#1387 漫画論100|ONE PIECE-ワンピース-
ついに漫画論も100回目と言う節目を迎えましたので、100回目に相応しい作品をと考えると、この作品しか浮かばなかったので、本日はONE PIECEについて紹介しましょう。
この漫画には少年漫画に必要なものは全て詰まっていますね。
ONE PIECEとは?

説明するまでもないと思いますが、1997年の連載開始から週刊少年ジャンプの、もとい集英社の、もとい日本のカルチャーの看板としてメチャクチャ大人気の作品ですね。
海賊漫画というこれまでにありそうでなかった世界線を描き、仲間を集めて夢に向かって航海するという内容は刺さらない訳がなく、もう世界中の子供達に夢と希望を与える、キング・オブ・コミックと言っても過言ではないでしょう。
多分ONE PIECEの連載終わったら日本のGDPが1%くらい下がりそうですよね笑
今では考えられないと思いますが、連載当初は「絵が受け付けない」という意見が周りでも結構ありました。
それが理由では無いのですが、僕はこの頃は週刊少年ジャンプは卒業し、ヤングジャンプを買いつつあった時期と記憶しており、ずっとら読んでなかったんです。
で、高校に入ってですかね?アラバスタに向かうリトルガーデン辺りから読んだと思ってますが「あ、これは面白いわ…」と思って読むようになりまして、そこからもコンスタントに読んでいますが、ある程度シリーズが完了してからまとめて読むのがいいですね。単行本単位でみると忘れてしまう事も多いので・・・
つい先日も単行本で読んでる時は??でしたが科、まとめて読んたエッグヘッド編でバーソロミュー・くまの父親愛に号泣した感じです笑
ONE PIECEの魅力

1. 壮大であり、繋がっている世界観
基本プロットとして、主人公のルフィ率いる「麦わらの一味」は海賊として仲間を集め、夢や財宝を目的に航海するという感じで略奪や強奪もしない「良い海賊」なんですが、他の海賊は基本的に「悪い海賊」なんです。
で、そんな海賊を退治しようとする海軍がいるんですが、海軍にも良い海軍と悪い海軍がおり…と、単純な勧善懲悪でないところが面白いです。
更には政府や貴族も悪い奴が多かったり、革命軍がいたり、色々な歴史や伝統や暗い過去などがあったり、相当設定は作り込まれています。
確か作者の尾田先生によると「最終回は決まっていてそこに向けて書いている」とかそんな感じだったと思ってますので、色々と張り巡らされた伏線回収なども楽しいテーマだったりします。
2. 魅力的なキャラクターの数々
そして1人1人のキャラクターも本当に魅力的ですね。
ルフィはとにかく少年漫画の主人公のど真ん中の行動をして、味方は勿論敵からも愛されるというキング・オブ・主人公という感じですし、更には心の中の声などの心理描写も出さずに、とにかくド直球を投げまくるキャラクター設定が非常に秀逸です。
他にもそんなルフィを支える冷静なゾロ、拝金主義で女を全面的に使うが憎めないナミ、コメディリリーフで等身大の親近感を持てるウソップ、少年のスケベさや憧れるクールさを集結させたサンジ、愛されキャラのチョッパー、殻を破ってからは親しみを増したロビン、そんな一味を大人な視点で見るフランキー、ブルック、ジンベエなどと言った仲間のバランスが非常に秀逸で、本当に良い仲間です。
そしてキャラクター1人1人に細かい設定がされているのも非常に秀逸です。尾田先生の愛を感じますね。
他にも魅力的なキャラクターも多く、シリーズものとシリーズものの間で、過去のキャラクターなどの活躍を見れたら少し嬉しくなってりしますね。
3. 悪魔の実という設定
これも本当に素晴らしい設定ですよね。
あくまでシンプルに、「ゴムゴム」「メラメラ」「ゴロゴロ」などと繰り返すオノマトペのみの構成に拘るシンプルな構成でありながらも、その能力の使い方とかギミックとは本当に深かったりして、本当にこれは凄い発明と思いましたね。
ロギア系の発想はそれこそドラクエなどでも何度も使われている設定なのである種王道ですが、「オペオペ」とかの設定はマジで凄いと思いましたね。
「イトイト」もあそこまでこの能力を強くしたのは凄いと思いました。
毎回、能力者が登場すると「どんな能力を持ってるんだろう」と未だにワクワクしてしまうのが流石ですよね。
ONE PIECE-ワンピース-の好きなキャラクターBEST10
次点 バギー

