずは紹介の本を見てもらって、何か感じるところがあったならば、いつかぜひ参加して欲しい。

