コンセプトの重要性 ①最近「コンセプトメイクできない人」が増えた理由
コンセプトの重要性①
最近「コンセプトメイクできない人が多い」と感じる理由
最近、仕事をしていて気になることがある。
コンセプトメイクできない人が増えた、ということだ。
いきなりアクションに入る。
資料を作る。施策を打つ。AIに書かせる。
でも「それは何のためか?」と聞くと、答えが曖昧になる。
上司ができていなければ、部下ができるわけがない。
これは個人の能力というより、時代の空気の問題だと思っている。
私たちは「学んだ」わけじゃない
誤解しないでほしい。
私たちの世代も、別に
「コンセプトメイク」を教わったわけじゃない。
研修があったわけでもない。
フレームワークを習ったわけでもない。
ただ、浴びていたのだ。
広告、映画、雑誌、漫画。
そこに共通して流れていたのが、
「コンセプトが弱いものは、すぐ笑われる」という空気だった。
「私をスキーに連れてって」が教えたこと
象徴的なのは
私をスキーに連れてって だ。
この映画は、
ストーリーがヒットしただけではない。
• 冬の過ごし方
• 若者のライフスタイル
• 「こう生きるのがカッコいい」という価値観
日本の冬の文化そのものを書き換えた。
スキーというスポーツは、
一部の人のものだった。
それを「恋愛」「仲間」「都会性」と結びつけ、
一気にメインストリームに引き上げた。
これが、コンセプトの力だ。
「きまぐれコンセプト」は、裏側の教科書だった
その同じ時代、
私たちはもう一つの作品を無意識に読んでいた。
きまぐれコンセプト だ。
あれはノウハウ本ではない。
でも、今思えば
最高のコンセプト教材だった。
• 流行語に飛びつく業界人
• 中身のない企画
• 「それっぽさ」だけが先行する会議
笑いながら、でも確実に刷り込まれた。
コンセプトがないと、全部ズレる
誰かに教わったわけじゃない。
でも、体で理解していた。
だから今の違和感は、根が深い
今はどうだろう。
ツールは増えた。
情報も増えた。
AIまである。
でも
「これは何の話か」
「なぜそれをやるのか」
を、自分の言葉で語れる人は減った。
コンセプトメイクは
作業ではない。
価値判断の集合体だ。
そこを飛ばして
アクションだけを量産すれば、
判断できない仕事が増えるのは当然だ。
そういえば、私は20代でいろいろやった
ここまで書いて、
ふと思い出した。
私自身、20代のころ、
いろんなチャレンジをしていた。
誰かに言われたからではない。
自分なりに考え、分析し、
「これをやったら人はどう動くか」を
試していた。
その中で、
コンセプトメイクとマーケティングの重要性を
身をもって理解する出来事があった。
次回予告
次回は、
電話機を売るという極めて実務的なテーマから、
• なぜ「社員に友達が必要だ」という結論に至ったのか
• なぜ販売台数より「クレームゼロ」が重要だったのか
という、
少し変わったマーケティングの話を書く。
これは、
会社に言われてやった仕事ではない。
自分の分析に基づいた企画が、
結果として数千万の売上につながった、
実験の記録だ。
1. 最近「コンセプトメイクできない人」が増えた理由
2. なぜ今、仕事が全部ズレて見えるのか
3. コンセプトを飛ばして動く人たちへ
4. 私たちはいつの間にコンセプトを学んでいたのか
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