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【読書記録】2026年4月に読んだもの

2026年4月は計15冊読了。

前月あたりから少し経済系を読み始めたので、引き続き経済/科学系メイン。
読んでいて、タレブが言っていたリンディ効果(これまで長く生き残ってきたものほど、これからも長く生き残る確率が高い)を実感した気がする。金融危機や科学史のような「制度や知の蓄積」を扱う本は、書き手がどうこうよりも蓄積そのものが強いのだろう。やはり新しい本はタイトルは魅力的でも何か物足りなかったりする。時間によるテスト。自分の深掘り記事は、さて何日生き残るだろうか。


01. (経済)ガイトナー回顧録 金融危機の真相:★★★★★

最近、バーナンキやグリーンスパン辺りの自伝を読んでいたが、これが一番面白かった。なぜかいつも危機の真っ只中にいる男。当時はピンと来なかったが、ストレステストなどのアイデアは金融以外でも重要な知見になりそうに思える。それにしても長い。。

(深掘り記事)


02. (小説)ファウンデーションと地球(下) :★★★★☆

少しずつ読み進めてきたファウンデーション・シリーズも一旦完結。話の筋としての終わり方は好みだった分、テンポが駆け足気味だったのがやや残念。ペロラットは結構好きだった。


03. (哲学)人間 この未知なるもの:★★★★☆

中盤くらいまでは納得しながら読みつつ、終盤でおかしな方向に進んでいった感じがする。エンジニア的思考の暴走のようなものと捉えたが、実際のところどうなのだろうか。

(深掘り記事)


04. (社会)ダークウェブ・アンダーグラウンド:★★★☆☆

Audible視聴。そのせいかあまり頭に入ってこなかった。この手の本は悲観論/楽観論というか、書き手によってブレが大きい気がする。個人的にはあまり合わなかった。加速主義系の本を最近読んでなかったけど、何かいい本はあるだろうか。

(深掘り記事)


05. (社会)フェイクニュースを哲学する:★★★☆☆

kindle unlimited。「フェイクニュース」あるいは「陰謀論」とか、「⚪︎⚪︎を哲学する」という言い回し、誰か分かりやすく言語化(定義化)してくれないものかと思う。本書も一つの定義、切り口としては勉強になりつつ、少しの定義の違和感などで全体が崩れやすいように思う。

(深掘り記事)


06. (社会)「きめ方」の論理 社会的決定理論への招待:★★★☆☆

丁寧にまとめられていて分かりやすい。が、難しい。自由主義のパラドックスはもう少し分かりやすく出来ないものかと見るたびに思う。「それパラドックスか?」という深掘りをしようと思ったけど断念。


07. (経済)21世紀の金融政策:★★★★☆

バーナンキの自伝を読んだので流れで読了。やはりこの人は研究肌というか、経済政策オタクの側面が強いのだろうなと改めて思った。内容は面白かったが、ガイトナー記事を書いたら、もうそれ以上書けることはなかった。


08.(社会)狂気とバブル:★★★☆☆

魔女狩り、十字軍、錬金術、宗教といった集団妄想の愚行録。どんどん読めるし面白いのだが、何が書いてあったかと言われるとあまり思い出せない。ひたすら長い。ブルックリン・フォリーズ(ポール・オースター)を読み返したくなった。


09.(哲学)ソクラテスの弁明/クリトン:★★★☆☆

Audible視聴。こういう弁論は耳で聞くだけだと雰囲気に飲まれてしまう。メレトスも何か言い返せ、と昔は思ったけれど、確かにその場での反論は難しかったのかもしれない。

(深掘り記事)


10.(科学)科学文明の起源:★★★★☆

物語としては面白いし、「西洋だけが科学を生んだわけではない」という問題提起も理解できる。でも、世界各地の知識の先行性を重視するか、それを体系化・制度化・実用化した西洋の役割を重視するかは評価軸の問題であり、結局は程度問題・価値判断・受け止め方の差に帰着するのだろうな。という感想。


11.(科学)量子革命:★★★★☆

天才人と組織人といった感じか。上司としてほしいのはボーアの方。不確定性原理から始まる物語は書きたいことが広がりすぎるので、一言メモとして書けることがあまりない。とりあえず深掘り記事には詰め込んだ。

(深掘り記事)


12.(経済)ゾンビとの論争:★★★☆☆

クルーグマンの過去コラム集。この形式だと山形浩生訳でもそれほど違和感なく読める。日本には(世界には?)クルーグマンのような経済学者が足りない。


13.(哲学)世界共和国へ:★★★☆☆

柄谷行人を読み始めたのはkindle unlimitedによく転がっているから。どうにも交換様式の議論にいつまでもしっくりこない。個人的には「関係様式」論として展開するべきだと思うのだが、どうだろうか。

(深掘り記事)


14.(科学)「私」という存在の科学:★★☆☆☆

議論や考え方自体は個人的に違和感はない。けれど、異常に読みにくい。最後の10章以外はほとんど記憶にない。AI的には私の思考様式に合っているらしいが、読みやすさとはまた別の問題らしい。

(深掘り記事)


15.(小説)ファウンデーションへの序曲(上):★★★☆☆

唐突な過去編。ドラマ版ファウンデーションはここから展開したのだと改めて分かった。3部作以外から引っ張ってくるのはどうかと思うけれど。


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