まさか1巻を読んで、この男がルフィと同じタイミングで四皇になると思った読者が何人いたでしょうか笑
主人公と同じタイミングで出たキャラクターが、お互いの道を歩んで同じタイミングで同格になるという展開は非常に熱いですし、それが完全にギャグとして扱われていたバギーだったというのが最高にイカした展開で、個人的にも非常にテンションが上がったものでした。
10位 ボルサリーノ(黄猿)

僕がこの黄猿にシンパシーを感じるのは、その適当なところや社畜であるところなど色々あるんですけど、結局のところは元ネタが好きだからな気がします笑
ピカピカの実という「光」の設定はチート過ぎますよね。
僕はこの実は作中でかなり上位に入るくらいのラッキーアイテムと思っております。
9位 スモーカー中将

スモーカーは海軍の中でも芯の通った正義を持つ、ルフィにとってはやっかいな敵ですね。たしぎ含む部下に対するマネジメントもしっかりできている印象があり、かなり理想なマネージャーなんだろうという視点でもこの年にもなると見てしまいますね。
結構海賊にやられている描写も多いですが、それでも格落ちを感じさせないのがこのキャラクターの魅力でしょう。
8位 錦えもん

ワノ国編は結構引っ張ったので長かったですが、あれはあれで必要な長さでしたね。
侍たちは全員忠誠心も高く、しっかりと主君である光月おでんの敵討ちを果たしたのですが、そのリーダーとして調整をする錦えもんはなかなかシンパシーを感じるグッドキャラクターでしたね。
普段はスケベながら、火を斬るという設定もなかなかカッコよかったですね。
7位 キュロス

キュロスは存在を忘れられながらも片足の兵隊としてレベッカを守り、ドレスローザを守った悲しき剣士ですね。
そして王に対する忠誠心もすさまじく、迷わず繋がれた自分の脚を斬って守ろうとする姿は素晴らしかったです。
キュロスが生まれたてのレベッカに向けて「可愛いなあ…」と接する父親としての姿は、共感しかできない姿であり、正に自分の姿を重ねましたね笑
6位 トラファルガー・ロー

「最悪の世代」として、同じルーキーたちと一緒に登場した時から明らかにスクラッチメン・アプーなどとは同格でなく、明らかに良い扱いを受けておりましたが、四皇の1人であるビッグ・マムを下して、ここまで出世するとは思ってなかったですね。
前述の通りオペオペの実はチート過ぎますし、能力も性格もクールでなかなかカッコいいキャラですね。ローに憧れる若者は多いでしょう。
5位 エドワード・ニューゲート(白ひげ)

白ひげも魅力的なキャラクターですね。
やはりこの年にもなると父親目線で見てしまうので、大家族を連ねるトップというかビッグダディである白ひげは純粋に凄いなと思いますね。
更にはカリスマ性もあり、不死鳥マルコとかエースとか、かなりイケてる部下を多く持っていたのもその証左でしょう。
散り際もカッコよかったですね。
4位 ネフェルタリ・コブラ

そして国王という事で、政治家目線で見ますが、このコブラ王は素晴らしいですね。
「国とは人である」を掲げた偉大なる王であり、少し日本の政治家にも爪の垢でも煎じて飲んで欲しいですね。特に立憲民主党の皆さんには・・・笑
国王としても、ビビの父親としても良いバランス感を持っている、理想の父親像だったりもしますね。
3位 ロロノア・ゾロ

そろそろ麦わらの一味も入れておきましょう。
麦わらの一味は魅力的なメンバーが多いので悩みますが、やはりゾロはカッコいいですね。
口に刀を咥えさせての3刀流という尾田先生の発想はなかなか衝撃的でしたね。
鷹の目のミホークにあっさり負けてから、そこからは勝ち続けるという設定も素晴らしく、最近でもルフィが苦戦したロブ・ルッチを倒したりと、かなりイケてる組織のNo.2ですね。
2位 ウソップ

サンジか迷ったのですが、やはりこの作品がここまで人気があるのはこういう主人公チームに「普通の人間」がいる事のような気がします。
弱くて、卑怯で、嘘ばっかりつくけど、仲間がバカにされたら許せない・・・というのは少年漫画の王道でありつつ、熱くさせる展開ですよね。
ダイの大冒険でいうポップの役回りと言えるでしょう。
1位 モンキー・D・ルフィ

そしてやはり主人公のルフィですね。
元々の血筋とか悪魔の実のチートさはありますが、着実に成長して、今の四皇の地位をGETしたことに疑いは無いでしょう。
ゴムという設定はどうしてもダルシムを想起してしまい、これで続くのかなと思いましたが、基本はゴムの性質のままここまで上り詰めました。
エネル戦とかは熱かったですね。「ゴムがここで活きるのか!」みたいな感じで。
とにかく少年漫画の主人公として、最後まで応援したいですね。
ONE PIECE-ワンピース-の泣いたシーン
そしてONE PIECEは結構真剣に泣けてしまう事でも有名です。
心に残ったシーンをこれまたベスト10形式で振り返ってみましょう。
10位 腕が!

