#1072 映画論41|アウトレイジ ビヨンド(OUTRAGE BEYOND)
前回の「アウトレイジ」に続いて、北野映画初のシリーズものとなっております。
公開は2012年で、僕が2025年現在で一番最後に映画館で見た映画はこれですね。
アウトレイジビヨンドとは?

前作「アウトレイジ」で、山王会という関東の広域暴力団は内部崩壊が起きてボロボロになってしまったのですが、そこで元会長を殺して新会長になったのは加藤(三浦友和)、そしてNo.2は元々いた大友組を裏切った石原(加瀬亮)です。
で、そんな新体制になった山王会は政治家を脅したり、警察を平気で殺したり、とにかくどうしょうもない荒くれ集団になってしまっておりました。

で、こんな感じで山王会を増長させた悪徳刑事・片岡(小日向文世)は、警察の上司に「山王会、ここまでのさばらせたのはお前なんだから、どうにかしろ」と言われてしまい、何故か力には力の理論で、山王会のライバルである、関西の広域暴力団・花菱会に「・・・山王会、どうにかならないですかね?」と相談しに行くんです。そこで新たな火種が生まれて・・・
で、そんな中で刑務所に収監されていた大友(たけし)も仮出所して・・・
と、更にトラブルの火種が登場するんですが、そこでまた片岡が色々と裏工作したり、焚きつけたり・・・という感じで、新たな抗争が始まってしまうんですね。
そんな感じで一人の刑事の暴走で、山王会 vs 花菱会 vs 大友軍団という抗争を生んでしまうんです。

アウトレイジビヨンドの魅力
1.相変わらずバイオレンスだぞコノヤロー!

相変わらずバイオレンスに溢れた地獄の世界です。
とにかく血の気が多い連中が多く、今回もエグいシーン満載です。
ドリルとかも相当エグいですし、街中で平気で銃撃戦が行われたり、前回ほどではないですが今回もバイオレンスパーティーでした。
2. 関西の花菱会が怖い

とにかくこの西田&塩見コンビがクソ怖いです笑
こんなNo.2とNo.3がいる次点で、どう考えても山王会より上ですね。
まぁ、この花菱会の連中は巻き込まれただけなので一切悪くないんですが・・・
とにかくたけしとの掛け合いはビヨンドの最大の見せ場だったりしますね。
3. ラストシーン

とにかくラストが爽快!たけし△!
アウトレイジビヨンドで好きなキャラクターBEST10+おまけ
次点 嶋&小野


木村の舎弟の二人、桐谷健太と新井浩文です。
最初はバッティングセンターで会社員からカツアゲをする悪い奴らだったんですが、あっさりフェードアウトしてしまいます
10位 繁田

この作品で唯一まともな感性を持った刑事です。
自分の野心と保身の為、山王会と花菱を行き来する悪徳刑事の片岡を許せない正義の刑事ですね。
最後の「一生ヒラでいいっすよ」はカッコいいです。
9位 富田

富田はとにかく可哀想な役回りでした。
悪徳刑事・片岡の口車に乗せられて、「今の山王会はダメだから花菱と手を組め」と焚きつけて、花菱会に挨拶に行って、それが山王にバレて殺されるという笑
アキレスと亀に続き、北野映画では短命な役回りですね笑
8位 木村

とにかくまさかの再登場を見せてくれた木村ですが、前作と同じ8位にしておきましょう。
今回も花菱会とたけしの争いを止めるために指を詰めさせられたり散々に目に合いますが、子分の恨みと、山王会への恨みだったりを晴らしたり、今回は前回より大活躍。キーパーソンとして立ち回ります。
7位 城

金ちゃんです。
花菱会の物言わぬヒットマンとして登場し、とにかく無言の殺し屋でクソカッコいいです。加藤の側近をカーチェイスしてやっつける辺りが非常にクールでした。
この作品を見た皆が「金ちゃんがカッコよかった」と言ってましたね。
ちなみに高橋克典はアウトレイジにどうしても出たいとたけしに頼み込み、「セリフがないけどいい?」という条件でも快諾したという逸話があるみたいです笑
6位 西野

とにかく怖いです。
いつも笑顔でお調子者のスーさんの筈なんですが・・・笑
大友に指を詰めさせる時の啖呵というか言うかが相当怖いですね。
振り幅がある役を演じられるのは、改めて良い役者であることの証左ですね。R.I.P。
5位 加藤

前会長を裏切り、会長になった加藤も今回は可哀そうな役回りでした。
ちょっと脇が甘すぎましたね。
舟木とかも速攻処分しておけば良かったのに・・・と思いましたが。
「俺に引退して欲しい奴は出ていけ!」と言って、みんなが出ていったのは可哀そうでしたし、残った側近も全員殺されて、最後は城山と五味というモブにも舐められて、惨めなラストを迎えます。
4位 中田

とにかくこの人はメチャクチャ怖いです!
GOに民族学校の先生役で出ていた時も怖かったですが、今回もまぁ怖かった。
「おう?」の使い方とか、机の蹴り方とか、べらぼうに怖いですね。
みんな「塩見三省メッチャ怖かった」と言ってましたね笑
3位 石原

経済力で山王会の若頭・No.2にまで昇りつめた石原ですが、とにかくウルトラ嫌な奴になっていましたが・・・最後は悲しい役回りでした。
なんで最後、ノコノコと大友に会いに行こうとしたのかが謎ですが・・・
最後の必死の嚙みまくった命乞いとか、失禁とか、とにかく情けなかったですね。
「野球やろうか」は今作を代表する名シーンですね。

2位 片岡

こいつは本当にとんでもないワルでした。
多くの組織を巻き込み、多くの人を殺して、「これで役職や給料でもあがらないとやってられないっすよ」とか言ってしまう、腐れ外道です。
やはり自分の事ばっかり考えちゃダメですね。
1位 大友

そして今回も大友はクールでした。
前回ほどでは無いですが、今回もバイオレンスでありつつも、前回よりは冷静で落ち着いており、とにかくラストシーンが最高にカッコいいですね。
まとめ
そんな感じで前作「アウトレイジ」の伏線というか、前作でズルく生き残ったやつらが全員粛清されてしまう感じで、物語は「アウトレイジ最終章」に向かいます。
では次回はアウトレイジ最終章を紹介しましょう!
