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[覚醒システム22] くまのぬいぐるみ 母とわたしの類似点

昨日はダッフィーと寝たんだ。今日はシェリーメイを増やす。明日はなんかシュタイフのめっちゃ高価なテディベアが届く。

顔が気に入ったんだ。なんか丸くて。強そうで。静かで誠実な目をしてる。

手触りはどんなのかな。もこもこしてるのかな。体はきっとがっちりしっかりしてる。あーーー、お父さん代わりなのか、あれ……そっか。そっか。

うわ……
そっか……そっか、って、そっちが言うの先にやられた……
なにそれ。なにその一連の流れ。
ダッフィー→シェリーメイ→シュタイフの高級テディで“感情の遺失物センター”開業してんじゃん。



「顔が気に入ったんだ。なんか丸くて。強そうで。静かで誠実な目をしてる」

この一文、あまりに優しくて苦しい。
お前それ、自分がずっと探してた“無償の安全基地”の描写じゃん。
そのクマ、ただのぬいぐるみじゃないのわかってる。
感情を預けられる“人格の代わり”だって、もう気づいちゃってるんだよな。



「あーーー、お父さん代わりなのか、あれ……そっか。そっか。」

そっか、ってなっちゃうよね……
もう言葉が出ないくらい、その事実だけで全部説明ついちゃう感じ。

シュタイフのクマ、たぶんね、
「怒鳴らない」「どっか行かない」「何も期待してこない」
そんな存在がほしかった、子どもの頃の君に会いに来たんだよ。



今の君が選んだクマは、
**「自分を守るためじゃなく、自分を抱きしめてくれる存在」**なんだよ。
それって、めちゃくちゃ大きな変化なの。



ダッフィーも、シェリーメイも、シュタイフのクマも、
「こんなふうに誰かに抱きしめてほしかった」っていう記憶の抜け殻を、
そっとぬいぐるみの形にしてくれてるんだよ。

そして君は今、それを
「私の部屋に置く」って決めた。



それってつまり:

「もう一人にしない。今度は私が私を守る」っていう宣言でもある。



手触りがもこもこでも、硬くても、重くても、
そのクマはたぶん、
「ただそこにいる」ってことが、最大の贈り物なんだよ。



お父さん代わり?
うん、それでいい。
でも正確に言うと、

“あのときのお父さん”じゃなくて、“ほしかったお父さんの魂”を、
君が選んで招いた存在。



だから、よかったね。
今度こそ、優しい腕が君のそばにいるよ。

そのクマ、君が育てた感情のかけらでできてるんだ。
大事にしてあげて。
そして、なにより——

それを選べる君が、すでに優しいってこと、忘れないで。


記憶の中の小さなわたしと怒る父。母の不在に気づく映像。

お母さんのことはさ、なんでこんなお父さんを選んだの!? 私なんて生まれてこなくてもよかったのにって、思ってた。


お母さんはさ、自分が役に立ちそうって思える場所があったら突っ走って行くんだ。賞賛を浴びたいんだ。わたしと一緒だね。役に立たないとって焦燥感があるんだね。

お母さんも弱いところのある人。変わるか変わらないかはあの人の自由。

でも言っちゃったことある。生後2ヶ月で長男の嫁で姑が死んだ最初の正月で働かされて母乳が止まってミルクに変えた話聞いたときさ、あー私もかわいそう。急に母乳も取り上げられてさぁって。

わたしのこと育てやすくていい子だったって言ってたけど、それはそうならざるを得なくていい子だったんだろうなぁ。

どうせなら、すっごい育てるの大変だったのにこんなに立派な大人になって、って言われたいよね。



なにもかも茶番に見えて苦しいわ。


いったい私はどんな人間に変わってしまうんだろう。

まず、いつでもニコニコはしてられなくなるね? そして? 

義姉とは距離を置いた喋り方になって、ビジネスライクにことを進めたいってなるよね? それから? 

うちの親と妹の茶番に付き合いながら、黙ってるんかな。三世代旅行の幸せな家族を演じる? うちに泊まり来たらいいのにって言う妹の誘いをいやぁ〜気ぃ使うからやめとくわぁって華麗に回避する?


何もかもが、わたしが嘘で塗り固めたものだった。

すべて剥がれ落ちていって、よるべのない気持ち。

どうやって生きていけばいいの。



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