R8.3 川湯・道東
君は「摩周鯛」を知っているか
勤務形態が変わって3週間近く経った。夜勤明けに動き出すという生活がメインとなってきたが、前回の釧路旅行でちょっとパワープレイにも自信が出てきたので、今回も少しやってみようという寸法である。
さて、本題である。皆様は「摩周鯛」というものを知っているだろうか。摩周というのはいうまでもなく摩周湖のことである。弟子屈町に存在する、随一の透明度を誇り、「霧の摩周湖」ト讃えられるアレである。そして、鯛。鯛と言えば勿論鳴門鯛のごとく、淡泊な旨味を持つ海の魚。
摩周「湖」で海の魚?妙だな…と言うわけで、これを食べることができるという弟子屈町の「ホテルパークウェイ」さんに行こう、という次第だ。
(当然摩周鯛の正体については調べているので知っているのだが、ここは川口浩探検隊の如くこのテンションにお付き合いいただきたい。)
腹ごしらえはファミリーレストラン
夜勤を終了し、帰宅後パッと出発。一目散に向かってもいいのだが、並行して進行している「北海道の全市町村でメシを食う」というライフワークのために比布町へ向かうこととしたのである。
比布町で訪れたのは、「ばらえてぃきっちん紙風船」さん。いわゆるファミリーレストランである。

「ただのファミレス」と断じるのは早い。家族の好き嫌いをカバーできる豊富なメニュー構成、手早いサーブ、そして確かなおいしさが共存した名店であった。



文字通りバラエティ豊かなメニューからオムライスとグラタン。美しいビジュアルに大満足の味。卵はふわふわ、グラタンのクリームは牛乳の風味がしっかり。奥さんが食べた鉄火丼もおいしそうだ。
連休の初日ということもあり、家族連れで混雑していたがあまり待つことなく食べることができた。そのあたりも「ファミリーレストラン」として非常にクオリティが高い。
美しすぎるホットドッグ
そこからは旭川紋別自動車道に乗って遠軽に抜け、川湯を目指して走って行く。その道すがら、気になる看板を見つけたのは大空町。「大空フーズ」さんに寄ってみることとした。


いただいたのはチーズチリドッグ。少し甘みを感じるパンに挟まれたソーセージの存在感がダイナミック。かじれば溢れる肉汁も満点。たっぷりチーズとチリも嬉しい。これで850円。 そしてシンプルなホットドッグは同じソーセージで500円!ここは要チェックですよ。
いざご対面、「摩周鯛」
その後は美幌峠を抜けて川湯を目指す。


鹿が無心に草を食む光景をしばし眺め、寒いので急ぎ向かうことに。
16時頃に弟子屈町は「ホテルパークウェイ」さんへ到着。さっそくひとっ風呂いただく。

川湯温泉と言えばph1台の超強酸泉、1週間で五寸釘が消滅するというイメージであったが、ここはph7.0。硫黄の香りを感じつつも、刺激少なくじっくりと浸かれる名湯である。露天から見上げる空も美しい。部屋で少し休むと夕食に時間になった。


摩周鯛、その正体はティラピアであった!
ティラピアあるいはテラピア(tilapia)は、カワスズメ科に属す魚の一部を指すものとして確立された和名である。カワスズメの名前はスズメダイに由来する。
ティラピアという名称は、日本に導入された3種がいずれも当時Tilapia属に分類されていたことに由来するが、現在ではそのうちの2種はOreochromis属に分類が変更されている。このため、和名に「ティラピア」を冠する種と分類学上の集団 Tilapiaは2014年現在必ずしも一致しない。
原産地はアフリカと中近東であるが、食用として世界各地の河川に導入されたため、分布域が著しく拡大している。
温泉水を利用して養殖された摩周鯛ことティラピアのお造り、姿唐揚げを食べさせていただいた。コリコリとした食感の後に甘みが感じられるお造り、フカフカの姿唐揚げ。まさにブランディング。アフリカ・中近東で生まれたティラピアを、ここ弟子屈町で「摩周鯛」として食べられている。世界は繋がっているのである。




おなかいっぱい食べさせていただいた。1泊2食、二人で24000円。お値打ちすぎる。
温泉街で一杯
その後、少し車を走らせて川湯温泉街のバー「ユナイト」さんへ。


いつもは温泉街に泊まっているが、今日は車なのでノンアルにて。こちらはスープカレーもあるので、そのうち食べにお邪魔したいところである。
帰るなり気を失う。まあ夜勤明けだし多少はね。
早朝、コタン温泉にて。
翌朝。5時半に宿を出て少しドライブ。
行き先は屈斜路湖畔、「コタン温泉」である。



屈斜路湖をアイレベルに、浸かれば眼前に白鳥が現れることもある。静寂。心地よい硫黄泉に、湯の注がれる音、白鳥の羽ばたきと鳴き声だけがBGM。良い時間だった。


帰り道、温泉街には猫がいた。
標茶にまだ見ぬものあり
さて、帰る前に美味しいものを食べていきたい。まだ食べてない町は、近くだと標茶町。




「プレッツェモーロ」さんにて。モッツァレラチーズのクリームパスタと牡蠣とマッシュルームのトマトソースパスタ。道東のチーズ、牡蠣といった上等な食材を丁寧に仕上げてくれる。クリームソースはチーズがボケないメリハリ、トマトソースはちょっと辛味も効いて美味しい。
巡り、楽しむ
パスタを楽しみ、さらに歩を進める。あまり通りかかることもないだけに、せっかくだから見れるものを見ておきたい。

美幌博物館。特別展目当てで来たけど一般展示も工夫されてて面白かった…博物館巡りも面白いかもね。せっかく身軽に動ける勤務体系なので、気になったものには手を伸ばしたい。


置戸町、「オケクラフトセンター森林工芸館」さん。革製品も好きだけど木工製品も好きなんですよ。もうちょっと欲しくなってしまう品ばかりなので今日は下見だけだぜ。
ガイドブックには買いてないことの多い場所、足を運べば良さがわかる。何事も百聞は一見にしかずだ。見ずにに断じるのは早すぎる。
最後の食事は置戸町
このたび最後の食事をどこで取るか?最初の候補は訓子府町だったのだが、目当てのお店が満席…というわけで、少し足を伸ばして置戸町になったのである。



「一福」さんにて。「田中ビーフ」という単語に惹かれてハンバーグ、これが大正解だった。置戸町の「田中牧場」さんのグラスフェッド牛の旨みがガッチリと詰まっている。米を食わせる肉とはまさにこのこと。
一品料理の麻婆豆腐も美味い。あえて回鍋肉とか青椒肉絲ではなく麻婆豆腐なところに自信を感じるのだ…こういうのは頼んでしまう。大満足。
新たな発見の多い旅であった…さあ、次の旅まで日常を頑張ろう。