第1話にして、この展開は完璧でしたね。
この1話目はジャンプの人気投票でも1位だったようですし、これを読んでグッと引き込まれた人が多いでしょう。
そしてシャンクスがここまで大物とはこの時は思ってもいなかったですね・・・
9位 おれは海賊王になれねェ!

このサンジの過去が初めて明かされてからの話も非常に良かったですね。
サンジが自分に嘘をついて、ルフィやナミさんにも悪態をついたりするシーンもなんとも言えなかったものでした。
結果大団円で終わり、改めて絆が深くなったシーンでもありましたが、いい話でした。
8位 生きたい!


これも語り継がれる名シーンですね。非常にいいシーンです。
ロビンがこのエニエス・ロビー編以降で、完全な仲間になって、これまで「航海士さん」「船医さん」とか一線を引いていたのに対して、「ナミ(ちゃん?)」「チョッパー」と名前で呼ぶように距離感が変わったのもまた良かったですね。
7位 クソお世話になりました


これも本当に良いシーンですね。
この意地をはり合っている微妙な距離感からの、涙の挨拶!
これを見て感動しない奴とは酒を飲みたくないですよね笑
とにかく素晴らしい別れのシーンです。
6位 当たり前だ!

ここのとルフィはカッコいいですね。
ちょっとナミが可哀想すぎるというのもありますが、ルフィは男前でした。
このあとのアーロンとの口論で「おまえに何ができる」と聞かれて、「お前に勝てる」と言うのも漫画史に残る名台詞の1つでしょう。

6位 モモの助の挨拶


ワノ国編は長かったですが、この長さがフリになって最後のこのモモの助の挨拶は素晴らしかったですね。
とにかくワノ国の国民は可哀想すぎたのですが、最後にこのような希望に溢れるエンディングは本当に素晴らしかったですね。
4位 バーソロミュー・くまとボニーの愛

バーソロミュー・くまは絶対悪い奴じゃないと思っていましたが、ただの娘想いの父親でしか無くて、本当にこれは同じ父親としてグッと来ましたね。
自我を失っても娘を守るなんて、本当に美しい愛です。
そして五老聖のあのジジイが本当にどーーーーーーーしょうもなく悪い奴である事を感じました笑
3位 キュロスとレベッカの親子愛


これは単行本読んでいてメッチャ泣いた記憶があります笑
このドレスローザ編はなかなか鬼で、ドフラミンゴの悪政は他のどの悪政よりもレベルが高かった気がします(オロチよりもエグかった)
シュガーの能力は今考えてもクソ恐ろしかったですね。
2位 ビビを叱るベル



この前フリがあっての、ベルは自爆行為をするのですが、素晴らしい回想シーンですよね。
冷静に見ているコブラ王も良いですし、本当に心に残りました。
尾田先生は天才だと思いましたね。

恐らくアラバスタ編はかなり人気が高いと思いますが、それもこのシーンがあってのものと思っています。
最後ベルが生きていたのは無くても良かったかなと思ってますが・・・笑
1位 メリー号との別れ




そしてこれは一番泣けるで有名なシーンではないでしょうか?
まだ覚えてますがこれは僕が新卒1年目の頃で、当時の同期が「絶対泣くよ」とコミックスを貸してくれて、「バカかお前は!もう俺も社会人よ?漫画読んでなく訳が無いだろうに・・・」と言っておいて、メッチャ泣きましたね笑
ゾロとサンジとロビンが泣いていないのがまたいいんですよね。
ここまで船を乗り換える事をロマンチックに描ける、尾田先生は天才ですね。
まとめ
気付けば結構な分量で書いてしまいました。
まだまだ書けそうですが、ちょっとこの辺にしておきましょう。
連載も佳境に入り、黒ひげとの戦い、シャンクスとの出会い、ONE PIECEは何なのか?ルフィの夢の果てとは?みたいに、まだまだ気になる事はたくさんありますが・・・
急がないので、ゆっくりと楽しませて欲しいですね。
そんな感じで改めて尾田先生とONE PIECEにリスペクト!

