#345: 僕は、ガソリンスタンドを「地域経済活性化のインターフェイス」にしたい。
「何をやっている会社なんですか?」と聞かれることが増えました。確かにそうですよね。ガソリンやタイヤを売っているかと思えば、オーダーメイドのAI活用セミナーやAI動画制作、次世代経営者育成サービスを提供している。さらに店頭ではフラワー販売やワイン販売を行い、今コスメ開発にも力を入れています。
一見するとバラバラで、「何屋なんだ?」と思われるかもしれません。でも、僕たちがやっていることは、一貫しています。
みなさん、こんにちは。nobuです。
前回の記事では、デジタルの予約システムの先にある「待ち時間」を、いかにアナログな空間で価値あるものに変えるか、というお話しをしました。
予約によって生まれた「15分の空白」を、地域の事業者さんと協力して「豊かな体験」に書き換える。この取り組みこそが、僕たちのビジョンの最小単位です。
今回は、そこから視座を一段上げ、僕がめざしている「未来のガソリンスタンドのあり方」の全貌をお話しします。

4名の社員と、プロではない「Boost gang」
僕たちヤギヤエンタープライズで働く社員は、現在わずか4名です。この人数で、ガソリンスタンドの基幹業務を回しながら、同時に多数の新規プロジェクトを並行実施し続けています。
普通に考えれば、あっという間にパンクしてしまいます。
ではなぜ、それが可能なのか。それは、僕たちが「Boost gang」というチームと共に動いているからです。
ここで誤解してほしくないのは、彼らは「すでに完成されたプロフェッショナル」や「単なる仕事の請負人」ではないということです。Boost gangのメンバーにいわゆるビジネスのプロはいません。
彼らは、僕が一人ずつスカウトした、圧倒的な「成長意欲」を持つ「Booster(加速させる人)」たちです。まだホームページ上で載せきれていないメンバーも含め、新しいことに挑戦する大人から、高校生までが名を連ねています。
その象徴とも言えるのが、リーダーを務めてくれている整体師の浅井さんです。彼がどれほどこのプロジェクトに本気でコミットしてくれているかは、過去の記事でも書きました。
彼らは、僕たちが進める「Boost X project」の本質を理解し、「一緒に動かして自分自身も成長したい」という熱い想いを持って集まってくれました。
そして何よりすごいのは、僕たちと一緒に「ヤギヤエンタープライズという地域経済活性化のインターフェイスを活用して、どう地域へ貢献できるか?」という命題すらも、完全に自分ごととして捉えてくれていることです。
僕たちは「仕事」ではなく、「思想」と「圧倒的な当事者意識」でつながっているワンチームなのです。
▼ Boost gangの詳細はこちら

「地域経済活性化のインターフェイス」という宣言
僕たちが担っているのは、自分たちだけで新しいものを生み出すことではありません。 「Boost gang」のメンバーが持つ成長のエネルギーや、次世代の若者が持つ感性を、僕たちの「ガソリンスタンド」という場所を通じて、必要としているお客さまや地域企業へ適切に届けること。
つまり、僕たちは「地域経済活性化のインターフェイス」になりたいのです。
ガソリンスタンドは、地域のお客さまが日常的に、かつ定期的に訪れる数少ないインフラです。この「圧倒的な接点」というインターフェイス機能を解放し、地域の価値を繋ぎ合わせるハブにする。
これが僕の唱える、ガソリンスタンドの役割です。

多様なサービスは、すべて「地域をBoostする」ためのピース
一見バラバラに見えるサービスラインナップも、この「インターフェイス」というフィルターを通せば、すべてが繋がります。
オーダーメイドのAI活用セミナーやAI動画制作は、地域のビジネスの生産性をBoostするため。
次世代経営者育成サービスは、地域経済の未来を担うリーダーたちをBoostするため。
フラワー販売やワイン販売、そしてコスメ開発は、地域のお客さまの日常に新しい彩りを加え、心豊かな体験をBoostするため。
そして現在、このBoost gangというチームを介して、法人だけでなく、地域の個人事業主やフリーランスの方々をBoostする事業開発も行っています。
今構想しているのが、地域プレイヤーの「エージェント事業」です。
初めからプロフェッショナルである必要はありません。Boost gangのメンバーたちのように、強い成長意欲を持ち、「このインターフェイスを使って地域に貢献したい」と願う個人をもっと増やしていく。
彼らのポテンシャルを見出し、社会と繋ぐエージェント的な役割も、このインターフェイスの大切な機能にしていきたいと考えています。
自社の組織を巨大化させるのではなく、地域の多様なプレイヤーたちが輝き、共に成長していく場を作る。僕たちが「インターフェイス」として機能すればするほど、地域経済の血流は良くなっていくはずだと信じています。

富山から岐阜へ。広がる「Boost」の輪
この取り組みは、今や富山だけにとどまりません。現在、岐阜でも新たなチームを構成し、「G-boosters」と名付けて活動を開始しました。
成長意欲あふれるメンバーが集まり、新たな取り組みに拍車をかけようとしています。色々画策中ですが、まずは手始めにシャンプー開発中で、夏リリースをめざしています。これについては、またどこかでnoteするかと思います。

各地にこうした「インターフェイス」を築き、共感でつながる仲間を増やしていく。その挑戦は、まだ始まったばかりです。

おわりに
ガソリンスタンドの未来は、決して「燃料を売る場所」に留まりません。
地域の人、物、サービス、そして世代や思想が交差する「インターフェイス」として、地域になくてはならない存在であり続けること。
僕たちのこの泥臭い挑戦が、全国の小さな会社がそれぞれの地域で独自の「インターフェイス」を築き、共に輝き続けるための一つのエールになれば幸いです。
▼拙著『ちょうど良いDX』はこちら
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